遂に出た!!”釣り専用” 潜水ドローン「PowerRay」

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ポイント開拓の最強の武器登場か!?

2017年5月16日「PowerVision Robot Inc.」が、水中を自在に走り回る、” 釣り専用 ” 潜水ドローン「PowerRay」を発表した。とりあえず、細かい事をつべこべ言う前に、以下の動画をご覧頂きたい。

これは、東京湾「お台場」周辺の水中の様子らしい。

おぉぉー!明らかに、スズキの群れが写っているではないか!!

東京湾のクソ汚い水中でも、こんな映像を見ることが出来るのだから、他の海域でコイツを使ったら、一体どんな映像を見ることが出来るのだろう。

デーゲームなら、ドローンを水中に停止させて、じっと目の前の水中映像を送信させて、スズキが回遊してきたのが見えたら、魚の居る方向に、ルアーをキャストするなどということも可能になってしまう。

そこまでいくとロマンもクソも無いが、釣り師のロマンなどお構いなしにテクノロジーというものは進化してゆく。

コイツが水中を動く姿はこんな感じだ。

かなり小回りが効きそうな動きだ。とりあえず、こんな凄い大人のオモチャは、幾らくらい金を出せば手に入るのだろう?ひと昔前だったら、数百万円レベルだった。

  • エントリーモデル:「PowerRay」EXPLORER 168,000円(税別)
  • ミドルモデル  :「PowerRay」ANGLER  208,000円(税別)
  • ハイエンドモデル:「PowerRay」WIZARD  218,000円(税別)

うぉぉー!!なんと、10万円レベルで手に入るではないか!!!

これなら、ちょっと(いや、かなりか・・・)無理をすれば手が出ない値段ではない。友達と共同購入という手もあるし、釣りチームを作っている方なら、チームで購入という手もある。ネットで調べると、既にコイツを実践導入している釣り師の方も結構居る。

ちなみに、上記の3つのグレードの違いは、付属パーツの違いであって「PowerRay本体」のデザインやスペックは全て同じ。とりあえず、水中の映像を見たいという方は、エントリーモデルで十分だ。

とはいえ、エントリーモデルといえでも16万8000円。この値段は決して安い値段ではない。このメーカーは信用できる会社なのだろうか?

ということで、以下メーカー公式サイトより抜粋。

2010年に創立され、消費者向け人口知能ロボット及び関連製品の研究開発と生産に注力し努力し続けています。同社はオーストラリア、アメリカ、カナダ、ドイツに技術と製品研究開発センターを設置、またヨーロッパや北米にも販売、サービス拠点を配置しています。

弊社はこれまで消費者向け人口知能ロボットシリーズや関連製品を次々と発表してきました。民生用消費者向けドローン製品や多用途消費者向けロボット等、様々なものがあります。

ハイテクの最先端を歩くPowerVisionィは、今後もロボットの機能をより高く、皆さんの生活をより便利にすることを目指し、更に美しい未来を創るため努力して参ります。

人口知能ロボット及び関連製品の研究開発において世界トップクラスに入ることを会社目標としています。2016年8月、PowerVisionィによって初めて消費者向けドローン、PowerEggを発表し、北米、ヨーロッパ、中国で先行発売を実施しました。


(※出典: PowerVision会社紹介

ふむふむ。なかなか良い志しの企業ではないか。ネット上でも、いろいろな報道サイトで取り上げられているので、どうやらちゃんとした会社らしい。大金を払っても、いつまで経っても宇宙旅行に連れて行ってくれない、海外の某ベンチャー企業とは違うようだ。安心、安心。

機能は釣り用ドローンだけあって、水中カメラのほか、魚の誘導灯や魚群探知機がついており、なんと魚を見つけるとその場所に釣り針を置いてくれる機能まで搭載されている(エントリーモデルには無いので要注意)。

