ツアー78:出たぁぁぁー!88cm、70cm!!冬の南房総ランカーシーバス激釣の旅 ~潮位によって変化する流れを読む~

この記事は「ゴルゴ横山と行く爆釣ポイント開拓の旅 爆釣ドリームツアー」コーナーの記事で、12月1日(ゴルゴ横山のお誕生日(笑))に掲載した会員の皆様へ緊急業務連絡!ココ、今デカイの釣れてます!!Bigシーバス70cm、88cm連続ゲット😳!!」の詳細解説記事です。

爆釣ドリームツアー



⬛はじめに

今回の記事は、はじめに書いたとおり、12月1日(ゴルゴ横山のお誕生日(笑))に掲載した会員の皆様へ緊急業務連絡!ココ、今デカイの釣れてます!!Bigシーバス70cm、88cm連続ゲット😳!!」の詳細解説記事だ。

このポイントは、私的には毎年12月によく行くポイントなのだが、何故私が他の時期にあまりここを訪れないのかというのは、別に他の時期にココが釣れないからでは無く、他の時期は他に行きたいポイントがいっぱいあるからで、このポイントは春は春で釣れるし、秋は秋で釣れる。何なら、真夏でも結構実績がある。

私の様な、東京湾奥の都市部に住んでいる人間にとっては、真冬以外の季節は、なにもここまで来なくてもシーバスが釣れるポイントはいっぱいあるので、わざわざここまで交通費を掛けて来ないだけだ。

とは言っても、このホームページでは、このポイントでの取材は「12月」の釣行ばかりなので、皆さんの中には「ホントは12月がハイシーズンなんじゃないの?」と怪しんでいる方も居ると思うので、今年は早めの時期に取材しようと思っていたのだが、なんだかんだ色々な場所に釣りに行っているうちに、11月末になってしまい、結局、例年と大して変わらない時期での取材になってしまったのだが、今回ご紹介するノウハウは、サーフや河口、干潟等の「砂地系」のポイントに限らず、色々なポイントでシーバスを狙う際の汎用的なノウハウでもあるので、是非ご一読頂ければと思う。


⬛まずは今回の取材のダイジェストをどうぞ✋

先ほど書いたとおり、このポイントは別に冬以外の時期でも、それなりに釣れるポイントだし、それなりに知っている方も多い場所なので、気持ちのいい季節は先行者の方に遭遇する事も多いのだが、先行者の方が居た時は、先行者の方がどこに立って、どの方向を狙っているのかをよく観察した上で、邪魔にならないよう配慮するにしよう。

そういう先行者の方への配慮が出来るくらい「釣れる引き出し」を持っている事も、大人の釣り師のカッコ良さだと思っている。

ちなみに、以下の画像は取材時にナイトビジョンカメラで撮影した動画からのキャプチャー画像なので、画像が粗く、ピントも合っていないが、一般的なアクションビデオカメラだと、真っ暗で何も映っていない画像になる(一応、一般的なアクションビデオカメラで同時撮影した動画も、最後におまけで掲載しておいた)のでご容赦を。当日の実釣時の状況については、下に掲載してあるナイトビジョンカメラの動画をご覧頂いた方が、よく見えると思う。


もう少し先行者の方に近づいたら、声をかけて情報交換でもしようと思っていたら、いつの間にか先行者の方は背後を通り過ぎて岸に戻って行ってしまっていた。これから潮がガンガン動き始める時間に帰ってしまうというのは、よほど魚っ気が無かったのだろうか・・・と、嫌な予感がするゴルゴ。

しかし、どのポイントでも、地元の方の中には、時合とは関係なく「とりあえずマヅメ時まで釣りをして、釣れなかったらまぁいいや」という感じで、暗く成って夕飯の時間が近づくと、サッサと帰って行ってしまうような、余裕のある釣り方をする方も結構居るので、そういう方だったのかもしれない。


先行者の方が、さっきまで攻めていた辺りを、ナイトビジョンカメラの暗視モードで見回してみると、何やら怪しい潮目のような筋が薄っすらと目に入って来た。



暗視ビデオカメラでやっと見えるくらいの潮目だったので「先行者の方は、あの潮目見えてなかったのかも・・・」と、淡い期待を持ちつつ、とりあえず浅瀬のカケ上がりと、潮目の交差点を狙いキャストしてみると、すぐに怪しいバイトのような感触が連発し、その直後に70cmクラスがヒット!!😮


潮位変化により2つの流れが重なり、強い流れの中でのヒットだった為、かなり手こずるゴルゴ💦


何とか無事ランディングに成功!!


いつもの如く、雑な手尺で計測してみると、69~71cmという感じの良型シーバスだった。ただ、雑な手尺と言っても、私の場合、マメに自分の手尺や指の長さをメジャーを使って再確認しており、手尺でも誤差は大体1cm以内と思って頂いていい。

私のように、ウェーディング主体の釣りが多い場合、腰まで水に浸かった状態で、ロッドと魚を持ち、メジャーで魚のサイズを正確に計測するなどという事は、現実的に不可能だ。特に、デカイサイズの魚を片手で持ち上げて、メジャーをピンと張って計測するなどというのは神業と言っていいだろう。私には残念ながら、手は2本しか無い。

ストリンガーに繋いでおいて、後で岸に戻って計測するという手もあるが、産卵期の魚にそんなストレスを与えたくないし、産卵期以外でも、明らかに90cmクラスやメーターオーバーの可能性があるような時以外は、私の場合100%手尺でしか計測はしない。

更に言うと、50、60cmクラスの魚は手尺さえせずに目測だけでサッサとリリースしてしまう事が大半だ。私の場合、自分がその日選択したポイントの、そのタイミングで、そこにシーバスが居る事が確認出来ただけで、既に目的に7,8割は達成しているので、サイズは二の次。まぁ、20センチ以下のあまりに小さすぎるシーバスが釣れた時は、面白すぎて計測してみる時はあるが、そんな事は年に1度あるか無いかだ(笑)


その後、潮位が下がり、浅瀬を乗り越える流れが減って来て、浅瀬にぶつかって折れ曲がる流れが強くなり始めたので、その折れ曲がりの角を狙ってみると、1発でヒット!!

