この記事は「ゴルゴ横山と行く爆釣ポイント開拓の旅 爆釣ドリームツアー」コーナーの記事です。
⬛初めに
ちょっと記事掲載の間隔が開いてしまって恐縮至極なのだが、今回の記事作成にあたっては、数年にわたる、過去5回分の釣行内容を集約したものになっており、動画作成にあたっては、2回分の取材釣行の内容を編集したものになっているので、いつもよりも数倍の時間が掛かってしまった為、記事掲載まで時間が掛かってしまった。誠に申し訳ない!!🙇💦
前回の記事では、春の爆釣シーズン開幕ということもあり、前回は88cmのランカーシーバスGETの派手な記事を掲載させて頂いたので、
(→★本年初ランカーシーバス88cmゲット!!春の三浦半島の誰も居ないあの穴場で追跡探索!~釣れるピンスポットの見極め方~)
これから一気に爆釣モードの記事を連発したいと思っていたのだが、ここは宇宙一のシーバスマニアが集う「Golyokoシーバスランド」だ。
普通にランカー実績が高いポイントでランカーシーバスを釣った記事を書いても、特に会員の皆さんにあたっては「ふーん、まぁそこなら釣れるよね」で終わってしまうのは目に見えているので、そういうポイントで取材をする場合は、それなりのマニアックな理由が無いと記事には出来ない。
個人的には、せっかくのポカポカ陽気の爆釣シーズンくらいは、難しい事は考えずにお気楽に、過去の実績が高いポイントで、でかいシーバスを釣りたいものだが、なかなかそういう釣りをする気になれないのが変態アングラーの悲しいサガだ😅
ということで、実はあの88cmを釣ってからは、この時期に過去の実績があるポイントには行かずに、私自身過去の実績ゼロの新規ポイント開拓ばかりをしていて、苦戦&ボウズ連続の人生を送っていた。
今回は、そんな苦戦の中でやっと光明が見えてきた ” 激マニアックポイント ” を1つご紹介して、ゴルゴ横山が普段どんな狂ったポイント開拓をしているのかを解説してみようと思う。
今回ご紹介するポイントは、少なくともここ10年近くはアングラーはおろか餌釣り師も含めて、釣り人は1人も入って居ないポイントだと思う。さて、その理由は・・・
では、早速GoGo!!
⬛今回チャレンジしたエリア
ここ数年、私自身は千葉県での釣りが多くなっていたように思うが、今年は春先から神奈川県エリアにも結構足を運ぶように意識していた。ということで、今回開拓にチャレンジしたのも神奈川県の三浦半島エリアだ。
本当は、春の爆釣シーズンは東京湾奥エリアで数釣りが楽しめるシーズンでもあるので、そういうポイントでバコバコ釣っている動画を撮影するという手も無くは無いのだが、その手のエリアの大半は厳密には立ち入り禁止だったり、釣り禁止/ルアー釣り禁止だったりするので、どこで釣りをしているのかをガッツリ紹介出来るポイントというのは、厳密に言うと、釣り公園みたいな場所以外ほとんど無いので、取材という名目ではなかなか行く気になれない。
釣りの記事というのは画像や動画が無いと、なかなか読む気になれないモノだと思うのだが、画像や動画というモノは、見る人が見ればどこで釣りをしているのかというのは結構分かってしまったりもするのだ。私自身、写真の隅に写り込んでいる一本の送電線でポイントを特定した事もあった。
釣りメディアの世界では、画像や動画を撮影する時に、背景が映り込まないようにしたり、下から空を背景にしたり、上から水面だけを背景するというテクニックがあるのだが、私の場合はカメラマンが同行している訳でもなく、カメラは体や頭に装着しているので、いちいちそんな姑息なカメラワークを気にしている余裕は無いし、そもそもそんな事をやる気も無い。
ということで、今回も涙を呑んで、春の爆釣シーズン真っ盛りの湾奥エリアに背を向けて、独り地獄のポイント開拓に向かう事としたのだった・・・
(※画像出典:Google Earth Pro)
⬛難攻不落!!地獄のポイント開拓の様子
上の記事を書くにあたって、こんな感じの開拓釣行を重ねていたということをご理解頂くために、取材時に撮影した動画からの抜粋を掲載しておこう。
⬛今回使用したタックル
今回使用したタックルは、以下のとおり。ロッドは、いつも使っていたZENAQの「PLAISIR ANSWER」から、最近は、その進化版後継機種の「INQLUDE」に変えている✋
今回のポイントには、今年は2回訪れたのだが、それぞれの釣行ごとに下記の異なるロッドを試用してみた。
★ロッド:ZENAQ「①INQLUDE IS88-M9 MAGNUM BULLET」「②INQLUDE IS90-M7 - JAW BREAKER」
★リール:SIMANO YWINPOWER(の超古いモデル)
★メインライン:PE1.2号
★ショックリーダー:フロロカーボン14LB
《INQLUDEに対するゴルゴ横山の個人的インプレッション》
先代のプレジールアンサーシリーズは、シーバスフィッシングで想定される全てのシーンを網羅すべく、多くのラインナップを用意していたのだが、このシリーズは、先代のプレジールアンサーシリーズで培われたノウハウの中から「デカイ魚/過酷条件での釣り」の為のノウハウを抽出して、そこに振り切ったロッドという感じだ。
