TRUTH56:大発見&必見!!遂に釣れないボイルの謎が解明!? ~スズキの活性が高くても、ルアーを追わなくなる/釣れなくなるメカニズムと、その対策法~

この記事は★The Truth of Seabas ザ・トゥルース・オブ・シーバスコーナーの記事で、更に下記の記事の続編でもあります。

★マル秘ノウハウ大公開!!目の前でボコボコボイル撮影に成功!春の爆釣入れ食いシーズン突入 ~バチか?ベイトか?ボイルの場所で分かるベイトパターン~

The Truth of Seabas (ザ・トゥルース・オブ・シーバス)

上に掲載した前回の記事の最後では、下記の様な事を書かせていただいた。

今回の取材では、一時ボコボコボイルの入れ食いタイムに遭遇したものの「ボイルタイムの前半ではルアーに反応するのに、ボイルタイムの後半になると反応しなくなる」という、いわゆる”釣れないボイル”現象に悩まされる結果になってしまい、この”釣れないボイル”現象が起こる理由について、動画の中でも少し解説しているが、バチ抜けの時期でも、これから多くなる「ハクパターン」をはじめとする「マイクロベイトパターン」でも、この”釣れないボイル”現象はめちゃくちゃ多くなるので、この”釣れないボイル”現象が起こる理由と、その対策方法については、次の記事でちゃんと記事にして掲載するつもりだ。

そんな事もあり、今回は「釣れないボイル」現象が起こる理由と対策について解説しようと思うのだが、実はこの記事は昨年のこの時期に、ほぼ書き終えていたのだが、他の取材の記事を並行して書いているうちに、その後書くのを忘れてしまっていた。。。そんな中、前回の記事を書いていて、この記事をまだ掲載していない事を思い出したのだった💦

・・・ということで、今回は忘れないうちにサッサと掲載しよう💦💦

ちなみに、今回の記事は、世界中のシーバサー必見の内容だと思う!!


⬛積年の悩み「釣れないボイル!!」

このホームページの取材だけでなく、私の釣り人生では、過去、何度も何度も何度も何度も・・・「釣れないボイル」の攻略に挑戦し玉砕を重ねて来た。その過程で、この「釣れないボイル」について、様々な考察や対策を考えてきたが、未だ実用性の高い攻略法を編み出せずに居たのが悩みの種だった。

ここで言う「釣れないボイル」とは「目の前でスズキがボコボコと派手なボイルをしており、明らかにウジャウジャスズキが居り、ベイトを捕食しているのが見えるのに、ルアーには全く反応せず、コツリというミスバイトさえも無い状況」を指す。

こういう現象は、春先の「バチ抜け」の時期にもよく起こるが、これからのシーズンは、いわゆる「ハク(ボラの稚魚)/稚鮎パターン」に代表される、小型のベイトの群れに付いたシーバスの群れに遭遇した時によく起こるが、コノシロやイワシ等の比較的大きなサイズのベイトパターンでも頻発する。いずれのベイトパターンでも共通するのは「ベイトがウジャウジャ居る時に起こり易い」という事だ。

この「釣れないボイル」のタチの悪い点は、目の前に明らかに多くのスズキが居り、もの凄い活性でベイトを捕食しているのが目視出来るのに、ナチュラルカラー/サイズのマッチザベイトルアーや目立つカラー/サイズのルアー等のどんなルアーを投げても、どんな泳層を狙っても、スズキの鼻先にルアーを通しても、何の反応も得られないという点であり、私自身毎年、軽いウツになりそうなくらい手も足も出ない状況が続いていた。

皆さんの中にも、この「釣れないボイル」に長年悩まされている方も多いのでは無かろうか?

