TRUTH55:マル秘ノウハウ大公開!!目の前でボコボコボイル撮影に成功!春の爆釣入れ食いシーズン突入 ~バチか?ベイトか?ボイルの場所で分かるベイトパターン~

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この記事は★The Truth of Seabas ザ・トゥルース・オブ・シーバスコーナーの記事です。

The Truth of Seabas (ザ・トゥルース・オブ・シーバス)


⬛まずはウォーミングアップ兼ねて、この日の実釣取材の時の画像とダイジェスト動画をどうぞ✋

今回は、前回の下記の記事に引き続き、またもや入れ食いに遭遇した。

★必見!!久々のシーバス入れ食い大爆釣に遭遇!バチ抜けランカーシーバス超実績ポイントの追跡取材で70UPの連発!!何故、いつもあそこで釣れるのか?~その2:マル秘爆釣ライン検証~

今回は型は、いわゆる ” 湾奥サイズ ” で型は小さいモノの、やはり入れ食いは楽しい。普段はランカー1発ドカン!を狙う事が多いのだが、たまにはこういう釣りもいいだろう。

とはいえ、入れ食い爆釣あるあるなのだが、ボイル&爆釣タイムは極めて短く、入れ食いタイムは30分ほどで終わってしまった。しかし、その短い時間でも、実際にボイルを見たり、数を釣る事で分かる事がある。

これからの時期は、様々なベイトが入り乱れる季節になってくるが、実際の現場では、そこに居るベイトが何なのかがよく分からない事の方が多い。しかし、その場のベイトパターンが分かって居るか居ないかで、釣果に大きな差が出る事がある。

では、ベイトが目視せずにベイトパターンを推測する方法は無いのだろうか。今回は、その点についての、私なりのノウハウを解説してみようと思う。


ゴールデンウィークに向けて

皆さんの中には、ゴールデンウイークの長期休暇に突入している方も多いだろう。今の時期は、いわゆる ” 春の爆釣シーズン ” で、各地でボコボコボイルや爆釣の報告が飛び交う季節だ。

「バチ抜け」については、既に終盤だが、まだ完全に終わっている訳ではないし「イワシ・サッパ・コノシロ・ボラ/ハク、稚鮎・・・」などの「小魚系ベイト」や、エビ・カニ等の甲殻類に加え、時には二枚貝なんかもシーバスの餌になっている。

ちなみに「バチ」に関してシーバスフィッシングで知っておいた方がいい事として「バチ」については、ザックリ「カワゴカイ」と「アシナガゴカイ」の2種類が居るという事だ。

冬から春先に、私たちがよく「バチ抜け」と言っているのは、ほとんどの場合「カワゴカイ」で、見た目はアオイソメの様に長細くて緑っぽい外見をしている。但し、メスは緑色が濃く、オスは白っぽい。

(※画像出典:「干潟における多毛類の多様性(佐藤正典 :鹿児島大2006年)」)


また「カワゴカイ」は、基本的には「大潮の新月・満月の夜間満潮時」にバチ抜けする事が多いことが明らかにされているが(「多毛類の多様性と干潟環境: カワゴカイ同胞種群の研究:佐藤正典 鹿児島大」)、「光周期(太陽や月の明かりが明るくなる周期)なんかもかなり影響を与えている事が分かっており、都市部などでの「人工照明」が多いエリアでは、生殖周期/生殖リズムが乱される「光害」が引き起こされている可能性が高いとも言われている。

確かに、東京湾奥の都市部エリアの運河や小河川なんかでは、別に「大潮の満潮まわり」でも無いタイミングで、バンバンバチ抜けしているのを見かけるのだが、この「光害」が大きな原因かもしれない。

そして「カワゴカイ」のバチ抜けがひと段落した、春本番になってくると「アシナガゴカイ」のバチ抜けがよく見られるようになってくる。「短いバチ」とか「クルクルバチ」「トリックバチ」なんて呼ばれることもある。

「アシナガゴカイ」は、東京湾の都市部運河や干潟エリアに膨大な量存在している。ちなみに、千葉県習志野市谷津干潟での1981年5月と1980年8月の研究調査(※「千葉県谷津干潟におけるチドリ科メダイチドリ(桑原和之)」 )では、それらの時期にフラフラ泳いでいるゴカイ類等の多毛類の90% 以上をアシナガゴカイが占めていたという研究結果もある。

