2022年12月3日 特報!!12月といえばココ。産卵前乗っ込みハイシーズン突入!モンスタークラスシーバス&70cmUPシーバスを確認!~千葉県南房総エリア~

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(※出典:Google Map


⬛12月のシーバス激熱エリアといえば・・・

例年12月といえば、都市部エリアの運河や港湾部や干潟から、スズキの大きな群れの姿はすっかり無くなり、これらのポイントではかなり厳しい戦いを強いられる季節になってくる。

これは、皆さんも既にご存じのとおり、スズキが産卵の為に、水温の高い南部の深場に移動してしまう事が原因だ。これについては、下記の記事で詳しく解説しているので、未読の方は是非ご一読頂けると、参考になる部分があるかもしれない。

★11-12月の爆釣ポイント発見のコツ:スズキの産卵回遊と水温の関係~●度の水温帯を追い回せ!!~

ただ、上記の記事はあくまでスズキの大きな群れの基本的な動向についての話なので、ベイトの動向や個体差によっては、都市部近郊の内湾部でも爆釣状態に遭遇する事はあるのでご注意を。

例えば、2-3年前の多摩川の大師橋周辺の河口部では、橋の工事の為に停泊していた台船の明かりの周りに、夜間コノシロの大群が押し寄せ、70-80cmクラスがバンバン釣れるという、大フィーバーが起こった事もあるし、正月に丸子堰で爆釣した年もある。

また、私自身は、雪の降るクリスマスの夜に、旧江戸川の河口で独り寂しく爆釣した経験もあるし、三番瀬の航路周りでかなりオイシイ思いをした事もあるのだが、こういうケースは毎年起こるわけではなく、基本的には偶然の要素がかなり大きく、この手の幸運に恵まれるのは「難しい事はグダグダ考えずに、例え凍えるような寒さの中で、例えボウズを食らってもとにかく竿を振りたい」というクレイジーアングラーだけが得られる、神様のご褒美だと思った方がいい。

ということで「狙って釣る」為には、やはり昔から多くの先輩諸氏が積み上げて来た定説に従うのが、カタイ戦略となる。

上記の記事★11-12月の爆釣ポイント発見のコツ:スズキの産卵回遊と水温の関係~●度の水温帯を追い回せ!!~では、それらの定説に私なりの経験則を加えて、この産卵期前後のスズキの群れの追っかけ方を解説したものだ。

この内容に近い話は、過去釣りメディアを含めて、色々な場所で解説して来たのだが、実釣データが溜まるにつれ、その内容については確信を持つようになってきている。

ザックリ言うと、釣り雑誌や巷のシーバス関連サイトで解説されている定説は、冬になって水温が低下してくると、スズキは産卵のために南下してゆくというものだが、コレには少々怪しい部分がある。

何が怪しいのかと言うと、スズキ達は水温が低くなると南下を始めると言うなら、ここ数年の日本の沿岸部は年々水温が上昇し、異常な高水温となっているので、スズキが南下を始めるタイミングも、どんどん遅くなっていってもいいはずなのだが、少なくとも東京湾奥エリアの陸っぱりでは、毎年11月に入ると魚影は薄くなり、12月にはかなり厳しくなっており、このパターンは過去数十年変わっていない。

この「海水温は上がってきているのに、湾奥の陸っぱりが釣れなくなる時期があまり変わっていない」という事実と矛盾しない「スズキの産卵の為の南下回遊ストーリー」とはどんなものだろうか?

その1つの答えについて、私なりの説を解説したのが上記の記事である。ご興味のある方は、是非ご一読頂ければと思う。ただ、この説は私の個人的な経験則をふまえた仮説なので、この説に対する異論も大歓迎だ。

私は、例えメディアで公表した内容であっても、謝りであると納得出来た場合は、即座に正しい説の方に乗り換えるつもりだ。私の目的は、自説を主張・自慢する事では無く、シーバスの真実「The Truth Of Seabass」を理解する事だ。


⬛東京湾は、ここ1,2週間がパターンの変わり目

ちなみに、東京湾のおととい(12月2日)の表面海水温の分布をみると、下記のとおり。富津岬と観音崎を結んだライン(FKライン)の北側の内湾エリアの陸っぱりは、ほぼ全て17度未満の水温となっている。

(※画像出典:神奈川県水産技術センター 海況図データベース 東京湾口海況図


ここで、約2週間前の11月20日の海水温の分布をみてみると、この頃はまだ富津岬と観音崎を結んだライン(FKライン)の北側の内湾エリアの陸っぱりは、ほぼ全て17度以上の水温となっていた事が分かる。

(※画像出典:神奈川県水産技術センター 海況図データベース 東京湾口海況図


もし、上でご紹介した記事で解説した私の説が正しいなら、東京湾のFKラインよりも北側の内湾部の陸っぱりで釣りをしているアングラー諸氏は、11月中は厳しいながらも、何とかスズキの顔が見られていたのだが「ここ1,2週間」では、特に釣果が激減しており、最近はボウズの頻度が激増してきているのではなかろうか。

ただ、この話はあくまで「陸っぱり」での釣りの話で、ボートでの釣りは別の話になるし、コノシロやサッパ等のベイトの動向で大きく変わって来るし、温排水みたいな特異な条件のポイントでは全く当てはまらなくなるポイントもあるのでご注意を。

この私の説が気になる方は、上でご紹介した記事を是非ご一読頂ければと思う。


⬛今まさにハイシーズンの、今回攻めた激熱ポイントはここ!!

