TRUTH57:必見!本邦初公開!!河川攻めのマル秘ノウハウ!!なんでそんな事が分かるの!?「塩水くさび」の到達時間を知る方法 ~リバーシーバスの季節がやってきた!!河川内の潮位変化の予測〜

この記事はThe Truth of Seabas ザ・トゥルース・オブ・シーバスコーナーの記事です。


⬛はじめに

ここ数年、当ホームページでは、釣果情報やポイント情報がちょっと多かった様に思うのだが、ここは別に釣果や釣り場紹介ばかりするサイトでは無く、あくまでシーバスフィッシングの真実をマニアックに追求するサイトだ。

ということで、今回は私が普段やっているノウハウを1つご紹介することにしよう。題して「塩水くさびの到達時間を知る方法」。

今年は、早くから梅雨が始まり、グズグズしたお天気がずっと続いているが、それもあと少し。これからの夏本番の季節は、待ちに待ったリバーシーバスの本格シーズンが開幕する。

まぁ、既に多くのシーバスが河川上流域まで遡上しているので、既にリバーシーバスシーズンは開幕しているのだが、梅雨の時期は、雨のせいで河川内の釣果は不安定で危険も多いのだが、梅雨が終わり、お天気が安定して、河川敷のヤブが蜘蛛の巣だらけになってくると、いよいよリバーシーバスの本格シーズン突入となる。

そして、リバーシーバスのポイントは大きく2つに分かれる。それは「潮汐の影響がある流域」か「潮汐の影響が無い完全淡水域」かだ。

シーバスという魚は「魚道が無い堰」のような障害物が無い限り、夏などの高水温期はどこまででも川を遡上する魚だ。

魚の遡上を妨害する堰が無い限り、清流のアユ釣り場みたいな場所でもシーバスは居り、潮汐の影響の有無に関係なくシーバスは存在すると考えていい。

時には、広大な湖の上流域の清流の中にもシーバスは居る。下記の記事は、その1例だ。

★大スクープ!遂にシーバスゲット!!限界ポイント探索の旅;茨城県「北浦水域」の前人未到の最終到達地点はここだ!!(シーバス+αゲット動画有り))

ということで「潮汐の影響が無い完全淡水域」のポイント開拓で、まず初めにやるべき最も重要な事は「魚の遡上を妨害する堰や浅瀬」がどこにあるかを知る事だ。

私は「魚の遡上を妨害する堰や浅瀬」の事を「限界ポイント」と呼んでおり、それが分かれば、まずはその「魚の遡上を妨害する堰や浅瀬」の直下を狙い、そこから徐々に下流域に探索域を広げてゆく。

一方「潮汐の影響がある流域」のポイントで釣りをする時に重要な事の1に「塩水くさび」の到達時刻を知る事が挙げられる。

ただ「潮汐の影響がある流域」であっても、上流になるほど、潮汐の影響は薄まり、河川内に居ついているシーバスの比率が増えるので「潮汐」よりも「水底地形」や「マヅメ時であるか否か」の方が重要になるので要注意。

とはいえ、やはり「潮汐の影響がある流域」では、下流域に近づくほど、海と河川内を行き来しているシーバスの比率が増え、海から川に入ってくるシーバスの多くは「塩水くさび」の中を通って遡上してきていることが、多くの事例で確認されているので、「潮汐の影響がある流域」では「塩水くさび」がいつ自分の目の前に到達して来るのかを知る事が重要となる。

しかし、そんな事は、当ホームページの読者の皆さんなら ” 何を今更 ” 系の話だと思うのだが、一方「塩水くさびがいつ自分の目の前に到達して来るのか」については、ほとんどの方はよく分からないまま「勘」に頼っていたり、「ここは塩水くさびがくるまでに〇時間くらいかかる」みたいな、ホントかどうかよく分からない都市伝説的な噂の情報に頼った釣りをしていたのでは無かろうか?

今回は、ちゃんとしたデータに基づいて、自分の狙った河川で「塩水くさびがいつ自分の目の前に到達して来るのか」を把握する方法を解説しようと思う。


※補足:「塩水くさび」とは?

一応「塩水くさび」とは何かについて簡単に説明しておこう。以下は「荒川上流河川事務所」のサイトからの抜粋情報だ。

国土交通省 関東地方整備局 荒川上流河川事務所

一般に海水は河川水(淡水)よりも比重が大きいために河川水の下に入り込むが、潮が満ちてくると海水がくさび状に遡上してくる(このくさびを「塩水くさび」という)。

⬛河川内における潮汐(「塩水くさび」)の影響

さて、まず最初に結論からお見せすると「塩水くさび」の到達時間を知る事が出来れば、下記の様な事が分かる。コレは、あくまで2023年6月25日~6月30日までの6日間のデータに基づくものなので、堰の開閉状況や、雨なんかの短期的な天候変化等の影響が含まれている可能性があるので、ちゃんとやるなら少なくとも1か月以上のデータを見るべきだろう。

また、小貝川の様に、「塩水くさび」がほとんど流入せずに、堰の開閉状況の影響を大きく受ける河川なんかでは、農閑期と農繁期で全く異なる動きをする可能性があるので、季節ごとにデータを分析し直す必要があるだろう。

・・・と、まぁ、細かい事を言い始めると色々あるのだが、たった6日間のデータを見ただけでも、下記の様な事が分かるというのは驚きだろう。

下記の河川は、いずれもシーバスフィッシングの激戦区で、多くのアングラーが訪れる河川だが、ちゃんとこういう事が分かって釣りをしている方は、ほとんど居ないのでは無かろうか?

「なんでそんな事が分かるんだ!?」という貴方。今回の記事は必見ですよ~✋


⬛「塩水くさび」の到達時刻を知る方法

私自身「塩水くさび」の到達時間を知る/推測する方法について解説されている記事を今まで見たことが無く、今回ご紹介する「塩水くさび」の到達時間を知る方法は、あくまで私の個人的なやり方であり、学問的な研究結果を基にしたものではないという事をはじめにお断りしておく。

「塩水くさび」の到達は、その場の水位にも少なからぬ影響を与える事があり、私のようなウェーディング主体の釣りをする人間にとっては、多少の水位変化でも命取りになる事があるので、この「個人的な計算方法」を皆さんに公開するのは少々躊躇する部分もあったのだが、このやり方をベースに、誰かが更に精緻な手法を開発するヒントになればと思い、公開する事にした。

従って、今回私が解説した方法で推測した「塩水くさびの到達時間」の使用は、あくまで皆さんの自己責任でお願いしたいと思う。

・・・と、はじめから何だか不穏な雰囲気の事を書いてしまったが、私の方法は居たってシンプルで、考え方としては以下のとおりだ。ちなみに、下記のやり方をマスターすれば、1つのポイントの分析をするのに10分くらいで出来るようになる。


《ゴルゴ式「塩水くさびの到達時間」を知る方法》

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