とにかく、春本番からの季節は、この「クルクルバチ」が異様に多くなってくる。ちなみに、5月位の時期だとバチのサイズは2-3cmくらいだと思うが、大人になると6cm以上にも成長する。

ただ「アシナガゴカイ」は、小さいサイズでも遊泳力が高く、かなりのスピードでクルクルとS字や円を描く様に泳ぎ回るので、この動きをルアーで表現する事は、ほぼ不可能といっていい。

個人的には、この「クルクルバチ」に狂っているシーバスは、ほとんど釣れない(泣)ので、私の場合、この「クルクルバチ」を見かけた場所は即移動だ。ちなみに「クルクルバチ」が多い場所では、ボラやウグイも多い。

また「二枚貝なんてホントに食ってるのか?」という方も多いと思うが、これは間違いなく食っている。というのも、私自身、釣ったシーバスが二枚貝を吐き出したのを確認しているからだ。

まぁ、故意に食ったのか、間違って食ったのかは不明だが、とにかく二枚貝にシーバスが食いつく事があるのは間違いない事実だ。

そんな感じで、今の時期は多様なバチや小魚、甲殻類、貝類等々がシーバスの餌となっており、ベイトの種類も多種多様で、仮に目の前の水面でボコボコボイルが始まったとしても、その場のシーバスが何のベイトを捕食しているのかを判断するのはかなり難しい。

特に、私の様に夜間に釣りに出かける事が大半のアングラーにとっては、いくら水面にライトを当てても、ベイトを目視出来る事は極めて少なく(ちなみに私はド近眼だ)、岸に打ち上げられたり、ルアーに引っ掛かってくれでもしない限り、その場のベイトがなんなのかを知る事は、ほとんどの場合出来ない。

そこで、今回は「ベイトを見ずに、ベイトパターンを推測する方法」について解説しようと思う。但し「この季節は、こういう場所では、こういうベイトが多い」みたいな ” よくある話 ” では無い。そういう情報はネット上にも山ほど転がっている。

まぁ、その場のベイトパターンを正確に把握するには、やはりその場のベイトを目視確認しないと無理なのだが、ボイルが目視出来たり、バイトが多発しているような時は、その「ボイルやバイトが多発するスポットがどんな場所なのか」を確認することで、ベイトパターンが大まかに推測できるという事である。

言い換えると「その時分かる情報だけから、見えない水中を推測する方法」ともいえる。これは、意外と実践で使えるノウハウなので、これからのベイトの種類が多くなってくる時期には有用なノウハウになってくると思う。


⬛今回の取材ポイントでのゴルゴ横山推奨タックル

今回の取材で使用した竿は、ZENAQ社の「プレジール・アンサーPA89」。今回のポイントは、だだっ広い場所でのウェーディングで、場合によっては腰上までウェーディングする事もあるので、あまり長いロッドは疲れるし、魚とのやり取りもしにくくなるので、8フィートクラスのロッドがベストチョイスだと思う。

ただ、だだっ広いと言っても、メインで狙うスポットまでの距離はそれ程でも無いので、プレジール・アンサーシリーズでいえば「PA75、PA89」辺りがおススメだ✋


ちなみに「プレジール・アンサー」シリーズには、現在「PA75、PA89、PA90、PA93、PA99、PA108、PA80-SOPMOD、PA-B67-SOPMOD」の8種類がある。


「プレジール・アンサー」シリーズに限らず、ZENAQ社のロッドは釣具店・ショップでは販売されておらず、基本、メーカーの公式通販サイトでのみ注文可能なのだが、大体いつも発売するとすぐに売り切れとなっている。

一応、先ほど公式通販サイトを覗いてみたが「プレジール・アンサー」シリーズは、いつもの如く全て売り切れ状態になっていた。プロデュースした人間としては、嬉しくも悩ましい状況だ💦


また「プレジール・アンサー」シリーズについては、詳しくは下記のリンクもご参照アレ。私自身がこのロッドについて解説している動画がUPされている↓

ゴルゴ横山の「PLAISIR ANSWER プレジール アンサー」解説

★リールは、ダイワの「セルテート3000番(初期モデル)」を使用。
★メインラインは白色のPE1.5号。ショックリーダーはフロロナイロンライン14ポンドを約0.6ヒロ。


