ZENAQ ゼナック

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「Handmade in Japan」に拘り続け、
そのクオリティに対しては、業界もビックリの「半永久保証」を提供!
日本国内だけでなく、世界各国の釣りマニア達から高く評価されています。
まさに日本のモノ造りの自信と誇りを世界に示す、
ゴルゴ横山が心底愛するロッドメーカーです。

ゼナックと私、ゴルゴ横山の出会いは1990年代の末頃だったと思います。

当時、よく通っていたルアーフィッシングショップの「ブルーウォーター」で、
ゼナックのシーバスロッドを触ったのが最初の接点でした。

このブルーウォーターは、現在はルアーメーカーH.A.Lの代表を務める大作氏がやっていたショップで、

H.A.Lについてはこちら

大作さんについてはこちら

ブルーウォーターは、お店自体は、ものすごく小さったのですが、シーバスから、カジキのトローリングまで、
幅広い領域のマニアが通う ” 知る人ぞ知る ” ショップでした。
ここに行けば、関東周辺のシーバス情報や、業界内の噂話や最先端の情報は、大体知ることができました。

御多分にもれず、私もこのショップには相当通っていました。
平日も、会社が終わってから、釣りに行かない日は、大体ブルーウォーターかサンスイのどちらかに立ち寄っていました。
(サンスイさんについても、相当お世話になって居るので、こちらもまた改めてご紹介させて頂きます。)

そんなある日、ブルーウォーターで、大作さんから、面白いメーカーのロッドがあるから触ってみないかと言われ、
グレーカラーのゴツいシーバスロッドを渡され、店の前の道で、そのロッドをブンブン振り回したのが、
私とゼナックのロッドとの最初の出会だったと思います。

しかし、その時触ったロッドは、造り自体はやたら丁寧だったのですが、
シーバスロッドとしては、オーバースペックのゴツいロッドで、
散々、持ち重りするだの、ゴツすぎるだの、今考えると恥ずかしくなるような
偉そうな批評をした記憶があります。

ただ、この時の私の意見が、ゼナックさんの耳に入り、私とゼナックさんの関係が始まった
わけではまだありませんでした。
この手のプロショップに来る客は、大体自分の釣りに拘りがある人間なので、
こういう偉そうな事を言う者は珍しくはなかったと思います。
また、私の知る限り、このお店に来ていたお客さんの中には、私よりもはるかに釣りが上手く、
更に、ロッドの製造工程に詳しい人間は何人も居ました。

ゼナックに私を紹介してくれたのは、大作さんだと思いますが、
おそらく大作さんが私を評価してくれたのは、シーバスフィッシングに賭ける
私の情熱の1点だったのではないでしょうか。

当時、私は釣りが上手いかどうかや、ロッドに詳しいかどうかは別として、
誰よりも多く、長く釣り場に立っていたという自信はあります。
人間の機能/生命力の限界まで釣りに打ち込んでいました。
正直、自分の健康・財産は勿論、仕事や家族・その他の人間関係を相当犠牲にしていたと思います。

当時は大作さんのお店にしょっちゅう入り浸っていたし、
結構一緒に釣りも行っていたので、私の釣りの腕や、どんなスタイルの釣りをするかや、
釣りに対する考えや、人間関係、財政事情なんかも、身内以上にご存知だったともいます。

店に入り浸っている割には、釣具を買い渋ったり、
捨てようとしている、古びたフックやフックカバーを貰って、
自分でリサイクル使用したりもしていたので・・・

きっと、その辺りの情報も大作さんから、ゼナックさんに流れていたのでしょう(笑)

そして、そんなこんなのある年のフィッシングショーで、ゼナックさんが東京会場に
ブースを出すという情報聞きつけ、あまり期待もせずにふらっと立ち寄ったところ、
またまた見慣れないシーバスロッドが展示されているのに気づきました。

それが、1999年に発表されたゼナックの伝説の銘品「DEFI Redge93」でした。

これを、初めて触った時の衝撃は今でも、はつきりと覚えています。

当時の私の拙い知識では、シーバスロッドというのは、大きく2種類ありました。
1つはウエダに代表される、胴調子寄りのロッドで、もう1つはパームスに代表される比較的張りのあるロッドでした。
極めてザックリ言うと、柔らかいロッドと、硬いロッドの2種類という感じでした。
当時の私の周りには、昔からの伝統を重んずるベテランはウエダ派で、
ちょっと新しいスタイルが好きな若者はパームス好きが多かったように思います。

そんな中、ゼナックの「DEFI Redge93」は、どちらでもなく、全く味わったことの無いような振り心地だったのです。
振ってみると、先調子っぽい気もするのですが、力を入れると胴から曲がるし、かといって胴調子というわけでもなく、

”こりゃなんだ!?なんなんだコレは???”

