さて、皆さんゴールデンウィークはどんな釣りをされただろうか?今年のGWは、大潮・中潮が重なり、潮周りも良かったので、さぞかし爆釣の恩恵に預かった方も多いのではないだろうか。
ちなみに、私の過去の釣果実績で考えてみると、5月に入ると、千葉県九十九里エリアの「夷隅川、一宮川」等の、九十九里エリアの中でも、比較的南部の河川の河口部での爆釣実績が高まってくる時期でもある。
ちなみに、これらの河川の上流ポイントでは、今の時期ヘラブナが乗っ込みで、ミノーで入れ食いになる時期でもあるので要注意だ(注意しようが無いが・・・)。
ただ、昨年は利根川の上流部に合流している「鬼怒川」なんかでランカーが飛び出したりもしたし「荒川、中川」の埼玉県エリアでも既に、2ケタ爆釣の実績があるので、既に河川のかなり上流エリアにもスズキの群れが入り込んできている。
また、これらの河川の上流エリアでは、これからの時期「レンギョ、ナマズ」がルアー爆釣で爆釣する時期でもあるので要注意だ(これも、注意しようが無いが・・・)
ということで、いろいろ「要注意」が多くなる時期がやってきたが、これからの時期最も注意すべき生物がある。
それは「エイ」。
5月に入ると、アカエイの大群が産卵のために岸近く、時には河川内に入り込んできて「高潮位時」や「上げ潮時」には「何を投げてもエイが入れ食い」という状況になることがよくある。特に、干潟や河口部では要注意だ。
当然、ウェーディングなどは自殺行為。例年、私の周りでも、必ずと言っていいほど、この時期ウェーディング中にエイに刺されて病院送りになる人間の報告が舞い込んでくる。
ちなみに、エイについては、以前下記の2つの記事でも書いたので、ご参考にどうぞ。
《エイの大群が川を遡上する恐怖画像》(※画像出典:毎日新聞「アカエイ大群が千葉の川遡上、専門家も理由分からず」2012年07月19日)
・・・と、エイの危険性については、皆さんもよくご存じだとは思うが、私の周りでエイにやられた人間は、皆かなりのエキスパートばかり。つまり、釣りの経験値と、エイへの遭遇率は関係ない、というか、むしろベテランの方がエイにやられた実績は高いのである。
これは、エイに限らず、釣り場で海に流された、みたいな事故を起こすのは、大体ベテランである。初心者は、危ない場所を怖がるし、危険な場所への入り方を知らない事が多いが、ベテランはそんな場所への入り方を知っていたり「過去大丈夫だった経験」も多く積んでいるため、必然的に事故に遭遇する確率が高まるのである。
ちなみに、今私がエイに注意すべきポイントでパッと思いつくのは、関東近郊では「千葉県九十九里の木戸川、栗山川河口」「神奈川県小田和湾の松越川河口」「千葉県盤津干潟の江川ミオ筋周辺」・・・と、挙げればキリが無い。これらのポイントは、私は絶対にこの時期、高潮位時や上げ潮時にウェーディングはしない。
そして、もう1つ、エイの入れ食い実績が高いポイントの1つに、先日このホームページで派手にご紹介した下記のポイントが挙げられる。
ツアー11:大スクープ!ランカー&入れ食い爆釣ポイント発見!!「港湾部ウェーディングポイント開拓」~いきなりランカーゲット!&爆釣証拠動画満載!!~
「小潮の攻略」:大潮で爆釣したポイントは小潮ではどうなるか?(良型ゲット動画有り)
上記の記事では、かなり沖までウェーディングしているのだが、それも4月いっぱいまで。5月に入ると、ここではウェーディングせずに、岸からルアーを投げても、エイが入れ食いになることがしょっちゅう起こる。
しかも、そのエイが入れ食いになる場所というのは「深い筋」は勿論だが、この記事でウェーディングルートとしてご紹介している「浅瀬のライン」なのだ。浅瀬の真上にも、大量のエイの群れが入り込んでくる。
私自身、毎年必ずこの時期、ここでエイの猛攻にあっているので、ここがエイ達のお気に入りの場所である事は、ほぼ100%間違いない。従って、私はここでは5月~9月は、絶対にウェーディングはしない。しても「水際周辺」までだ。
そんな事を言っても「爆釣」なんて記事を見ると、危険を承知で入り込んでみたくなるのが釣り師のサガ。ということで、今回は、ここにもう行く気がなくなる動画を下記に掲載しておくことにする。
エイにやられた訳ではないが、あんなに爆釣したポイントも、いつも爆釣するとは限らない。実際、記事掲載後に私自身ここに入ったが、ボウズを食らっている。その時の様子を撮影したのが、下に掲載した動画だ。釣りに行ったのは4月15日の大潮だ。
《2018年4月15日姉崎タイドグラフ》
釣り開始は21時半くらい。あまり良いタイミングでは無かったが、あんなに釣れたスズキは、この時はもう居なくなっていた。いや、単に時合を外しただけだったのだろうか、それとも、魚は居たのに私が下手くそだったのだろうか・・・。いずれにせよ、これからしばらくは、ここには入らない方がいいだろう。
■以下、暇つぶしにどうぞ(笑)