・・・ということで、今回は前置きはこのくらいにして、さっそく「マル秘ノウハウ」と「爆釣ポイント&ピンスポット」の詳しい解説を書いてみようと思う。

⬛今回の開拓ツアー概要 ~今回ご紹介するヒットポイントはズバリここだ!!~

  • ポイント名称:千葉県船橋市「ふなばし三番瀬海浜公園」
  • 出発日時:2023年3月21日
  • 参加人数:1名
  • 最大収容可能人数:3名(周囲の干潟に散らばってもいいならキャパは無限)
  • 今回のこだわり条件:干潟、浅瀬、航路、小魚・バチ、春
  • 周辺スポット:市川航路・船橋航路周辺、荒川河口・旧江戸川河口、茜浜、幕張の浜・いなげの浜etc.[/su_list]

ポイント解説

今回のポイントは実は以前、当ホームページで何度か紹介したことがあるポイントだ。詳しくは下記の記事をご参照アレ

下記の記事では「三番瀬」に散在しているシーバス実績ポイントを、私の知る限り全て解説しているのだが、今回の取材ポイントは、下の記事で「Aポイント」と書かれているポイントだ。

★更にバッチリ見えた!爆釣実績超Aクラスの干潟ポイントの衛星写真がリニューアル!!
★三番瀬に2本目のミオ筋!?宇宙一詳しい、東京湾奥最後の楽園「三番瀬」全18ポイント完全解説!!


一応、改めてポイントの解説画像も掲載しておこう

メインの爆釣スポットは、下の画像のグリーン点線で囲った「浅瀬の途切れ目」の辺りの「浅瀬の真上」だ。ちなみに「浅瀬の途切れ目のカケ上がり」ではなく「浅瀬の真上」という点が重要だ。

そして、ここで入れ食いタイムが終わった後は、潮が下げるに従い、沖に見える「赤灯標」に向かって、真っ直ぐ浅瀬の上を歩きながら、左右のカケ上がりを攻めるというのが、私のここで常套パターンなのだが、過去の経験では、低潮位時に、ここをいくら沖に歩いて行っても、ほとんど釣れた試しは無いので、あまり沖まで歩いて行く価値は無いと思う。

また、ここの「沖に伸びる浅瀬」は、2つの赤灯標を結ぶラインと平行に伸びているので、浅瀬の上を沖に歩いて行ってから逆に帰る時は、逆方向に見える「赤灯標」を目印に、そこに向かって真っすぐ帰れば、浅瀬から落っこちずに帰る事が出来る。

(※画像出典:Google Earth Pro)


⬛ベイトを見ずにベイトパターンを知る方法

さて、ここからが今回の「ベイトを見ずにベイトパターンを知る方法」の本題なのだが、まずは「浅瀬」の周りで、どんな「流れ」が発生しているのかを知る事が必要になる。まずは、下記2点を頭に入れておこう。

    • 「浅い場所」は「深い場所」よりも流れが遅い。
    • 「遅い流れ」(≒弱い流れ)は、「速い流れ」(≒強い流れ)に引き寄せられる。
    • ※厳密には「遅い/速い流れ=弱い/強い流れ」では無いし、「遅い流れ」が、常に必ず「速い流れ」に引き寄せるとは限らないのだが、私の過去の経験では、実際の釣り場では、ほとんどの場合は上記のようになっていると考えている。

何故、「浅い場所」は「深い場所」よりも流れが遅いのかと言うと「摩擦」が原因だ。川でも海でも、水の流れは「水底」と「水面上の空気」と擦れて摩擦が生じるので「底」や「水面」の近くは、中層よりも流速が遅くなる。そして、水深が浅い浅瀬では「底」と「水面」の距離が近いので、中層が狭くなるので、ほとんどの層は遅い流れになる。

バチ抜けは、浅い場所でもバンバン起こるのだが、流れの中に浅瀬がある場合は、浅い場所で抜けたバチの多くは、隣にある「速い流れ」に引き寄せられるように流れてゆく。

従って「バチや甲殻類や小魚の幼生」の様に「流されるベイト」に狂っているシーバスの多くは「浅瀬の真上」ではなく、その横の「カケ上がり~深いライン」の比較的広いエリアでボイルやバイトが起こる事が多くなる。

一方、自分自身の遊泳力がある、小さなサッパや稚鮎等の「小魚」系のベイトは、流れが遅い「浅い場所」に溜まっている事が多い。河川内なんかでも、岸近くの浅瀬に大量の小魚の群れがワラワラしているのをよく見るだろう。

