昨年の秋ごろ、東京のど真ん中を流れる隅田川の水神大橋下付近でルアーがジョギング中の女性の目に刺さり重症を負わせたという事故がありました。
それ以降、現場付近はルアー釣り禁止となり、橋の電気も消灯されているとのことです。
ルアーをキャストする際は、周囲をよく確認するというのは基本中の基本です。
特に、隅田川のような遊歩道が整備され、夜景が綺麗な場所も多く、近くにマンション等の住宅が多いエリアでは、夜間も人通りが多いので要注意です。
また、隅田川の遊歩道には、土手から遊歩道に降りる階段が、数多く整備されているので、ちょっと目を離した隙に、いつのまにか背後に人が居るということもよくあります。
また、最近のジョギングシューズはクッション吸収性能もよくなっていて、足音が聞こえにくいことも多いので、特に周囲に注意する必要があります。
釣りに夢中になると、そうした注意力が散漫になりがちですが、このような事故が起こると、釣り場が立ち入り禁止になるのは勿論、
事故を起こしたご本人も、賠償責任が生じたり、傷害刑事事件として警察沙汰になるケースもあるので、自分はとても危険なものを振り回しているのだという自覚を常に持つことが重要です。
また、右利きの釣り人の多くは、ルアーを右側で振りかぶることが多いので、そういう仲間に近づく際は、右側から近づかないようにするという配慮も有効だと思います。
楽しいはずの釣りが、悲しい思い出にならないよう、私自身も今まで以上に、安全には注意したいと思います。
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