■前回の復習
前回は「偶然」との戦い方として、サイコロを例に取り、限られた時間内で勝率を上げるには「当たりが出やすいサイコロを使うことが合理的」と述べた。「当たりが出やすいサイコロ」とは「面の数が少ないサイコロ」だ。良い道具、良い腕、良い情報を持っている人間は、偶然に頼る部分は比較的小さくなるが、それでも自然を相手にする以上、偶然の因子を排除することは不可能だ。偶然に頼る部分が、あなたのその日の釣りのどのくらいの割合を占めるかは分からないが、かなり大きな部分を占めていることは確かだろう。
ということで、単なる机上の空論ではなく、実用的な戦略を考える上でも、この「偶然」に左右される部分をどう攻略するかが、現実の釣果を大きく左右することになる。そして、前回の考察の結果、実際の釣りにおいて「当たりが出やすいサイコロ/面の数が少ないサイコロ」とは何を意味するかというと「いかに ” 少ない数 ” で的確にスズキの回遊スポットを絞り込めるか」という事だと結論付けた。
TRUTH9「限られた時間内での勝率UP ~釣りの女神さまはシンプルなギャンブルがお好き~」
■ポイントの区分け方法 ~当たりの出やすいサイコロの選び方~