という衝撃でした。しかも、造りがとても丁寧でしっかりしていて93という長さにも関わらず、
それほど”持ち重り感”もなく、異次元のシーバスロッドというのが、
この「DEFI Redge93」のファーストインプレッションでした。

あまりの、衝撃に、ゼナックのブースでその感動の言葉を散々言った記憶があります。

後から知った話ですが、このロッドをプロデュースしたのは、
田中さんという方で、私も何度かお会いしたことはありますが、
まぁ大した変態です。
釣りに対する情熱も変態レベルですが、ロッド製作に関しては、
ある種の天才だと思います。
ご本人からは怒られるかもしれませんが、この方はおそらく

” ここをこうすれば、こういうロッドができて、こういう釣りができるようになる ”

という一連の流れが、ぱっと頭に思い浮かぶタイプの方だと思います。
私から見ると、この方のロッド開発は物凄くスピーディです。

ちなみに、私は正反対で、

”こういう感じのロッドが欲しい”というイメージはあるのですが、
それを具現化するまでに時間がかかるタイプです。

” 何となく、ここが変だ ”

という点の改良を繰り返してゆくうちに、やっと理想のモノに辿り着き、

” あぁ、そういうことだったのか ”

と、後から分かるタイプです。
プロデューザーとしては、最も手のかかるタイプです。

この「DEFI Redge93」を触ったことで、今まで自分でもやもやとしていた、既存のシーバスロッドへの不満や、
自分の求めているロッドの設計イメージが明確化されたように思います。

”このロッドを更に先鋭化させて、進化させれば、自分の理想のシーバスロッドになる”

という感じです。
そして、それを具現化させる為には「DEFI Redge93」を世に送り出した、
ゼナックのロッド制作のノウハウが是非必要でした。
また「DEFI Redge93」を造ったのは、どんな人なのかという個人的興味関心もありました。

そして、その後、大作さんのブルーウォーターでも、その話をしたところ、
大作さんが間を取り持って下さり、ゼナックさんより、

”横山さんの思うロッドを作ってみましょう”

というお話を頂き「初代 PLAISIR(プレジール)」の開発プロジェクトが始まりました。
この時の開発の話を書き始めると、いつまで経っても、ゼナック社の紹介に辿り着けないので、
この時の開発秘話は、また別の機会に詳しく書かせていただきます。

1つだけ書かせていただくと、この初代プレジールの開発にあたっては、
当時はゼナックの社長さん自ら私と直接やり取りをしていました。
しかし、私はブランクの設計については素人で、細かい数字や専門用語を使用した依頼をしないため、
何度プロトを作っても、私の理想のアクションが出せず、開発が行き詰った時もありました。

そんな時も、ゼナックさんは根気よく私の勝手な要求に耳を傾け、電話やメールでは埒があかない時には、
社長自ら私の自宅まで来て(ちなみに、ゼナックさんは兵庫県、私の自宅は東京です)、
2人で、夜中、車が来なくなった家の近くの道路で、プロトタイプのロッドを振りながら
あーでもない、こーでもないと、改良話しに明け暮れたのも、今では懐かしい思い出です。

その結果完成したのが「初代プレジール」でした。


(この写真の人物は私、ゴルゴ横山です。ちなみに、魚はヒラスズキです。)

そして、私が親の介護や家庭の事情で、雑誌のカラー連載を辞めた時も、
ゼナックさんは、技術的なトピックや新製品が出るたび私に連絡をくれ、
プレジールのフルモデルチェンジで、プレジール・アンサーの開発をする際も、
私に声をかけてくれました。

これは、私の知る限りでは、なかなか無い事です。
皆さんもご存知の通り、普通、釣り具メーカーが、釣具のプロデュースを頼むのは、
釣り業界で一定以上の知名度のある方です。
そして「一定以上の知名度のある方」というのは、ニアリイコール「雑誌でカラー連載を持っている人間」か
「TV番組によく出ている方」です。

ライターの方であれば、ご自分がメディアで一切記事を書かなくなったら、
一体どれだけのメーカーさんが自分との関係を継続してくれるだろうと想像してみて下さい。
まぁ、顔を合わせれば、にこやかに挨拶くらいはするとは思いますが、
メーカーさんの方からアプローチが来ることは、まず無くなると思った方がいいです。
いくら、情に厚い釣り業界といえども、それほど甘い世界ではありません。

確かに、私は雑誌で何年もカラー連載コーナーを持っていましたが、
プレジール・アンサーの開発が始まった時は、既に「雑誌のカラー連載コーナー」も持っていないどころか、
ライター活動自体ほとんど行っていない状況でした。
そんな中、私にお声掛け頂いたというのは、単なる知名度を活用した
販促プロモーション目当てのプロデュースではなく、

私の釣りの経験や情熱を信じて、

”本当に良いものを作りたい”

というお気持ちの現れではないかと思っています。

その結果、これまた長い年月と、数多くのプロト制作を通して完成したのが、
「プレジール・アンサー」でした。

「プレジール・アンサー」公式ページ

「ゴルゴ横山」自身による「PLAISIR ANSWER プレジール アンサー」解説

 