イメージが沸かない方は、下記の動画をご覧あれ。




ちなみに、ドローンから送られてくる映像の受像機(モニター)はこんな感じ。シンプル&スマートという感じで、なんだかゲーム機のような見た目だ。


スペック表によると、最大前進速度は3~4キロノット(約毎秒1~2m)で、4K画像をリアルタイムで転送する通信ケーブルをつないだまま、最大深度30mまで潜水できるとのことだ。

また、カメラは機体前方についており、専用のスマートフォンアプリを使うと、リアルタイムでお好きなモニターにフルHDの映像を出力ことが可能。

またスマートフォンをVRヘッドセットに差し込むことで、VR視点で映像をみることもできる。これを使えば、海を潜っているような臨場感のある視点で、目の前でルアーを操作しながら、スズキがルアーを追い、食いつく瞬間までも、至近距離で目視することが可能だ。

ちなみに、何故か魚たちは、ダイバーが近づくと逃げるが、この「水中ドローン」が近づいても、それほど逃げないらしい。

さて、ここまでこの「PowerRay」の詳しいスペックの話をしていなかったので、まずは下記に概要を記しておく。

  • 本体前部に視野角95°の4Kカメラを搭載
  • スマホで1080p映像を即時レビュー可能
  • 写真(1200万画素)や動画(4K/30fps)を撮影可能
  • 操作はスマホと接続した専用コントローラーを使用
  • 下部に備え付けられた球体の魚群探知機「PowerSeeker」が、魚群分布や水中温度などの情報を取得。
  • 誘導灯を発光して、光に集まる魚を引きつけることも可能。
  • 本体のサイズは、約270(幅)×465(奥行)126(高さ)mm
  • 重量は約3.8kg

以下、だんだん詳しい情報を記載する。

下記はモデル別のスペックだ。


《①スタンダードモデル:「EXPLORER(エクスプローラー)」》168,000円(税別)

[全モデル共通同梱物]

  • 「PowerRay」
  • ベースステーション
  • トランスミッター
  • コントローラー
  • 充電器/ACケーブル
  • 通信ケーブル50m ※動画の保存容量は32GB

 《②ミドルモデル:「ANGLER(アングラー)」》208,000円(税別)

このモデルには、ベースモデルの「EXPLORER」の同梱物に加えて「水中魚群探知機」「釣り餌投下機」のオプションがつく。

  • 「PowerRay」
  • ベースステーション
  • トランスミッター
  • コントローラー
  • 充電器/ACケーブル
  • 通信ケーブル50m
  • PowerSeeker(水中魚群探知機)
  • 釣り餌投下機  ※動画の保存容量は32GB

《③ハイエンドモデル:「WIZARD(ウィザード)」》218,000円(税別)

ケーブルの長さが70mになり、 動画の保存容量は64GBになる。更に「ANGLER」の内容物に加えて、専用のスーツケースと5.5インチまでのスマホを組み込めるVRヘッドセット「ZEISS VR ONE PLUS」がついてくる。

ちなみに、VRヘ同梱されるVRゴーグルは、カールツァイスの「VR ONE Plus」の特別エディションを採用。ちなみに「VR ONE Plus」は「価格.com」の最安価格で14,580円(税込)だったので、このセットは意外とお得かもしれない。

  • 「PowerRay」
  • ベースステーション
  • トランスミッター
  • コントローラー
  • 充電器/ACケーブル
  • 通信ケーブル70m
  • PowerSeeker(水中魚群探知機)
  • 釣り餌投下機  ※動画の保存容量は64GB
  • 専用スーツケース
  • VRヘッドセット「ZEISS VR ONE PLUS」

以下、各付属品の写真を掲載しておく。どれもデザインが格好良くて、みてるだけで欲しくなってくる。。。


《コントローラ》

コントローラーはジョイスティック式で直感的な操作が可能。


魚群探知機「PowerSeeker」

本体下部に見える球体状のものが魚群探知機「PowerSeeker」だ。

なんと!「PowerSeeker」は、取り外して単独での使用も可能だ。


《釣り餌投下機》

「釣り餌投下機」は本体前部にを設置可能。スマホで水中の映像を見ながら「ルアー」や「餌」を理想の場所に投下できる。これは相当な反則機能。「ANGLER」と「WIZARD」モデルに同梱される。


