クソ暑い夏も終わり「いよいよ秋の爆釣シーズンに突入だ!」と意気込んで、釣りに出かけたものの、何故か最近ボウズ続きの東京湾奥エリアのシーバサーの貴方。
不調の原因は、貴方の腕や運ではなく、他の理由があるかもしれない。まずは、下記をご覧いただきたい。
以下、船橋漁業協同組合がHPで毎日掲載している「船橋青潮情報」の2020年9月21日の情報より抜粋したものだ。
↓
先週から発生している青潮がまだ治りません。口が開いたアサリが増えてきています。船橋漁業組合では・・・毎日酸素濃度を計っていますが酸素濃度が回復しません。早く回復してくれればいいのですが。
そう、不調の原因は「青潮」のせいかもしれないのだ。まぁ、東京湾奥エリアでは、毎年9月に大規模な青潮が発生しているので、既にお気づきの方も多いかもしれないが、今、東京湾の内湾部には、広範囲に青潮が広がっているのだ。
どのくらい広がっているのかというと、下記の図をご覧いただきたい。これは、千葉県水産総合研究センターが発行している「貧酸素水塊速報」の最新版(令和2年9月15日観測結果)から抜粋したものだ。
上の「貧酸素水塊速報」によると、
とのことだ。
上記の図を見ると一目瞭然だが「多摩川」と「南袖ヶ浦」を結んだラインの内側のエリアが全部真っ青。この青潮の分布パターンは、近年の東京湾ではよくある9月のパターン。
クソ暑い夏が終わり、急に涼しくなってくると、このパターンが出現する。しかし、この真っ青なエリアが全てダメかというとそうでも無く「青潮パターン」というものが存在する。
基本的には青潮のエリアは良くないのだが、この時期はスズキはまだ河川内にも結構居る。そして、河川内には青潮は無い。
ということで、酸素が欠乏した海で死にそうになったスズキやクロダイが、大挙して川に逃げ込む場合があるのである。
先日も私は千葉の市原エリアの「村田川」に行ってきたが、河口部は全然ダメ(私)なのに、河川に少し入ったエリアではまぁまぁ釣れていた(他のアングラーさん)。
また、千葉港の横に注ぎ込む「都川」みたいな「青潮のど真ん中の河川」なんかには、例年青潮の時期には大量のスズキやクロダイが逃げ込んできたりする。
ということで、最近不調の方は、青潮がひとだんらくするまでは、河川内を探索してみてはいかがだろうか。もしかしたらいいことがあるかもしれない。
健闘を祈る!!
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