そんなこともあり、上でも書いたとおり、私は過去結構な数の記事で、この「釣れないボイル」について言及してきた。ザッと挙げただけでも、下記のような記事が挙げられる。もはや「釣れないボイル」について考えるのは嫌になる位だ💦


★都市部湾奥部 ” 釣れないボイル ” への挑戦者大募集!貴方はこのボイルで釣れるか!?(ボコボコボイル&シーバスゲット動画有り!)
★「釣れないボイル攻略のヒント-その1:『感覚』と『知覚』が産み出す『ベイトの不変項』」
★「釣れないボイル攻略のヒント-その2:『団塊群』と『ランダム群』」
★でぇぇーたぁぁぁーBigシ-バス!新規ポイント開拓でリベンジ成功だぁぁぁ~!!その2:リベンジ篇💦(九十九里河川開拓シリーズ。大型シーバスヒット動画有り)
★「小潮」の「ド干潮からの上げ鼻」あなたならどこを攻める?~ポイント開拓成功か!?またもやボイルに遭遇!!九十九里河川の新規ポイント開拓記!(その1:しくじり篇)~
★コノシロパターンの攻略方法 ~「ベイトの群れのどこを狙うべきか」続編~(シーバス&コノシロゲット動画有り!)
★「ベイトの群れのどこを狙うべきか?」
★千葉県「富津岬」攻略の旅 その1;満潮周りを狙うならここだ!(良型ヒット動画有り)!!)
★「スズキの捕食戦略-その4;シミュレーション結果『捕食戦略の使い分け』」
★出たぁー!88cmランカーゲット!!人気エリア茨城県「涸沼川」の ” あの超穴場 ” は今年も健在!ボコボコボイルのトップゲームで爆釣!今年も開幕。丸秘リバーシーバスポイント大公開!!!(爆釣&ランカー実釣動画有り)

ここまで考えて、いろいろ試しても、得られた成果は「こうすれば少しは釣果が向上するだろう」という程度のもので、なかなかこれだと言えるような成果が得られず悶々とする年月が過ぎ去って来たのだが、これはひとえに「釣れないボイル」の発生メカニズムがちゃんと分かって居ない事が大きな原因だと思っていた。

そんな中、一昨年辺りからの数回の釣行で少し ” 光明 ” が見えて来た。もしかしたら、決定的な発見かもしれない!!ただ、はじめに言っておくが、今回の記事はかなりややこしくて複雑な話になるので、覚悟して読んで頂ければと思う。

「釣れないボイル」攻略は、世界中のアングラーの積年の課題でもあり、そう簡単にメカニズムや攻略法が分かると思ってはいけない最上級の難問とも言えるのだ。今回の記事は、間違い無くここでしか知ることの出来ない内容だと思う。


⬛ 「釣れないボイル」攻略のヒント/事実ーその1 :「ボイルがMAXに激しくなると釣れなくなってくる」&「時合の終盤ではマッチザベイトでないルアーにも食ってくる事がある」

「釣れないボイル」攻略を考えるには、まずは「事実」を整理する事が、攻略のヒントに繋がる。机上の理論も大きなヒントになる事はあるのだが、今回のテーマである「釣れないボイル」のメカニズムを明らかにするには、単に「シーバスが偏食しているからルアーを追わない」という誰でも思いつくような推測だけでは説明しきれない事実も多く、実際の現場で体験した事実を細かく分析しないと気づかない事がかなりある。

「釣れないボイル」現象については ” ボコボコボイルしているのに、何を投げても釣れない ” という現象だけに注目が集まりがちだが、「釣れないボイル」の発生メカニズムを考えるには「その瞬間」だけでなく「釣れないボイル」が発生する「前後」の状況にも細かく目を向ける必要がある。

1つ目の ” 事実/ヒント ” は、2021年7月の88cmランカーゲットの記事★出たぁー!88cmランカーゲット!!人気エリア茨城県「涸沼川」の ” あの超穴場 ” は今年も健在!ボコボコボイルのトップゲームで爆釣!今年も開幕。丸秘リバーシーバスポイント大公開!!!(爆釣&ランカー実釣動画有り)での経験だ。

