この記事は「ゴルゴ横山と行く爆釣ポイント開拓の旅「爆釣ドリームツアー」コーナーの記事です。
~流域面積日本一の巨大河川で爆釣ポイント開拓!モンスター伝説への挑戦!!~
今回は、数々のモンスターシーバス伝説を産み出している「利根川」での爆釣ポイント開拓挑戦の記録だ。「利根川」というと流域面積日本一の巨大河川でもあり、一見すると「こんなだだっ広い場所で、どこにスズキが居るんだ?」と、途方に暮れてしまう方も多いと思うが、ある程度カタイポイントというのは絞り込むことが出来る。
今回は、そんな巨大河川でのシーバスポイント開拓のノウハウの一つをご紹介することにしよう。ちなみに「利根川」については、このホームページでも過去に何度か採り上げたことが事があるので、利根川について興味のある方は、下記の過去の記事も是非ご覧いただければと思う。
⬛今回の探索ポイントはこの辺りだ!
今回は、友人のノースリープ斎藤氏と2人で、利根川の開拓に挑戦したのだが、この2人が揃えばやることは1つ。「新規ポイント開拓」だ。ということで、今回は今まで行った事のない新規ポイントを開拓しようということで、河口から100キロ以上上流の茨城県エリアで、真夏のモンスターシーバスポイント開拓に挑戦することにした。
結果を先に言っておくと、冒頭に掲載した画像のとおり、開拓1発目の釣行から、いきなり90センチ近いランカーゲットに成功し、狂喜喝采の開拓釣行となった。
真夏の時期のポイント開拓ではあったが、過去の実績からみると、この辺りは9月いっぱいはまだまだイケるはずだ。台風後であれば、1週間ほど時間が経てば魚が戻ってくるだろう。当日の開拓の様子や釣行時の証拠動画もノーカットで掲載してあるので、是非ご覧頂ければと思う。
《今回訪れたポイントのエリア》(※画像出典:Google Map)
■ゴルゴ横山&ノースリープ斎藤 ~昼間のポイント開拓の様子~
詳しいポイントの詳細解説は後でご紹介するとして、まずは当日昼間のポイント開拓の様子からご紹介しよう。
私たちがポイント開拓する時は、ほぼ必ずGoogle Map、Google Earth Pro、Yahoo地図の3つの衛星画像で周辺を隅々まで事前に確認して「ここは実際に見てみる価値がある」という候補をいくつか選定して、大まかな ” 当たり ” をつけた上で、実際に明るい時間帯に現場を自分の足で歩いてみて確認するという手順を踏むことが多い。
以下の画像は、当日の昼間のポイント探索時の動画からのキャプチャー画像だが、これらをご覧頂ければ、何となく私たちが普段どんなふうにポイント開拓をしているかが見て取れると思う。
真夏のクソ暑い時期に、いい歳した男2人が、虫やクモの巣だらけになりながら、広大な草むらの中をウロウロするのはなかなか厳しいものがあるが、その先に未だ釣り人が足を踏み入れたことのないミラクルワールドが在るかも知れないと思えば、どんな険しい道のりもワクワクロードに感じられるのが釣りバカというものだというのは、このサイトの読者の方々ならご理解頂けるだろう。
先ほど挙げたGoogle Map、Google Earth Pro、Yahoo地図の衛星画像では、大きな地形や中洲の有無等しか確認出来ないが、経験を積んでくると、衛星画像を見れば、水底の底質や凹凸の有無もある程度推測出来るようになってくる。
しかし「ここは爆釣しそうだ」というスポットが見つかっても、実際にその水辺まで歩いて行ける道があるかどうかまでは分からない事が多く、特に利根川の様な巨大河川の場合、道路と川の間にある葦原の距離もかなり長い場所が多いので、獣道のような細い道は衛星画像には全く写っていない事が多い。
目を付けたポイントの水辺まで歩いて行けるかどうかは、実際にその場に自分の足で行ってみないと分からない事が多いのだ。下の画像は、そんなポイント開拓の苦労を記録した画像でもある。
ということで、まずは当日私たちが行ったポイント探索時の動画から、いくつかのシーンをキャプチャーして、下に掲載しておこう。