長くなりましたが、ゼナックがどういうメーカーか、少しご理解頂けたのではないでしょうか。
その上で、改めてゼナックのホームページに書いてる

「Handmade in Japan」「半永久保証」

という言葉を見返してみると、

ZENAQ公式ホームページ「Handmade in Japan」ビデオ

ZENAQ公式ホームページ「半永久保証」解説

「あぁ、このメーカーならやりかねないな」

という気がしてくると思います。
ゼナックと関係が深い私が言うのも何ですが、
ゼナックは本当に、ユーザー/釣り人の事を大事にするメーカーだと思います。
そして「ユーザー/釣り人の事を大事にする」と同時に、

「自分たちが世に送り出したものに対して、物凄い誇りと責任感」

を持っているメーカーだと思います。
でなければ「半永久保証」などという、ビジネス的にリスクの高いサービスを提供しようなどとは思いません。
ゼナックは、そんなサービスを ” 思っただけ ” ではなく ” 実際に提供している ” のです。

以下、ゼナック公式サイトからの抜粋です。

2004 永遠の約束
使い捨ての時代に異議を唱える「半永久保証」
手になじんだ愛着のロッドを出来る限り使い続けてほしい。
一本一本「魂込めて作り上げたゼナックロッド」に責任もって修理にあたる覚悟。
たとえ「ユーザー様が変わられた場合でも保証を継続する」という、
使い捨ての時代に異議を唱えるゼナックの「半永久保証」。

※上記の抜粋元はこちら「ゼナックの思いと歩み」

「ユーザー/釣り人の事を大事にする」という言葉は、どのメーカーも口にする言葉ですが、
それを、実際のサービスとして、分かりやすい形で具現化するメーカーはなかなかありません。
これは、ゼナックというメーカーと、ゼナックユーザーの、
お互いの信頼関係が無ければ成り立たないことだと思います。
また「1つのモノを大事に使い続ける」という思想も素晴らしいと思います。
そういう意味では、ゼナックというメーカーも凄いですが、ゼナックを支えている、
「ZENAQファン」の方々も素晴らしいと思います。

釣りを心底愛し、ゼナックを愛するユーザーの存在と、ユーザーを信じ、
それに本気で答えようとするゼナックというメーカーがあり、
それを支えるユーザーの皆さんがいる日本。

私は、そんなメーカーと釣り人が居る日本を誇りに思います。

そして、その「ZENAQファン」の輪は、今や日本だけでなく、海外にも広がり、
極めて高い評価を受けると同時に「Handmade in Japan」の素晴らしさを世界に伝えています。

最後に、ゼナック公式ホームページより、以下抜粋です。

最高の品質、日本人のプライド 1960年に竹竿の製造から始めて半世紀。
材料は竹からグラス、カーボンへと移行してきましたが、我々の基本的な物造りへの姿勢は変わる事はありません。
一貫して同じ地に工場を構える事で熟練の技を脈々と伝承し、最高品質のブランクを焼き続けます。
一本一本丹念に魂を込めて全てのゼナックロッドにプライドを注ぎ込みます。
一本の力を信じて。

※上記の抜粋元はこちら「ゼナックの思いと歩み」

た、ゼナックのロッドは「Handmade in Japan」という言葉から想像される通り、製造本数にも限りがあり、

どこのショップでも手に取って見ることができるわけではありません。
しかし、特にロッドは手に取ってみなければ買うことなどできませんよね。
そんなユーザーさんの気持ちにお応えするために、ゼナックには「コンファームーサービス」というものがあります。

以下、ゼナック公式ホームページからの抜粋です。

実際にロッドを取り寄せ、手に取り納得して頂いてからのご購入が可能です。 ユーザー様からのお問い合わせに「気になるロッドが何本か有って購入する前に一度商品を見てみたいが、近くのショップにはその商品の在庫が揃っていない」と言ったお問い合わせを多く頂きます。 私たちは「納得してご購入頂きたい」という気持ちからこのサービスを始めました。 実際に手に取りロッドを触り比べてから購入をご検討下さい。

※実際の使用は出来ませんので予めご了承ください。

詳しくは、以下のボタンをクリック!

コンファームサービス


また、ロッドの体感展示会も、各地で随時行っています。
場所や予定については、以下をご確認下さい。

ZENAQロッド体感展示会のご案内


最後に、あるショップの店員さんが、以前語った内容をご紹介します。
彼は、マルスズキもかなり釣りますが、ヒラスズキ業界では相当なマニアで知られた方で、
ご自身でロッドの調整や修理も行ってしまう、ハイパーマニアです。

彼いわく、

「今まで、いろんなメーカーのロッドを分解していじってきたけど、ゼナックのロッドが一番分解するのに苦労したよ。
この前は、一部分解を断念した部分もあった。ゼナックのロッドは、見えない部分まで本当にしっかり造ってあるよ」

とのことです。良い子は絶対真似しないように。

恐るべしマニア。恐るべしゼナック。


 

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