今回のポイントは、立ち位置にもよるが10~20メートルの距離にブレイクラインがあり、そのラインを中心にかなり広い範囲を探りたくなるポイントで、水中には岩やストラクチャーがゴロゴロ点在していて、大きな魚が掛かって走り回られたりすると根ズレでラインブレイクの危険性もあるポイントだったので、それなりに強引なやり取りが必要になるシーンも想定されるポイントだったのだが、INQLUDEはまさにそういうポイントにうってつけのロッドだ。
逆に言うと、40-50cmクラスのシーバス相手では、簡単に魚が寄り過ぎて緊迫感に欠けてしまうという事もあるが、ある意味ヘビーなやり取りが想定される釣りを中心にしている方や、BIGシーバスだけを狙うモンスターアングラー向けに振り切ったロッドとも言える。
位置づけとしては、先代のプレジールアンサーシリーズの進化版後継機種とも言えるロッドなのだが、もっと言うとプレジールアンサーシリーズで培われたロッド制作ノウハウや、多くのBIGシーバスの釣果実績を基に、どんな過酷な場所でも確実にランカークラスを仕留める為に、想定しうる必要スペックを全て注入した、BIGシーバス捕獲に振り切ったマニアックロッドの宇宙最高峰とも言える。
ということで、40-50cmクラスのシーバスをお気楽な場所で釣るには、あまりに確実に獲れてしまうのでつまらないが、そもそもそういう小型サイズのシーバスは、どんなロッドで釣ってもつまらないので、そんな事よりも「デカイシーバスを絶対に逃したくない/過酷な条件の場所でもそれなりのサイズのシーバスを確実に獲りたい」という方の為の、CRAZYアングラー専用ロッドと思って頂くと分かり易いかもしれない。
ただ、私の使用感としては、別に5-8cmクラスのルアーでセイゴ・フッコクラスを釣るのに、やりにくいという程ゴツイロッドでは無いので、ここまで極端な事を書くと、メーカーさんからちょっと言い過ぎだと怒られる気もするが、気持ちとしては、是非上記の様なマニアックなモンスターアングラーの皆さんに使ってもらいたいと思っている。
ということで、ゴルゴ横山の極端なインプレッションよりも、ちゃんとした適合ルアーや適合リール等を含む細かいスペックに関する公式情報を知りたいという方は、下記の公式サイトの情報もご参考にどうぞ✋
ZENAQ INQLUDE オフィシャル情報
⬛ゴルゴが狙ったポイントはズバリここだ!
さて、お待ちかね。いよいよ、今回の激ヤバポイントの詳細解説に移るとしよう。
今回のポイントは、近くに結構知られたシーバスポイントがあるし、衛星画像でみると、いかにもシーバスが釣れそうなポイントなので、場所自体はご存じの方も居るとは思うが、ここでルアーフィッシングはおろか、釣りをした事がある人間は、少なくともここ10年くらいは居ないと思う。新規ポイント開拓マニアのゴルゴ横山を持ってしても、過去最高クラスの侵入難易度のポイントといえ、長年侵入を諦めていたポイントだ。
地図で見ると、一見簡単にアクセス出来る場所に見え、ポイント自体は立ち入り禁止では無いのだが、問題は侵入ルートだ。ここは、立ち入り禁止エリアをコソコソ歩いて行けば、結構簡単に侵入は出来るのだが、そのルート以外は海を泳いで渡らなければ行けないような場所にあるように見えるので、長年侵入を諦めていたのだった。
しかし、ある日その近くのポイントに訪れた時に、久しぶりにこの辺りの変化を自分の目で見ておこうと思い立ち、この辺りに立ち寄ってみたところ、思いがけない発見をして「もしかして、あそこを通れば行けるんじゃね?」と思い立ち、後日本格的に侵入ルートの開拓に挑むことにしたのだった。
最初に考えた侵入ルートは、低潮位時の侵入ルートで、その後チャレンジしたのは高潮位時の侵入ルートだ。ということで、まずは、最初に開拓を試みた「低潮位時の侵入ルート」から解説しよう。
ちなみに、何故「低潮位時の侵入ルート」から先に開拓を試みたのかと言うと、初めて入るポイントは、当たり前だが「低潮位時」に見ておいたほうが、底質や海底地形等々のいろいろな情報が多く得られるので、その後の開拓釣行のヒントになるからだ。
それでは早速「低潮位時の侵入ルート」の解説から、GoGo!!
⬛今回のポイントの詳細解説
今回のポイントは、約20年程前にはじめて狙ったスポットで、その時は対岸側にあるゴロタ&岩礁の浅瀬から無理やりウェーディングして、超遠投で攻め、1発なかなかのサイズがヒットしたものの、惜しくもバラシしてしまい、その後2度ほど訪れてみたもののボウズを食らい、それから足が遠のいていたポイントだ。
ここから足が遠のいていた理由としては、もちろん2連続ボウズを食らったという事もあるのだが、それ以上に、当時の侵入ルートでは、めちゃくちゃ滑るゴロタ&岩礁の浅瀬上をウェーディングする必要があり、行くのが超面倒くさかったという事も大きな理由だった。
しかし、先に見える地形や衛星写真の画像を見る限り、シーバスポイントとしては一級品の条件を兼ね備えているように見えたうえ、すぐ近くには三浦半島内でもTOPクラスのシーバス実績があるポイントがあるため、このポイントのすぐ近くに間違いなくシーバスが居ると思われた。
そんな事もあり、長年「もっと楽にここを攻める事が出来たらいいのになぁ~」と思いつつ、羨望の目でこのスポットを遠くから眺める月日が続いていたのだが、遂にこのスポットを、遠くから遠投で攻めるのではなく、直接近くから直撃出来るルートを発見したのだった。
(ここから先は会員専用コンテンツです)