これは、河川内だけでなく海でも同じだ。実際に、海水浴をしている時も、小魚は岸近くの浅場に多く、沖の深い場所には少ない。

但し「小魚」でも、イワシやボラの様に、ある程度のサイズになると、遊泳力が強くなってくるので、比較的流れが速い筋にも多く見られるようになるので「浅瀬の真上」に集まりやすいのは、あくまで「小さな小魚」という事だ。


※補足:「河川内」の場合 


⬛今回のポイントで見てみると・・・

上で書いた内容を、今回の三番瀬の浅瀬の画像で示してみると、下の画像のようになる。ザックリまとめると下記のような感じになる。

    • ①「浅瀬の真上」でボイルやバイトが多い時は「(小さな)小魚」パターン
    • ②「浅瀬の横のカケ上がりや深い筋」でボイルやバイトが多い時は「バチ」パターン
    • ★注意.「小魚」もサイズ(≒遊泳力)が大きくなるほど「浅瀬の真上(流れが弱い場所)→横のカケ上がりライン(流れがやや強い場所)→更にその横の深い場所(流れが強い場所)」へと滞留エリアが広がってゆくので要注意

(※画像出典:Google Earth Pro)


⬛2つのベイトパターンにおける留意点

★「浅瀬の真上」でボイルやバイトが多い時((小さな)小魚パターン)の場合

1.口内フッキングが多くなるので、ドラグはやや強めで、アワセも強めに入れ、強引なやり取りも可。

※注意.浅瀬の真上の水深がかなり浅くなっている時に、水面近くでのヒットが多い場合は「口外フッキング」が非常に多くなるので、下記の「バチパターン」と同様のやりとりをしないとバラシが激増する事もあるので要注意!

2.浅瀬の真上を中心に、アップストリーム、ダウンストリーム両方の幅広い方向の広範囲に探りを入れる。

3.スローだけでなく、やや早めのリトリーブや派手なピクピクトゥィッチも試してみる。

★「浅瀬の横のカケ上がりや深い筋」でボイルやバイトが多い時(「バチ」パターン)の場合

1.口外フッキングが多くなるので、ドラグはユルユルにして、アワセもほとんど入れずに魚と戦おうとせずに、じっくり寄せる。

2.アップストリーム側にキャストして、表層の流れに乗せる。

3.流れに乗せた、比較的スローなスピードやアクションでバイトを誘う。


・・・と、メソッド編はここまで。そろそろこの日の取材での実釣動画を掲載することにしよう。

⬛まずは取材当日のお天気情報から

この日のお天気は、直前に雨が降ったり海が荒れたという事も無く、南風4m。体感としては、ほぼ無風の薄曇りという感じの穏やかな夜で、まさにウェーディング日和という感じの日だった。

《この日のお天気》(※出典:goo天気)


⬛取材当日のタイドグラフ

この日は大潮で日の入りは17:53。ド満潮が16:44(196cm)で、ド干潮が23:16(10cm)。釣り開始は、下のタイドグラフでは120cmくらいの潮位だが、現場でスマホのタイドグラフアプリを確認した時は約95cmで、丁度100cmを切った位のタイミングだった。

ちなみに、ボイル&入れ食いタイムは「潮位60cm」前後の結構潮位が下がった「下げ7分」くらいのタイミングだった。

《この日のタイドグラフ》(※出典:気象庁HP


今回も、ナイトビジョン(暗視)ビデオカメラと、普通のアクションビデオカメラの2つのビデオカメラを胸と頭に装着しての2刀流撮影体制で臨んだのだが、まずは周囲の風景が鮮明に映っているナイトビジョン(暗視)ビデオカメラの映像を掲載する事にしよう。

⬛取材実釣動画

釣り開始は20時21分。この日は「大潮」。下げ5分くらいで潮位は100cm弱。ド干潮まであと80cmくらい下がるタイミングだった。まずはいつも通り、日時・潮位・天気・風・現在地・使用タックル・ドラグ設定の基本事項について現地で解説。

ルアーは、とりあえずいつものグース125Fのホログラムカラーを装着し、ウェーディング開始。お目当ての「浅瀬の途切れ目」は、目の前の「赤色灯標」の少し左側(沖側)を目指して、少しずつ前に出ながらフルキャストを繰り返す。