《VRゴーグル》

このVRゴーグルを装着すれば、視野角95度の4Kカメラで撮影した水中映像を、ライブで鑑賞しながら釣りができる。全く新たな釣り体験がここから始まるだろう。しかし、釣り場でこれを付けて釣りをしている先行者がいたら、かなりビビる。


私としては、これは何としても手に入れたいオモチャだが、さすがにそう簡単に買える値段ではない。しかし、これを投入すれば、少なくともデーゲームでは、圧倒的に優位な釣りができ、釣果に直結するだろう。

あぁ、釣果さえ金で手に入る時代になってきたのか。世の中金か・・・。いや、金はいらない。潜水ドローンをクレ!!

潜水ドローン「PowerRay」

6.5

水中解像度

8.0/10

出力形態の多様性

7.0/10

価格

4.0/10

大きさ

4.0/10

デザイン

7.0/10

マニア度

9.0/10

良い点

  • 魚の有無を広範囲に確認できる
  • カッコイイ
  • スマホで手軽に見られる
  • VRフィッシングが可能
  • まだ使ってる人が少なく自慢できる

イマイチな点

  • 有線であること(無線にして欲しい)
  • 結構デカイ
  • 個人では手が出しにくい価格
  • カラーバリエーションが無い
  • 夜は使いにくい(赤外線ライトが欲しい)
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Average rating:  
 2 reviews
 by おなかいっぱい
購入はオススメできないです

下記、事実として書きます。
まず、結論から言いますと、全くオススメはできないです。完成度がいろいろと低く、プロトタイプを販売したのかと思わされました。

【よい点】
・見た目はかっこいい
・潜水する時がかっこいい
・有線であること。実は無線はよくないと思います。現在位置がつかめなくなります。
・魚群探知機がある
・カメラの映像は綺麗
【悪い点】
・付属機械がいくつかあるのですが、電源入れる順序があり、これがマニュアル書いていない。間違えると、動作しない。Webにチュートリアルがあるが、これも正しくなかったため、自分で見つけ出した。それでも、動作しないときがある。
・コントローラーが防水ではない
・コントローラーにスマホをとりけるのだが、すぐに落ちる
・スマホのアプリがみつからない
・スマホによって魚群探知機が動作しない
・ケーブルが70メートルあるが、リールなどがないため、リールを自作しなければならない
・付属機器が防水じゃない
・ケーブルが素材的に絡まりやすく、ねじれやすいのですぐに断線しそう
・本体のケーブル指し口は使用2回で少々焼け焦げている・・・
・本体がプラスチック?なので、海中で何かにぶつかるとすぐに破損する可能性大。潮の流れは考えられていない
・本体にケーブルを指すと、音がなるのだが、音がでかすぎるのと、いつの時代だよ?と言わせるようなBeep音
・本体と魚群探知機はケーブルを抜くと自動電源オフの仕様ぽいのだが、どういうタイミングで自動電源オフになるのか不明で、すぐに電源オフになるときもあれば、1日中電源オンのときもある。電源オンのときは、魚群探知機はBlueRayを出すのですごく迷惑。また、本体はなぞのBeep音を出し続けるときもある。
・IPHONEでも動作いないときがある

 by ゴルゴ横山
有難う御座います!

おなかいっぱいonさん、もの凄く詳しいレビュー有難う御座います!とても参考になりました。まだまだ、色々問題点があるんですね💦

なかなか自腹で買うには勇気がいりますね。

確かに、有線であることは大きな問題点ですが、これについては、多分改善は難しいと思います。水中には電波が届かないので、コントロールの司令は、有線にならざるを得ないと思います。未だに潜水艦にレーダーが無いのはそのせいです。その他のご指摘は、是非改善して欲しいですね。素晴らしいレビュー有難う御座いました!