この時の状況について、上の記事から、一部抜粋再掲してみよう。

・・・日が沈んで、完全に辺りが暗くなり切った頃から少しずつ、ベイトが水面付近でうごめきだし、それから10分位経った辺りから、ボイルが散発しはじめ、ボイル開始から20分後位がボイルのピークとなる。・・・その後、下げ潮が動き出すと、ベイトは下流側の涸沼方面に流されてゆき、スズキのボイルエリアもどんどん下流に移動してゆく。しかし、何故かこの「動いているボイル」は、いくら追っかけて行っても釣れない事が多い。理由は謎だ。単に私が下手クソか、たまたま運が悪かっただけの可能性も否定できない。下流側の「●●●」なんかでも、ボコボコボイルは起こるが、このポイントと同じで、ルアーでよく釣れるのは「ボイルの起こり始め~ボイルのピーク」までの短い時間帯だ。その時間を過ぎると、いくらボコボコボイルしていても、ルアーにはカスリもしなくなる。ボイルの位置が下流側に動き出すと、釣れなくなるのは何故だろう。相変わらずスズキは、バンバンボイルし続けているのに、何を投げてもカスリもしない事が多い・・・。
・・ランカーがドカン!と出たのは、時合の ”最後の最後 ”だ。これは、前にここの取材でランカーを獲った時もそうだし、その後ここでランカーを獲った時もそうだった。つまり「小魚の群れが下流に移動していき、ボイルのピークが過ぎで、そろそろ時合が終わりかな?」と思った頃に、デカイ魚がドカン!と出たということである。とはいえ、そういう時間帯に「サイズが大きいベイト」の数が増えたのかというと、そういう訳ではなく、20-30cmクラスのボラがたまにピョンピョン跳ねる頻度もそんなに変わって居なかったのだが、少なくとも「サイズが大きいベイト」の「比率」は増えていただろう。また、今回のポイントでの「小魚」とは「2、
3cm」のサイズであり、釣れたルアーは「9.5cm」。全くマッチザベイトからは外れたルアーだ。こういう、大きなサイズのルアーに口を使い始める時間帯というものもあるのだろう。ちなみに、ハク等の「2、3cm」のベイトにバンバンボイルしている時に、マッチザベイトを意識して「2、3cm」のトラウトルアーやマイクロワームを投げても、全く釣果は増えないのでご注意を・・・

上記の取材時に私が注目した事実は、下記の2点だ。

  • 事実①:ルアーでよく釣れるのは「ボイルの起こり始め~ボイルのピーク」までの短い時間帯。
  • 事実②:ランカーがドカン!と出たのは、時合の ”最後の最後 ”だ・・・今回のポイントでの「小魚」とは「2、3cm」のサイズであり、釣れたルアーは「9.5cm」。全くマッチザベイトからは外れたルアーだ。こういう、大きなサイズのルアーに口を使い始める時間帯というものもあるのだろう。ちなみに、ハク等の「2、3cm」のベイトにバンバンボイルしている時に、マッチザベイトを意識して「2、3cm」のトラウトルアーやマイクロワームを投げても、全く釣果は増えない→時合の最後に釣れた時はその場のベイトより遥かに大きなルアー

上記の2つの事実は、とても興味深い。「①ルアーにバンバンバイトして来るのは、ボイルタイムの前半」「②ベイトの群れが去った時合の最後にマッチザベイトから大きく外れたルアーにランカーが食いついて来た」のである。何故、こんな事が起こるのだろう?

しかし、こういう経験は皆さんも結構多いのでは無かろうか。「シーバスのボイル遭遇時に、最初は2、3匹ポンポンと釣れたのに、その後ボイルはどんどん派手になっていくのに、全くバイトが得られなくなった」とか「時合の終了間際に突然ドカンと1発釣れた」みたいな経験だ。

このような現象が起こる理由について、私自身、長年いろいろ考え続けてきてきたのだが、何故そういう現象が起こるのか?何故、スズキはそういう行動をとるのか?について、納得のいく理由が分からず悩み続けていたのだが、昨年の5月22日の千葉県九十九里エリア「一ノ宮川」での取材で、ある重大な事に気づいたのだった。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について