この時点では「バチ抜け」パターンを想定してドラグ設定はユルユルにしていた。このユルユル度合いについては、下の動画の最初の方で解説しているのでご参考にどうぞ。

石積堤防から入水してすぐのエリアは、干潟らしい泥・砂底なのだが、浅瀬に近づくに従い、底に牡蠣殻や二枚貝の殻が散乱したガチャガチャした底質に変化してくるので、そういう底質に変わって来たら、浅瀬が近い証拠なので、あまり急いで前に出ずに、慣れないうちはマメにGPSで自分の立ち位置と浅瀬の距離感を確認しながら、慎重にフルキャストすることをオススメする。

この動画では、まだバイトは得られていないのだが、このポイントについて、結構いろいろ解説しているので、このポイントをあまりよく知らない方は、是非最後までご視聴頂ければと思う。


⬛いよいよボコボコボイル&入れ食いタイムに突入!!

動画をご覧頂ければ分かるとおり、水面は極めて静かで、沖には水鳥の群れがのんびり浮かんでいて、特にボイルも無いので、とてもここにシーバスがウジャウジャ居て、ボイルが始まるとは思えないと思うが、時合の前後というのは、大体そういう雰囲気なのだ。いかに「時合」が重要なのかがお分かり頂けると思う。

そして、この辺りの地形を解説しながらリトリーブしていると、突然ヒット!!・・・かと思ったら、フツキングせず(5分9秒辺り)。この時のバイトは、おそらく浅瀬の真上辺りのラインだったと思う。

とりあえず、魚が居る事は確認出来たので、俄然やる気がでるゴルゴ。その直後にも、かすかなバイトとも言えないくらいのコツンという感触があったもののヒットに至らず。このくらいの微妙なアタリが分かるのは、プレジール・アンサーの超高感度ならではだ。

この辺りから、よく聞き返してみると、たまに「パシャッ!」という音が聞こえきているのだが、おそらくこの音はシーバスのボイル音だったのだと思う。

その後、ボラが跳ね始め、時合が近づきつつある事を感じ、緊張が高まる。そして、その直後、待望のヒット!!(11分40秒辺り)。

無事ランディングに成功し、フッキング状態を確認すると、口の中に掛かっていた。まずは、50cmクラスの湾奥陸っぱりアベレージサイズという感じのシーバス君。

この時は、まだバチ抜けパターンという意識で、ユルユルドラグで、あまり強い追いアワセも入れていなかったのだが、浅瀬の真上辺りでのヒットと、口内フッキングをしていた事から、バチではなく小魚系のベイトパターンだったと思われる。

そして、ここからがボコボコボイル&入れ食い爆釣タイムの開始!!先ほどの1匹目ゲット直後にもボイルが確認出来「あっ!ボイルしてますねぇ」と呟いた瞬間に、またもやヒット!!

まさに”入れ食い”という感じで「時合」というものは、こんな感じで突然やってくるのだ。ただ、この2匹目は45cm位のお子ちゃまサイズ。

今度は「口外フッキング」だったので、バチ抜けパターンっぽい感じもあったのだが、この時は、もうすぐ浅瀬の真上が干出してくるタイミングで、こういう水深がかなり浅くなっている状態で水面近くでヒットした場合、小魚系ベイトパターンでも口外フッキングが多くなるので、バチ抜けパターンと同じ、柔らかなやり取りをしないとバラシまくる事になるので要注意だ。

そして、その直後1,2,ピクピク、1,2ピクピク・・・とピクピクとトゥィッチをしていると、またもやヒット!!(20分23秒辺り)

ここまで1キャスト1ヒットのまさに ” 入れ食い ” 状態で、アドレナリンMAXのゴルゴだったが、惜しくもフックアウト💦

今度は、なかなかのサイズだったので悔しがるゴルゴ。しかし、目の前ではボイルが頻発しはじめ、入れ食い爆釣タイムに突入しているという事で、まだ心に余裕があった・・・のだが、その後パッタリとバイトが無くなってしまった。

動画の中でも「このボイルタイムは、多分30分くらいで終わっちゃうと思うんですよねぇ~」と言っているが、その後目の前のボイルは「釣れないボイル」に変化してしまい、魚はウジャウジャ居るものの、全くルアーに反応しなくなってしまった。。。