ちなみに「潮位によって流れの方向が大きく変わる」時は、その変わり目の瞬間の時間帯は、そのスポットに複雑な流れが発生し、そこにシーバスが付くという点を頭に入れておくという事が重要で、この88cmのヒットスポットは、普段は他のアングラーの方があまり積極的に狙わずに通り過ぎて行くスポットだった。


やり取りの最初は、簡単に寄ってくるので、そんなに大きなサイズだとは思わなかったが、近くに寄せてくると、突然もの凄い引きに変化。それと同時に、フックが1個外れたような感触が!

「やべぇ~フックが1個外れたみたいだ・・・」と焦りつつ、目の前に寄せてみると、明らかにランカークラスのシーバスだったが、予想通りフックは1本しか掛かっていなかった💦


無事ランディングに成功し、サイズを確認してみると、なんと88cmのあと1歩で90cmクラスという感じのBIGランカーシーバスだった\(^o^)/


このクラスにもなると、口の中にコブシが入ってしまうくらい口がでかい。一応、口の中も覗いてみたが、特にベイト等を飲み込んでいる気配は無かった。


かなり強い追い合わせを入れた上に、強い流れの中でのやり取りだった事もあり、フッキングポイントには、小さな裂け目が出来ていた。

こういう状態の時に、ドラグを締め過ぎていると、裂け目が広がりバラシ確率が大きくなるし、やり取りの最中で、魚が首を振った時に糸フケを出してしまったりするとバラシに繋がるので要注意だ。


南房総エリアは、年末年始はまだまだ産卵前乗っ込みのハイシーズン。モンスタークラスのシーバスゲットの可能性が十分にある季節でもある。まだまだ熱い季節は続く!!


・・・という感じで、今回は短時間で70cm、88cmのシーバスの連続GETに成功したのだが、最大の成功要因は「地形変化と流れの交差点」をしっかり見極めてキャストするという事と「潮位によって流れの方向が大きく変わる」時は、その変わり目の瞬間の時間帯は、そのスポットに複雑な流れが発生し、そこにシーバスが付くという点を頭に入れておくという事だ。

ちなみに、潮位によって流れの方向が大きく変わる “ 変わり目 ” の時間帯を過ぎると、流れが安定して来て、それまであった「複雑な形状の潮目」は無くなる事が多い。 “ 変わり目スポット ” が一番いい時間帯は結構あっという間に過ぎ去ってしまうのだ。

以上が今回の取材釣行のダイジェストだが、その内容を動画にしたものも掲載しておこう。


⬛今回の取材ポイントでのゴルゴ横山推奨タックル

今回の取材で使用した竿は、ZENAQ社の「プレジール・アンサーPA89」。今回のポイントは、だだっ広い場所でのウェーディングで、場合によっては腰までウェーディングする事もあるので、あまり長いロッドは疲れるし、魚とのやり取りもしにくくなるので、8フィートクラスのロッドがベストチョイスだと思う。

ただ、だだっ広いと言っても、立ち位置から、メインで狙うスポットまでのキャスト距離はそれほど遠く無いので、別に7フィートクラスのロッドでもイケると思う。プレジール・アンサーシリーズでいえば「PA75、PA89、PA90」辺りがおススメだ✋

ちなみに、一般的なシーバスロッドでは7フィートクラスのロッドは、パワーが弱いロッドが多いのだが「PA75」は、7フィートクラスというショートレンジにも関わらず、足場が高い場所でも60cmクラスのシーバスをごぼう抜き出来るように設計したロッドなので、ランカークラス相手でも普通に渡り合えるパワーがある珍しいロッドだ。

《この画像はイメージです》


「プレジール・アンサー」シリーズには、現在「PA75、PA89、PA90、PA93、PA99、PA108、PA80-SOPMOD、PA-B67-SOPMOD」の8種類がある。


「プレジール・アンサー」シリーズに限らず、ZENAQ社のロッドは釣具店・ショップでは販売されておらず、基本、メーカーの公式通販サイトでのみ注文可能なのだが、大体いつも発売するとすぐに売り切れとなっている。

一応、先ほど公式通販サイトを覗いてみたが「プレジール・アンサー」シリーズは、早くて来年春ごろの納品になりそうだ。プロデュースした人間としては、嬉しくも悩ましい状況だが、いつもは「完売」表示ばかりなので、まだマシな状況だ。年末の自分へのご褒美にどうを✋


また「プレジール・アンサー」シリーズについては、詳しくは下記のリンクもご参照アレ。私自身がこのロッドについて解説している動画がUPされている↓

ゴルゴ横山の「PLAISIR ANSWER プレジール アンサー」解説

★リールは、ダイワの「セルテート3000番(初期モデル)」を使用。
★メインラインは白色のPE1.2号。ショックリーダーはフロロナイロンライン14ポンドを約0.6ヒロ。


・・・ということで、前置きはこのくらいにして、さっそく「70&88cmランカーシーバスのヒットポイント&ノウハウ」の詳しい解説を書いてみようと思う。

⬛今回の開拓ツアー概要 ~今回ご紹介するポイントはズバリここだ!!~

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