透明で細いラインは釣果アップに繋がるのか?~糸の色と太さについて~

この記事はThe Truth of Seabas ザ・トゥルース・オブ・シーバスコーナーの記事です。


ゴルゴ横山が長年愛用しているライン

突然だが、皆さんが愛用しているラインはどんなラインだろう。私は、メインラインは、未だに廃版となったZENAQの白いPEライン「ZEKS1.2~2号」を、もう10年以上使い続けている。一応言っておくが、使い続けていると言っても、ラインの傷を見つけた時は、ちゃんと在庫の新しいラインに巻替えはしているのであしからず✋

《ZENAQの「白いPEライン ” ZEKS ” 」》


何故、数あるPEラインの中から、私は「ZEKS」を使っているのかというと、ラインのクオリティや滑らかさと粗さのバランスが絶妙である事と「糸の色」が大きな理由だ。

ちなみに「ラインのクオリティや滑らかさと粗さのバランス」というのは、あまり聞いたことが無いと思うのだが、これも非常に重要。

ここで言う「滑らかさ」というのは「滑らかに曲がる柔らかさ」という意味ではなく、「表面がつるつるすべる滑らかさ」という意味だ。

ちなみに「ラインの柔らかさ」は「張り」という表現で語られることもあるのだが、あまりに柔らかくてグニャグニャ曲がるラインは、キャスト時にガイドとガイドの間で微妙な糸フケが出易く、糸フケが出るとガイド通過時の抵抗が増すので、飛距離やキャスト感に悪影響を与えるし、強風時のライントラブル増にも繋がるので、釣り師の ” 腕 ” が求められるラインになってしまう。

ということで、私の様なガサツな釣り師にとっては、一定の硬さ/張りがあった方が使いやすいラインになる。「柔らかさと、硬さ/張りのバランス」も超重要なのだ。

また、PEラインは、細い糸を編み込んだ「編み糸」で、何本の糸を編み込んでいるかの「撚り数」によって「4本撚り、6本撚り、8本撚り」と、いくつかの種類があり、同じコーティングなら「撚り数」が多くなる程、ラインの表面は「滑らか」になる。

表面がつるつる滑る「滑らかなライン」は、ガイドとの摩擦抵抗が少なくなるので、飛距離は伸び易くなるのだが、あまりにも滑らかなラインは、ノットの結節部分が滑り易くなる。

逆に、撚り数が少ないPEラインは、表面が粗くなるので、多少ガサツにノットを組んでも、滑って抜けてしまうという頻度が低くなる。

まぁ「8本撚り」の滑らかなラインでも、ちゃんと滑りにくい結び方を選んで、丁寧にノットを組めば大丈夫なのだが、実際の現場では、風が強かったり、グローブが濡れていたり、寒さで手がかじかんでいたり、夜間にヘッドライトを忘れてきてしまっていたり・・・と、過酷な環境下でノットを組まなければならない時もある。

それが爆釣時合の真っ最中なんかだったりすると、更に気持ちが焦ってノットが粗くなり易くなる。釣りの現場は自然との戦いの場であり「理想状態の室内」では無いのだ。

そんな、様々な現場環境を考慮して、私自身が一番安定したノットが組めて、なおかつ、一定以上の飛距離が得られる滑らかさのラインとして、今使っているZENAQの「ZEKS」は、一番私の釣りスタイルに合ったラインとして長年愛用しているという訳だ。ちなみに「ZEKS」は「6本撚り」だ。

また、先ほどPEラインは、細い糸を編み込んだ「編み糸」だと書いたが、この編み込まれている「細い糸」自体のクオリティも重要で、これがダメなものだと、耐久性や強度等のクオリティに直結してくる。

また、これはあまり知られていない事なのだが、PEラインは長いラインになると、複数のラインを途中で繋げて長くしている(よく見ると結節部分が目視できる)ので、この「結合部分」の結合がいい加減なモノだと、ある日突然、何の前触れもなく突然ラインが高切れするみたいな事が起こったりするのだ。

ただ、シーバスフィッシングではジギングなんかとは違い、何百メートルもの長いラインを購入する方は少ないと思うので、あまり気にしなくてもいいかもしれない。

当然、ZENAQも上記の様な裏事情は、全て分かった上で「ZEKS」の開発をしていたので、上記の全てのPEラインが抱える問題点をとことんまで改善してハイクオリティのラインを独自に開発したのだった。

ただ、残念ながら「ZEKS」は、何年も前に製造中止となってしまっており、手元に残っている在庫が無くなったら、他メーカーのラインに切り替えるしか無い。。。どうしよう💦

・・・と、ここまでPEラインのラインクオリティについて書いてきたが、私にとっては「ラインの色」も超重要だ。私が愛用している「ZEKS」は「白色」のラインなのだが、皆さんの中には「白」や「黄色」みたいな派手な色のラインは魚から見え易くなるような気がして、あまり好きではない方も多いのでは無かろうか?

