スズキのバイトは定速移行の瞬間に多い!?

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(※この魚はスズキではありません。画像はあくまでイメージです)


■はじめに

今回は、スズキのヒット確率を高める方法についてのヒントを1つご提供しようと思う。

スズキのルアーでの釣り方については、過去雑誌でも山ほど語られてきたし、今やWEBを検索すれば、星の数ほど記事がヒットしてくるのだが、そんな中でも、未だ見落とされているのではないかと言う内容も存在するように思う。

釣りと言うものは、いくらやっても分からない事だらけだし、やればやる程新しい発見が見えてくる。今回は、そんな発見の1つをご紹介しよう。

そのヒントは、実は、先日掲載した「The Truth of Seabas ザ・トゥルース・オブ・シーバス」コーナーの下記の記事

TRUTH26「重いルアーほど吸い込まれにくい理由(その2)」

の最後にある。そこに書いた内容を以下に再掲しよう。

・・・私の現場経験では、例えストップアンドゴーやピクピクトゥイッチをしても、バイトは「動き出しの瞬間」ではなく、ほとんどの場合「動き出してルアーが定速走行になった瞬間」にバイトが集中している。これについては、過去の記事に掲載した動画をご覧頂ければと思う。

地味な爆釣メソッド「ピクピクトゥイッチ」:メソッド篇(ゴルゴ横山の解説ビデオも掲載)

地味な爆釣メソッド「ピクピクトウイッチ」:実践編(ゴルゴ横山のシーバスヒット動画掲載)

何故「定速」になった瞬間のバイトが多いかについては、私なりの考えがあるが、それはまた別の機会に。・・・

■今回のお題

今回のテーマは、まさに上記の話の続きで「何故、ルアーが ” 定速 ” になった瞬間のバイトが多いか」だ。

この「バイトがどんな瞬間に多いか」という点については、あまり細かく意識して確かめたことがある方は少ないのではないだろうか。何故なら「ルアーが定速走行になった瞬間」というのは、相当意識しないと認識するのは難しいからである。

YouTubeなんかで「シーバス バイトシーン」みたいな検索ワードで検索すると、山のようにルアーでのバイトシーンの動画が出てくる。大手ルアーメーカーなどは、販売促進目的で、自社のルアーでのバイトシーンの水中映像なんかも沢山YouTubeにアップしている。

当然私のようなマニアは、それらの水中動画をくまなくチェツクし、ほとんどの水中映像を目を皿のようにして見ているが、特に販促目的で制作された動画は「バイトの瞬間」をやたら強調しているものが多い上に、バイトに至る「前」の部分がカット/編集されていたり、解像度が荒かったり、暗かったりして「バイトに至る流れ」がはっきり確認出来ないものが多い。


■ヒント

ここで、1つ面白い動画を見つけたので、ご紹介しよう。これもYouTubeにアップされている動画だ。まずは、屁理屈をこねる前に、以下の動画をご覧ただきたい。

上記の動画をご覧になって、まず確実に確認できる事実が3つある。それは以下の3点だ。

  • ①ルアーはイレギュラーな動きと光でアピールしている。
  • ②スズキはバンバンバイトしてきている。
  • ③ほとんど(おそらく9割近く)のバイトはミスバイトになっている。

明るい時間帯での至近距離でのバイトというのは、この様にかなりハッキリ目視出来ることが多く、私自身これと同様の「ほとんどがミスバイトになるシーン」というものを、過去何度も目撃している。


■捕食が下手?なスズキ

スズキはよく食物連鎖のピラミツドの頂点に君臨する魚だと言われる。それだけを聞くと、スズキは海の中のトップアスリートのような気もするが、そのイメージとは裏腹に、相当な確率で捕食に失敗する魚でもある。トップアスリートとはいえ、成功ばかりしているとは限らない。


ただ、上記の動画は、あくまで「ルアー」という人工的な物に対する「バイトの下手さ」だが、自然の中ではどうだろうか?本物のベイトに対しては、それなりに上手く捕食しているのだろうか?

さすがに、進化の過程で、捕食に関してはプロフェッショナルな職人芸を見せてくれるのではなかろうか。

ということで、またまたYouTubeで探してみると、あったあった。便利な時代になったものである。

マジか、、、やっぱり、スズキは捕食が下手のようだ。。。

いや、下手というより、やれば出来るのに、余計な努力はしないモノグサというか、適当な性格というのが正解なのかもしれない。そこまで血眼になって頑張らなくても、絶滅に追い込まれる事が無かった王者の余裕だろうか。

そういえば、以前、欧米のアホみたいに儲かっている投資家は、1000億円くらい泡にしても、痛くも痒くもないくらい、金を持っているという話を聞いたことがある。実際、兆円クラスの個人資産を保有している投資家は、地球上にはゴロゴロ居る。まぁ、彼らの場合は、別に適当に投資をしている訳ではないと思うが、半端な小銭持ちのように、多少の失敗で右往左往する事は無い。

とはいえ、このスズキの「捕食の下手さ」については、今更驚くにあたらない。過去雑誌などでも何度も書かれてきているし、私の現場実感でもそう思う事が多い。

しかし「捕食が下手だからどうしたらいいのか」については、掘り下げが甘いものしか見たことが無い。単に、ルアーをゆっくり動かせばいいのだろうか?

世の中そんなに甘くない。もし、そんな簡単な話なら、誰でもスズキがバンバン釣れるはずである。


■ゴルゴ横山からの質問

はじめに掲載した動画では、ルアーの「イレギュラーな動き」にスズキがバンバンアタックしてきているので、今回私が「ルアーが定速走行になる瞬間にバイトが多い」という内容と矛盾していると思った方がいらっしゃるのではないだろうか?

ここで皆さんに2つの質問。

  • 質問1:「ルアーが定速走行になる瞬間にバイトが多い」としたら、イレギュラーな動きにスズキがバンバンアタックしてくる事実と矛盾するでしょうか?
  • 質問2:「ルアーが定速走行になる瞬間にバイトが多い」としたら、その理由は何か?

(つづく)

TRUTH28「スズキのバイトは定速移行の瞬間に多い!?ーその2:定速走行移行時のバイトとイレギュラーな動きへのアタックは矛盾するのか?」


 

※また、当サイトには、簡単ではあるが、皆さんの釣りに関する意見・経験を集約するアンケートシステムを用意しておいたので、是非、ご回答頂けると有難い。幅広い皆さんのご意見が「The Truth Of Seabass」の一端を垣間見させてくれるかもしれない。

Wisdom of Crowds : 釣りに関するアンケート

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