・・・ということで、今の東京湾内湾部は、パターンの変わり目となっており、基本的にはかなり厳しい状況に変わりつつあるため、別の言い方をすると、爆釣の可能性はゼロでは無いが、かなり不安定でリスキーなエリアという事になるため、今回は教科書通りFKラインよりも南の比較的安定したエリアを選択する事にした。

別の言い方をすると「カタイ線」を狙ったという事である。というのも、実はここのところ私は、釣りに行くたびにほぼ毎回魚をヒットさせているのだがバラしてばかりで、ボウズ続きとなっていた為、そろそろまともな釣果の記事でも書かないと、会員の皆さんに申し訳ないという、切羽詰まった心境だったためである。

基本的には常に、反骨精神をもってチャレンジ系の釣りをしたいとは思っているのだが、私も人の子だ。たまには、そういうカタイ釣りをしても許して頂ければと思う💦

ただ、下の画像に示した今回のポイントは、私の中では「カタイ」ポイントなのだが、別に地元のお気楽ポイントで遊んできたと言う訳では無く、一般的にはそれなりにチャレンジ度が高いポイントだと思うのでご容赦を✋

まぁ、ポイント自体はカタイポイントでも、今回は「若潮」の「ド干潮潮止まり」近くの時間帯での釣りだったので、そもそも釣りに行くこと自体が、ハイリスクのチャレンジとも言えると思う。

しかし、そういう条件でも、ちゃんと考えて釣りをすれば、釣れる確率を高める事は可能だ。今回は、少しでも流れがあるポイントを選び、その中でも特に流れがあるスポットを探し出して、見事Bigシーバスのゲットに成功した。

私自身は「スズキの居場所」を探し出す事と「流れ」を探す事は、ニアリイコールだと思っている。これについては、下記の記事もご参照アレ。

★スズキの居場所を見つけるには「●●●」を探せ!!シーバス爆釣ポイント開拓の最重要事項「呼び水理論」大公開!(千葉県「三番瀬」シーバスゲット動画あり)

・・・と、いつものごとく前振りが長くなってしまって恐縮だが、今回私がBigシーバスを見事ゲットしたのは、下の画像で示したポイントだ。ヒット時の立ち位置や、キャストスポットなんかも示しておいたので、ご参考になれば幸いだ。

(※画像出典:川の名前を調べる地図


⬛この日のヒットスポットはズバリ!ここだ!!

この日、私がBigシーバスをゲットスポットは、下の画像で示した「河口の砂洲の先端部」だ。この日は「若潮」の「ド干潮潮止まり」近くの時間帯での釣りだったが、ここは「完全潮止まり」の時間帯でも、ド河口に位置している為、かなりの流れを体感出来るスポットとなっている。

しかし、その「砂洲の先端部」の中でも「特に流れが強くなっている筋」を見つけ出し、そこを集中的に攻める事でシーバスのゲットに成功した。

今回は大型シーバスが2発ヒットしたのだが(怪しいバイトらしき感触は他にもあった)、いずれのヒットも「特に流れが強くなっている筋」でのヒットだった。(※出典:Google Map


⬛さいごに・・・

今回は「若潮&潮止まり時間帯」という、一般的には誰も釣りをしたくない様な条件での釣行だったのだが、そういう条件でもちゃんと「流れ」を探し出せれば、今回の様にBigシーバスが連発するみたいな幸運を手繰り寄せる事も可能になるのである。

ある意味「条件の良い時」に釣れるのは当たり前だ。しかし、私のような所帯持ちのサラリーマンアングラーは「シーバスが釣れる条件」に合わせて釣りに出られることは少ない。

私が釣りに行けるかどうかは、スズキのご機嫌は関係なく、ほぼ全て家族のご機嫌と仕事の状況にかかっている。釣りに行ける時を時合に変える力技」こそが、私たちに求められるノウハウなのだ。

お互い頑張ろう!!健闘を祈る!!👍

※今回の記事は速報記事ですので、実釣動画や詳細解説は、また後日掲載します。こうご期待!!


 

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Wisdom of Crowds : 釣りに関するアンケート

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 by ゴルゴ横山
根性&忍耐

こてつさん
僕はそういう時は、体中にホカロン貼って、耐えるのみです!で、どうしようもなくなったら、ラーメン食って帰ります(笑)

 by こてつ
これから

お疲れ様です。
雪と雷は全然苦にもなりませんがみぞれが一番堪えます、なんとかなりませんか(笑