ちなみに、この時の探索の道のりは、後半は草をかき分けながら歩かなければならない場所があったり、急な坂になって滑り落ちそうになる場所があったが、かなり楽な方だと思って頂ければと思う。
⬛昼間のポイント探索の様子
⬛当日の実釣時の雰囲気:当日の実釣動画からのキャプチャー画像
巨大河川「利根川」といえども、こんな雰囲気のスポットは、それほど多くはない。下記の2つの記事でご紹介したポイントも、底質や水底地形は、ここと似たような雰囲気のポイントだ。
上記の記事のポイントに行ったことがある方なら、下の画像に映っている水面のザワツキが何を意味しているのかは、すぐに分かると思う。
ちなみに、下の画像は当日の実釣動画からのキャプチャー画像なのだが、この水面のザワツキが利根川での爆釣ポイント開拓の重要ポイントの1つになるのだ。
こういう雰囲気のスポットは、まず間違いなく夏・秋の時期のリバーシーバスシーズンには、スズキが付いていると思っていいだろう。
ただ、こういう場所は、他の魚種にとっても好ましい場所である事が多いので、レンギョ、ナマズ、スモールマウスバス、ボラなんかの外道も多くなるのだが、まぁそれは仕方がない。何が釣れても、魚には変わりない。ボウズよりはマシだ(笑)
⬛この日の、ゴルゴ横山推奨タックル
上の画像にも記してあるが、このポイントはかなり流れが強く、場所によっては足を取られて流されそうになるくらいなので、そんな場所でまともなサイズのスズキが掛かったら、相当しっかりした竿でないと、魚を全く寄せられず、永遠にドラグを出されて終わりになる。
ちなみに、私がこの日使用した竿は、ZENAQ社の「プレジール・アンサーPA88」だが、この「PA88」は現在販売終了となってしまっているため、手に入りやすいものとしては「PA89Technical Surfer、PA90Jaw Breaker 、PA93Cast Master」あたりをお勧めする。
今回のポイントで、これら3つを使い分けるとすると、私のようにピクピクトウイッチ等の細かいアクションを駆使したい方は「PA89Technical Surfer」、激流の中でのランカークラスしかオレは狙わないという男気のある方は「PA90Jaw Breaker」、あまり小賢しいテクニックよりも、サイズを問わず広範囲にスズキの付き場を探索したいという方は「PA93Cast Master」が向いているだろう。
「プレジール・アンサー」シリーズは、私自身開発プロデュースさせて頂いたシーバス専用の超マニアックロッドシリーズで、現在「PA89、PA90、PA93、PA99、PA108、PA80-SOPMOD」の6種類がある(※PA80-SOPMODは衣川氏プロデュース)。
個人的には、シーバスフィッシングに必要な、思いつく限りの素材、パーツ、機能を全てつぎ込んだ、銀河系最高のスペック・機能のロッドだと思っている。
詳しい特徴解説動画もご用意しているので、是非ご覧頂ければと思う。
➡ゴルゴ横山の「PLAISIR ANSWER プレジール アンサー」解説
・・・と、釣りというものは拘れば無限に拘れるもので、拘った者にしか見えない世界というものは確かにあるのだが、一方シーバスフィッシングというものは、それほど道具に拘らなくても楽しめるという面もある。
今回の浅瀬ポイントは、一般的な干潟のウェーディングと同じタックル&ルアーで大丈夫なので、普通の身長・体力の方であれば、長さとしては8~9フィートフィートクラスの一般的なシーバスロッドや、強めのトラウト用ロッドがあれば、まず大丈夫だろう。
★リールは、いつもの「DAIWA EXIST2508」を持参。
⬛まずは準備運動にこちらの動画をどうぞ✋
さて、いつものごとく前書きが長くなってしまったが、いよいよ本題の「ポイント詳細解説」と「当日のポイント探索と実釣シーンのフル動画」を掲載しようと思うが、その前に準備運動として、今回の記事掲載の告知用にSNSに掲載した動画を、まずは再掲しておこう。さて、このポイントが何処か分かるだろうか?
⬛今回の開拓ツアー概要:ポイント詳細解説