この記事は「★ゴルゴ横山と行く爆釣ポイント開拓の旅 爆釣ドリームツアー」コーナーの番外編記事であると同時に、前に掲載した速報記事★「速報!千葉県内房エリアの地磯でBigシーバスゲット!!」の詳細解説記事でもあります。
爆釣ドリームツアー番外編:酷暑の強風&風波への対応 ~千葉県内房エリアの地磯で大型シーバスゲット!!~
⬛はじめに
今回の記事は、以前当ホームページで速報を掲載した記事「★速報!千葉県内房エリアの地磯でBigシーバスゲット!!」の詳細解説版だ。あの記事を読まれて、このポイントに行ってみた方は、今回の記事で答え合わせしてもらえればと思う。また、このポイントについては、過去の記事でも、かなり詳しく解説したので、下記の記事↓もご参考にどうぞ✋
で何故、今回、過去にご紹介したポイントに訪れたかというと理由がある。本当は、この日は別の内房のポイントを開拓する予定だったのだが、現地に着いてみると、予報に反して風速10メートル近い南西の強風が吹き荒れており、千葉県の東京湾側の海で釣りをするのはかなりキツイ状況だった。
そんな時は、夏のシーズンということもあり「海がダメなら川に行け。川がダメなら海に行け」の格言にあるとおり、川系のポイントに行けば、風が穏やかなポイントはいっぱいあるのだが、ここのところ川系のポイントでの取材が多かったため、何としても海でスズキを釣りたかった。
そんな事もあり、夕マヅメ時には比較的その時の近場の磯に入ったのだが、バイトが得られなかった為、急遽予定を変更し、ボウズ回避の為に、過去にある程度実績があり、未だ試した事がないパターンの残っている地磯系のポイントとして、今回のポイントを選択した。
今回のポイントは過去に何度も訪れているポイントなのだが、足場が低い地磯ということもあり、荒れた日はお気に入りの磯の先端は波を被るため入れない為、荒れた日にここに入のは避けるようにしていたのだが、1つ荒れた日に試してみたいパターンがあった為、記事ネタとしても許せる内容になるのではないかと思い、行ってみたところ、見事大型シーバスのゲットに成功したという訳である。
今回は、その「未だ試した事がない荒れた日のパターン」について解説してみようと思う。
⬛熱塩フロント
今回訪れた地磯は、千葉と神奈川を結ぶカーフェリーの港である「東京湾フェリー金谷港」と、シーバスフィッシングのメッカである「湊川」がすぐ近くにある、地磯が続くエリアで、目の前には「浦賀水道」がある。
ちなみに東京湾は、湾全体が元々大きな川の河口だった事もあり、観音崎と金谷を結んだ線以北(内湾部)の東京湾の水深は約50mより浅く、平均水深は約15mの比較的平坦な水底地形なのだが、観音崎と金谷を結んだ線より以南では、突然水深が100m以上となる急深い海底の谷が存在し、その谷の筋が「浦賀水道」と呼ばれていて、多くの深海魚の宝庫としても知られている。
(※画像出典:東京湾口航路事務所HP)
東京湾の内湾部は、細長い湾の奥に位置していて、外洋の海水が侵入しにくい構造であるうえ、水深が浅く、夏にはかなりの高温になり、都市部からの排水の影響もあり、水質が悪化するため、東京湾の内湾部に居るスズキ達の多くは、河川内を遡上するか、浦賀水道方面の水質の良い外洋水が混在するエリアに移動してくる群れが多くなる。
そんな事もあり、夏の東京湾は、湾奥部の小規模運河などが入り組んだポイントは不調続きになり、港湾部の中でも比較的外海に面した水質の良いエリアやリバーシーバスが盛況となる。
今回私が訪れた、ポイントはそんな夏のスズキの群れの動きを見越して、観音崎と金谷を結んだ線の辺りを目指して移動してきた群れを狙ったものだったのだが、ここまでの話は東京湾でのシーバスフィッシングの教科書的な話で、ある程度経験を積んだシーバサーなら誰でも知っている内容だろう。
この辺りの話を復習したい方は、下の記事で詳しく解説しているので、ご参考にどうぞ✋
★釣行エリアの選択条件:「3種類の大きな潮目」と「貧酸素水塊」神奈川県横須賀市「走水」(ヒラスズキゲット動画あり)~不気味な遊歩道の先に広がる爆釣パラダイス!!~予想通りの時間に時合が来た!!爆釣必至!?涙の横須賀遠征。
⬛今回のポイントはこの辺り
(※画像出典:Google Map)
ということで、前置きはこのくらいにして、今回のポイントの「荒れた日に釣れる/釣りが出来るパターン」について解説することにしよう!・・・と、その前にダイジェスト版の動画でも見て、気分を盛り上げて頂ければと思う👍
では、早速GoGo!!
⬛今回の開拓ツアー概要