また、ショックリーダーについても、少しでも透明度が高く、細いラインの方が、魚から見えにくくなるような気がするので、そういうショックリーダーを使った方が釣果が上がると思っている方も多いのでは無かろうか?

ということで、以下では「ラインの色」と「ラインの太さ」について、深堀りしてみようと思う。

それでは、早速GO、GO!!


⬛ゴルゴの愛用ラインは、本当に ” 真っ白 ”!


上の写真をご覧頂ければお分かりのとおり、私が愛用している「ZEKS」は「真っ白」のラインだ。

ちなみに私が愛用しているショックリーダーは、VARIVASの「フロロカーボンショックリーダー12~20LB」か、ヨツアミの「ナイロンショックリーダー12~25LB」のいずれかを使っている。一番多く使っているのは「12,14LB」あたりだ。

ゴルゴ横山のショックリーダーレビュー記事


糸の「色」や「太さ」は釣果に影響を与えるのか?

皆さんの中には「白いPEライン」を使うことに拒否反応を示している方も多いのではないだろうか?まぁ、拒否反応とまではいかなくても「真っ白のラインはちょっとなぁ・・・」という感じで、躊躇している方も多いように思う。

真っ白なラインは、魚から見え易い気がするので、魚に警戒されてしまうと思うのだろう。特に、陸っぱりで夜間の釣りが多い方に、そんなことを言われることが多い。

しかし、私は過去の実釣経験からも「白いPEライン」を使うメリットは多く、むしろ「白いラインを使うべき」と考えている。また、場合によっては、ショックリーダーさえも、透明なものでは無い方がいいのかもしれない。

百歩譲って、メインラインならまだしも、ショックリーダーまで色がついてた方がいいの?・・・と、疑問に思う方が大半では無かろうか?今回は、その点について考えてみよう。


水中でのモノの見え方を想像するのは、陸上生物である私たち人間には、なかなか難しいものでもある。更に、魚と人間では目の位置や構造が異なるし、そこから入ってきた光情報を認識するための脳の構造は、更に大きく異なる。

中には、ダイビングが趣味の方で、水中でのモノの見え方に詳しい方も居るかもしれないが、それはあくまで人間から見た場合で、飽くまで参考程度の情報にしかならない。人間と魚では、脳が全く異なるのである。

光センサーである「目」自体が全く異なる上、そのセンサーから入力された光情報をどう認識しているかを決める「脳」までもが全く異なるとなると、もはや私達人間が見ている水中世界に対する認識と、魚の認識には、大きな隔たりがある可能性が高く、人間にとっての水中と魚にとっての水中は、別の宇宙だと思った方がいい。

結論から言うと、透明なラインの方が見えにくいというのは、人間の単なる思い込みである可能性が高い。また、そもそも釣り糸は見えたらマズイのだろうか?人間は水中で細い糸が目に映ると「釣り糸/魚を釣る糸」と認識するが、魚は「釣り糸/自分が釣られる糸」と認識するのだろうか?

船の係留ロープの周りに、魚の群れがウジャウジャ付いている事はよくあるし、パヤオなんかでは、ロープ自体が漁礁の役割をしている。太いロープは良いが、細い糸はダメなのだろうか?

仮に魚から釣り糸が見えたとして、魚は釣り糸を「自分に危険を及ぼす何か」として認識しているというのは、かなり怪しい話だと思う。

魚は「魚釣り」などしたことが無いし、釣り道具に関する知識も無いのに「釣り糸」の存在を認識しているというのは論理的にあり得ない話だ。

とはいえ、実際の釣りの現場では「細い糸」を使うと、明らかに「太い糸」を使っている隣の人間よりも、多くの魚が釣れることがある。

私は過去に、船での餌釣りやジギングにハマった時期があるが、餌釣りやジギングの様な「縦の釣り」おいては、明らかに「細いライン」の方がよく釣れる場合がある。

これは、恐らく「ラインの見え易さ」ではなく、太いラインは、断面積が大きくなるので水の抵抗を大きく受け「潮流によって流され易くなる」ため、ルアーの泳層が狙った層から大きくズレてしまっていたり、ルアーの泳ぎに悪影響を与えてしまう事によるものだと考えている。

特にディープジギングなんかでは、二枚潮、三枚潮など日常茶飯事なので、トカラ列島のような激流海域なんかだと、もはやルアーがどの層を泳いでいるのか、魚探を見ないと全く分からない状況になってしまう事もある。

しかし、今の私のように、陸っぱりから水平方向にルアーをキャストして、水平に近い軌跡でルアーをリトリーブしてくるような「横の釣り」を多くする人間にとってはどうだろうか?

ということで、今回は「横の釣り」における「糸の色」と「糸の太さ」について、マニアックに考えてみようと思う。それでは早速GoGo!!

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について