バチ抜け状況に異常発生!?今年の2月バチはちょっと変???~満潮だけが時合じゃない!?バチが抜けないのにバチ抜けポイント!?時合が異なる3種類のバチ抜けポイント~(シーバスゲット&バチ抜けの様子を撮影した動画有り)

 

 

 

 


⬛バチ抜け攻略について

今回はバチ抜けに関する話なのだが、皆さんのエリアでは、今年のバチ抜けはもう確認出来ただろうか。私の場合は、都市部の汽水域では、1月半ば位からバチ抜け期特有のバイトパターンが多くなり、今年最初にはっきりとバチの姿を、自分の目で目視出来たのは2月前半の東京湾奥だった。

私の個人的な過去の経験では、関東圏では1月辺りからバチ抜けが始まり、2月に「10cm以上のサイズの “ 長いバチ ” 」のバチ抜けのハイシーズンとなり、続々と東京湾の内湾エリアに大きなスズキの群れが入り始め、運がいいとランカー祭りとなる。

そして、3月は過渡期で、4~5月になると「長いバチ」の姿は少なくなり、「5cm以下の短いバチ」の比率が高くなったポイントでは、大型のスズキが釣れる事はほとんど無く、ある程度数は釣れるのだが、釣れるサイズは、大半の場合セイゴ、フッコクラスのみとなる。

この頃になると私としては、バチ抜けシーズンはそろそろ終盤というイメージになり、サイズ無視で数狙いをする時や、特に何か特別な検証課題や、気になるポイントがある時以外は、磯、サーフ、川での大物狙いに移行する事が多い。

特に、東京湾奥エリアでは、ゴールデンウィーク前後のバチ抜け終盤期に、クルクルと小さな円を描くように泳ぐ、2~3cm程度の極小バチが出現する事があり、私はこのバチを「クルクルバチ」と呼んでいる。

私自身は、この「クルクルバチ」が出ているポイントで、ボラ以外の魚を釣った記憶はほとんど無く、私にとって天敵ともいえる存在だ。バチ抜けパターンでスズキを釣りたい方は、この「クルクルバチ」が出現し始める前に勝負を決めておく必要があるだろう。

この辺りの話については、下記の記事もご参考にどうぞ。

★「短いバチ」は天使?悪魔?


⬛今年のバチ抜けに異変が!?

と言うことで、例年のパターンとしては、2月いっぱいくらいまでは「長いバチ」の比率が高くなるはずなのだが、今年は2月の時点で既に、5cm以下の「短いバチ」が多くなって来ているように思う。


下の動画は東京湾のド湾奥エリアに位置する、今回の2月半ばの取材のものなのだが、ご覧の通り、抜けて来たバチはほぼ全て、5cm以下の短いバチだった。


また、このポイントでは例年2月は結構デカイサイズのスズキが釣れる時期でもあり、過去多くのランカー実績もあるのだが、この日釣れたスズキは50cmあるかどうかのフッコクラスで、周囲で起っていたボイルの雰囲気からみて、周りに居たのはセイゴ、フッコクラスが大半だった様に思う。

ここで気になるのは「2月にもかかわらず、短いバチが大半で、セイゴ、フッコクラスしか居なさそうな雰囲気だった」という点だ。例年なら、10cm以上の長いバチが、束になってルアーに絡んで来てもいいポイントで、今年は5cm以下の「短いバチ」が、パラパラ抜けただけだったのである。


これはこの日だけの現象で、他の日は「長いバチ」もわんさか抜けていて、ランカー祭りが起っていたのだろうか?どなたか情報をお持ちの方は、是非下のコメント欄に情報をお寄せ頂ければと思う。もちろん、私だけにコッソリ教えてくれるのも大歓迎だ(笑)

また、バチ抜け関連の気になる話としては、ここ数年千葉県「小櫃川」の河川内で、派手なバチ抜け爆釣がほとんど起こらくなってきているという事がある。

私自身、毎年1-3月の春のシーズンには、小櫃川の河川内に何度も足を運んでいるのだが、ここ2,3年は、釣れてもポツポツで、交通事故のような釣れ方をしており、派手なバチ抜けでボコボコボイルの大爆釣なんて事は1度も経験していない。

以前は、小櫃川のバチ抜けと言えば、時合が始まるとボコボコボイルが始まり、1時間弱程度70-80cmクラスがバンバン入れ食いになるくらいの派手な釣れ方をしたものだったのだが、そんな事は私自身は、ここ数年経験していない。たまたま、私がバチ抜けの日を外してしまっていただけなのだろうか・・・

この点については、当ホームページの中にある、シーバスマニア専用SNS「CRAZYS(クラジス)」でも話題になっていたので、ご興味のある方は是非登録&参加してみて頂ければと思う。

CRAZYS(クラジス)

私の個人的な見解としては、昨年の台風19号をはじめとする、ここ数年の大型台風や豪雨で、小櫃川は一部で氾濫が起こるレベルの大増水が何度もあったので、それによってバチが住んでいる河川内の泥が、河口外に押し流され、バチの生息域が大きく変化してしまったのだと考えている。

その証拠に、河川内ではほとんどバチ抜けは目視できず、ボコボコボイルもほとんど確認出来ていないにも関わらず、河口外の干潟域では、相変わらず大量のバチ抜けが確認されており、ランカーを含む爆釣祭りも起こっている。

もしかしたら、都市部近郊の湾奥エリアのバチもそんな感じの影響を受けて、従来のバチ抜けポイントの場所に変化が起こっているのかもしれない。皆さんのマイポイントではどうだろうか?数年前と同じ場所でバチ抜けが起こっているだろうか?

また「バチ抜けスポットの変化」も気になるが、先ほどの「比較的サイズの短いバチが早い時期から多くなっている」という点も気になる。これは、近年の温暖化による海水温の異常なまでの上昇が影響を与えているのかもしれない。

いずれにせよ、バチが抜ける場所を含め、従来のバチ抜けパターンが通用しない場所が増えてきている様な気がする。皆さんもご注意アレ💦


⬛今回のバチ抜けチェックポイントはこの辺り

今回「妙に短いバチ」のバチ抜けを確認したのは、以下のエリアのポイントだ。まさに “ ド湾奥 ” と言っていいエリアだろう。

(※出典:Google Map)


⬛ポイント解説 ~今回のバチ抜けボイルポイントはここだ!!~

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