その後、いろいろルアーを交換したり、スレていない魚が居そうな方向にキャストを試みたものの、コツンというアタリも無し。恐るべし ” 釣れないボイル ” 💦


⬛ボイルが続く中、ルアーをとっかえひっかえ試すゴルゴ💦

水面でのボイルが散発中という事もあり、トップ系のルアーの方が反応が良いかと思い、ペンシルに交換しようとしたものの、ペンシルを持ってきていない事に気づきショックを受けるゴルゴ。

とりあえず、リトリーブスピード次第で水面に頭を出せるフローティングルアーに交換し、水面でのボイル攻略を狙うが反応無し。完全に ” 釣れないボイル ” に変化してしまった💦

そうこうする間に、ボイルも次第に少なくなり時合終了。予想通り、ボイルタイムは30分程度で終わってしまった。

この「ボイルタイムの前半ではルアーに反応するのに、ボイルタイムの後半になると反応しなくなる」という現象が起こる理由については、動画の中では、以前ホームページで解説していると呟いているが、それは間違いで、実はその記事は、ほぼ完成させてはいたのだが、完成させる前に他の記事を先に掲載してしまい、そのまま完全させるのを忘れてしまっていたのだった💦

その「ボイルタイムの前半ではルアーに反応するのに、ボイルタイムの後半になると反応しなくなる」理由については、次の記事でちゃんと記事にして掲載しようと思うが、とりあえず今回はこの動画の中で口頭でザックリ解説しているので、そちらをまずはご視聴頂ければと思う。

その後も、様々なルアーを試すもアタリは無し・・・。


⬛意を決して浅瀬に上陸!!

その後もアタリは無く、ボイルも無くなってしまったので、シーバスの群れが移動し、完全にここでの時合が終了したと判断し、意を決して浅瀬に上陸して、浅瀬の左右のカケ上がりを攻めながら、沖の赤灯標に向かって歩きながら沖に突き進むことに。

しかし、過去の経験では、浅瀬の途切れ目での時合が終わった後に、この浅瀬に乗って沖を攻めても、大して釣れた事が無く、この日も予想通り、その後はバイトは全く無し・・・

たまに水面に怪しい波紋が出ていたのだが、シーバスのボイルという感じではなく、何かの小魚の波紋という感じで、この時点になってやっとハッキリと、この日の爆釣パターンは、バチ抜けではなく、小魚系のパターンであったと確信出来た。

また、動画の後半で、私が入っていた浅瀬の(沖に向かって)左にある、もう一つの浅瀬のブレイクライン付近に、後からアングラーさんがウェーディングしてきているのが映っている。


⬛諦めかけたその時!後から入って来たアングラーさんにヒット!

浅瀬の上を、沖の赤灯標に向かってどんどん突き進み、赤灯標がかなり近くに見える辺りまで来たが、やっぱりアタリは無し。

先ほどの時合の時間帯とはうって変わって、水面は鏡の様に静かになってしまった為、これ以上沖に歩いて行ってもダメだと判断し、そろそろ釣りを終了しようかと思っていると、後から左の浅瀬に入って来たアングラーさんがシーバスをヒットさせた模様で、ヘッドライトを付けて水しぶきを上げながら魚をランディングしているのが見えた(12分50秒辺り)。

あのタイミングで、ここで魚をヒットさせるというのは、私としてはかなりのショックだった。まぁ、ここに1人で夜中に入ってくるアングラーさんは、それなりの猛者しか居ないとは思うのだがさすがだ。あの魚は、多分、今の私には獲れない魚だったのでは無いかと思う。まだまだ修行が足りないようだ。


⬛さいごに・・・

今回の取材では、一時ボコボコボイルの入れ食いタイムに遭遇したものの「ボイルタイムの前半ではルアーに反応するのに、ボイルタイムの後半になると反応しなくなる」という、いわゆる ” 釣れないボイル ” 現象に悩まされる結果になってしまい、この ” 釣れないボイル ” 現象が起こる理由について、動画の中でも少し解説しているが、バチ抜けの時期でも、これから多くなる「ハクパターン」をはじめとする「マイクロベイトパターン」でも、この ” 釣れないボイル ” 現象はめちゃくちゃ多くなるので、この ” 釣れないボイル ” 現象が起こる理由と、その対策方法については、次の記事でちゃんと記事にして掲載するつもりだ。

楽しくも厳しい季節が続くが、お互い頑張ろう!健闘を祈る!!


 

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