ホワイトシーバスって知ってます!?

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《ホワイトシーバス(white-seabass)》

※画像出典は以下のリンク。

white Seabass

最近、ちょっと気になったことがある。それは、たまに妙に口の小さなランカースズキが釣れるということである。まぁ、ランカー自体そんなにしょっちゅう釣れるものではないので、ハッキリとしたことは何も言えないのだが、近年「なんか、このスズキ、ランカークラスなのに口が小さいなぁ」と思う頻度が増えてきたような気がするのである。

実は、以前掲載した記事()で釣れたランカークラスの画像も、なんか妙に口が小さい気がして気になっていた。まぁ、私は90cmオーバーの可能性があるようなモンスタークラスでもない限り、ちゃんとメジャーを使って計測するなどという事はなく、この時も適当に手尺で測って、ランカークラスだと思っているだけなので、実際は70cmクラスかもしれないが、それにしても妙に口の口径が小さい気がする。

「口(顔)が小さい」ということですぐに思いつくのは「タイリクスズキ」ではないかという疑惑であるが、タイリクスズキのような明確な斑点は無く、改めてキャプチャ画像を確認してみると、目の位置も口の端より尾っぽ側にあるので、純粋なタイリクスズキではない可能性が高い。

そこで、気になるのは「もしかして、日本産のマルスズキと、外来のタイリクスズキの交配種が、実はこっそり増えているのではないか?」という事である。そこで、この点について色々調べてみたが信頼できる研究結果は見つけられなかった。

釣りライターとしては、これは少々由々しき問題である。釣りライターにとっては「記事に掲載した文章と写真・動画が全て」なのだ。真実がどうあれ「記事に掲載した文章と写真・動画」がウソだと思われたら、反論できる証拠は何も無いのだ。

だから私は、このホームページでも、魚が釣れた写真を掲載するときは、出来る限り周囲の風景や、最低でも水面・水中を映しこんだり、口にルアーを付けたままの写真を掲載するようにしているし、動画も編集・加工せずに、出来る限りノーカットで掲載するようにしている。

しかし、ランカークラスのいかにもタイリクスズキでないスズキの口がやけに小さいとなると「ゴルゴ横山は本当はランカークラスではない魚を、ランカーだと偽っているのではないか?」という疑惑を持たれる可能性が出てくるのである。これは由々しき問題である。

ただ、マルスズキでも、タイリクスズキでも、かなり個体差があることは知られている。以下に、タイリクスズキについての一般的な特徴を書いておくが、それらの特徴も個体差があるため、下記に書いた特徴だけで100%タイリクスズキと判定できる訳でもない。

温暖な水温帯を好むタイリクスズキは、関西以西のエリア、特に九州では数が増えているという噂もよくきくし、大分県では130cmオーバーのタイリクスズキも実際に釣られている。

ということで、一応タイリクスズキの一般的な特徴について、下に書いておこう。


■タイリクスズキ

タイリクスズキは、1990年頃から中国産タイリクスズキの養殖生簀から逃げ出したものが日本各地で野生化したと言われている。生息域や捕食ピラミッドにおける位置がマルスズキと近いため、在来のスズキへ悪影響を与える可能性が指摘され「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」で「要注意外来生物」に指定されている。

《タイリクスズキの特徴》

タイリクスズキの特徴で有名なのは、何と言っても「口が小さく、体側に黒い斑点があること」だろう。ただ、黒い斑点自体はマルスズキでも小型ほど明瞭に存在するが、マルスズキの黒色斑は、側線よりも上側がほとんどとのことだ。それに対してタイリクスズキの場合は、黒色斑が側線よりも下にある事が多いとのこと。

ただ、上記の画像でも見て取れるように、タイリクスズキでも、ほとんどの黒色斑は側線よりも上側にあるため、特に小型においては黒色斑だけで判別するのは難しい。更に、この黒色斑は、マルスズキでも、タイリクスズキでも、大型になるほど薄くなってゆくので、ランカークラスともなると、黒色斑だけでの判別は、ほとんど信頼に値しない結果になるだろう。

更に、ややこしいのは、有明海にはタイリクスズキとそっくりの黒色斑がある「有明スズキ」という種のスズキが生息しているという点だ。

この「有明スズキ」は、ミトコンドリアや細胞核のDNAを解析してみると、約1万年前頃にタイリクスズキとの交雑が起きたことが確認されており、日本古来の固有種と、外来種の中間のような存在ともいえる。これを日本の固有種と呼ぶかどうかは「固有種」という言葉の定義次第だ。

「有明スズキ」と「タイリクスズキ」は親戚みたいな遺伝子レベルの共通点があるためか、最近の研究では、タイリクスズキと有明スズキの交雑種が増加している事が確認されている。

そんなこともあり、とにかく黒色斑だけでタイリクスズキであることを見抜くのは難しい。ランカークラスともなると、黒色斑自体が無くなってくるので「口の小さなランカー」がタイリクスズキかどうかを黒色斑の有無や位置だけで判定するのは至難の業と言っても過言ではない。

そこで、もう一つの特徴が重要になる。それは「目の位置」だ。

タイリクスズキの目は、マルスズキよりも前に付いている。ただ、それだけだとマルとタイリクを2匹並べて比較しないと分からないので、もっと詳しく言うと、マルスズキの目の位置は「口の端よりも後ろ(尻尾側)」に付いているのに対して、タイリクスズキの目の位置は「口の端よりも前(口先側)」に付いているという事だ。

そんなこともあり、タイリクスズキは、真ん前から見ると、マルスズキよりも「寄り目」っぽい顔立ちに見える。

ちなみに、タイリクスズキの日本記録と言われているのは、大分県佐伯市池田の番匠川で釣れた134センチ(20.8キロ)だ。それまでは、2008年9月23日の大分合同新聞夕刊に掲載された132センチだったとのこと。とにかく、タイリクスズキはデカくなる。おそらく世界記録は、驚愕のサイズだろう。

しかし、世の中上には上がいるのものである。皆さん、ホワイトシーバスという魚をご存じだろうか?それが、この記事の最上部に掲載した写真だが、まさにモンスターと言ってもいいレベルだろう。こんな魚が、日本近海に入ってきたらどうなるのだろうか・・・。


■ホワイトシーバス

ホワイトシーバスについては、日本ではほとんど紹介されたことが無く、生態についても日本語の詳しい解説は無いと思うのだが、種としては「ニベ科」の魚で、見た目的には巨大なイシモチという感じ。

九州エリアの方であれば「大ニベ」みたいな魚と言えばイメージし易いだろうか。サンディエゴやカリフォルニア半島辺りの、アメリカの西海岸エリアでは、釣りの対象魚として結構有名とのことだ。

モザイク無しの画像や詳しい情報は、下記のサイトにて。

white Seabass

以下、上記サイトより。


《説明》

  • 特徴:ホワイトシーバスの体は細長く、頭は尖っています。口は大きく、小さな歯が並んでおり、下顎がわずかに突出している。色は青みがかったグレー。若魚には数本の黒い縦線がある。
  • アメリカでの生息域:カリフォルニア半島(バハカリフォルニア周辺)、アラスカ州ジュノー
  • ポイント:浅場い岩場の底付近、昆布林の周辺。縦縞のある小型は、浅い海岸地帯、湾、河口に生息しており、シートラウトと呼ばれている。
  • 釣り方:生き餌(イカ、大きなアンチョビ、中型イワシ)釣りが多いが、大型は生餌のサバで釣れることが多い。ルアーでは、スプーン、疑似イカ、骨角の早引き。

上記のホワイトシーバスの特徴を鑑みると、もし日本に流入してくるとしたら、九州辺りが最右翼だろう。大ニベ狙いの釣り師が、ある日「やけに体が細い大ニベが釣れたなぁ」という経験をする日は来るのだろうか?

それとも、温暖化の影響で東京湾の荒川の河口辺りで「体に縦縞のあるフッコクラスのイシモチみたいな魚が釣れた」という日が来る日も近いのだろうか?

難しい時代になってきたものである。


 

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