ツアー89:本年初ランカーシーバス88cmゲット!!春の三浦半島の誰も居ないあの穴場で追跡探索!~釣れるピンスポットの見極め方~

この記事は「ゴルゴ横山と行く爆釣ポイント開拓の旅 爆釣ドリームツアー」コーナーの記事です。

爆釣ドリームツアー


⬛初めに

先日、本年初のランカーシーバスGETの速報記事を掲載させて頂いたのだが、

★【緊急速報!】業務連絡!三浦半島で88cmランカーシーバスGET!!\(^o^)/

今回は、その時私が事前にどんな計画を立てて、その釣りの現場で、何を基に魚の居場所を突き止めたのかを詳細解説しようと思う。

今回のポイントは、過去に何度もランカークラスを含め、良型シーバスをゲットしているポイントなのだが、それ以上に、ここでは色々な条件で数多くのボウズも食らってきている。

その天国と地獄の経験から、私自身はこの釣り場でシーバスが釣れるスポットやタイミングは、かなり限定されると考えている。

単に、釣れた時の条件を記録するだけでなく、釣れなかった時の様々な条件や経験を積むことで「ある特定の釣れる条件」というものが見えて来る。

この事は、このポイントに限らず、どんなポイントでも当てはまる事でもある。どんな高実績の釣り場でも、魚が居るスポットや釣れる条件というのは、かなり限定されている事が多い。

実際に、海に潜って水中を観察してみると、魚が居る場所と居ない場所と言うのは、クッキリと分かれている。魚が居ない場所と言うのは、ほんとに何の魚も居ない。これは、全ての釣り師が肝に銘じるべき、恐ろしい事実でもある。


⬛シーバスの居場所

私自身「シーバスは何処にでも居る」みたいな事を過去何度も書いてきたが、これは正しい面もあるが、誤解を招く表現でもある。

確かに、鱸(すずき)という魚は、川にも海にも湖沼にも、サーフにも磯場にも運河にも・・・という感じで、どこでも釣れた実績は存在するのだが「本当に大きな群れ」は、陸っぱりやウェーディングでルアーが届く範囲には居ないと思った方がいい。

漁師の方々の鱸漁のメインは、岸近くの刺し網漁ではなく、沖での巻き網漁だ。もちろん、大きな鱸の群れが岸近くに寄る事はあり、たまに旧江戸川や荒川の下流部なんかで漁師の方が鱸漁をしているのを見かけるが、それは稀で、基本的には沖での漁がメイン。

ボートシーバスや遊漁船なんかでよくシーバスを狙う方はご存じだと思うが、陸っぱりやウェーディングでの爆釣と、ボートシーバスでの爆釣はレベルが違う。

陸っぱりやウェーディングで1時間に4,5匹も良型が釣れれば「爆釣」という感覚になるかもしれないが、ボートシーバスでの爆釣はゼロが1桁異なり、ホントに釣れる時は、1時間に40-50匹釣れる事も年に何度も起こるし、1日で3ケタの釣果が得られる事も、そんなに珍しい事ではない。

基本的には、鱸という魚は「沖や深場に居る」と思った方がいい。従って、陸っぱりやウェーディングでルアーが届く範囲にシーバスが居る時と言うのは「よほどの理由」がある時に限られると思った方がいい。

この「よほどの理由」とは「餌生物」の存在と「そこに至る分かり易い道」があるかどうかだ。

「餌生物」については、例えば、すぐ近くの沖合にイワシやコノシロの大群が居たりなんかすると、シーバスの群れがわざわざ岸近くまで寄って来る「よほどの理由」は無くなってしまい、沖合でバコバコ餌を食っている。

更に、ベイトもシーバスも「流れ」のある「潮通しの良い場所」に集まる事が多いので、必然的にフィッシュイーターは「流れの強い筋」のどこかにベイトの群れが居るのではないかと想像しながら、「流れの強い筋」に沿ってウロウロしながら餌となる小魚を探索しようとする。

ちなみに、バチも流れに流される生物なので、「流れの強い筋」にはより多くのバチが集中して流されて来るので、シーバスにとっては格好の餌場となる。

勿論、いつもいつも大好きな「小魚やバチの大群」に巡り合えるわけでは無いので、雑食性の鱸は、小魚の群れを見つけられない時は、カニ・エビ・シャコ・二枚貝・・・等々の低生成物も捕食するが、メインの御馳走は「小魚」だと思った方がいい。

ただ、カニ・エビ・シャコ・二枚貝・・・等々の低生成物も、潮通しが悪く、ドロドロの水の場所には少ないので、結局、大事なのは「流れの強い筋」をいかに見つけ出すかが最重要ポイントとなる。

従って、どんな釣り場でも、潮位/潮流の状況によって変化する「流れの強い筋」がどこに出現するかを知る事が大事で、釣りをしている最中も、常に周囲の流れや風の変化に敏感になる事が、その日・その時・その場でのシーバスの居場所を暴き出す為には、最重要ポイントとなる。

特に、海で釣りをする場合は、だだっ広い釣り場が多くなるので、ルアーを投げる前に「そのポイントでの流れの強い筋」が、どこに、何時くらいに出現しそうかを、事前によく考えて、釣りをしている最中も、事前の計画に囚われずに臨機応変に狙いを変えるという事が「広い場所」でシーバスをコンスタントにゲットする為には大事な事となる。

今回は、そんな事を念頭に置きつつ「流れの強い筋」が出現して、実際にシーバスが釣れた場所の具体例と、「流れの強い筋」が出現する前兆現象について解説しようと思う。

「流れ」の重要性については、下記の過去の記事もご参考どうぞ✋
★スズキの居場所を見つけるには「●●●」を探せ!!シーバス爆釣ポイント開拓の最重要事項「呼び水理論」大公開!(千葉県「三番瀬」シーバスゲット動画あり


⬛ランカーシーバス88cmゲットのダイジェスト

まずは肩慣らしに、今回の88cmランカーシーバスGETのダイジェスト画像をご覧アレ。


いつもの事ながら、ランディングネットを使わない主義の私にとっては、ランディングが一番緊張する瞬間です😅


ヒットルアーはコチラ↓。超定番ルアーですね✋



ここにガッツリ掛かった時は、ラインブレイクしない限り、まずバレる事はありませんね✌



使用したランディングツールは、今回もDAISOの激安500円フィッシュグリップだ!毎回、海水に漬けて、帰った後も一切真水で洗ったりしていないのですが、もう1年以上壊れることなく普通に使えてます。

1点だけ文句があるとすれば、掴み口の形状のせいか、ランディングした後に魚の口から外す時に、少し外しにくい事くらいでしょうか😅





⬛この日のお天気

この日のお天気は晴れ。釣りを始めた時は、ほぼ真北の微風という感じで、まさにウェーディング日和という感じの夜だった。ただ、釣りを始めて間もなく、風向きが変化し、急に風が強くなって来た。

下の天気情報は「横浜市」のお天気なので、実際に私が釣りをしていた三浦半島とは、同じ神奈川県でも、かなり場所が違うので、釣りの現場で私自身が感じた「風替わりの時刻」は、大体20:30位だった。

この風が変わった時刻は、丁度下げ潮が急速に強まり始める「下げ5分」前後の時刻。実際、他の釣り場でも「潮流の流れが速くなってくると、それに伴って、海上の風も強くなってくる」という事が多く、私自身は、これを「潮替わりの風」と呼んでいる。

釣りをしている最中に「ん?なんか急に風が変わって来たぞ!?」と思った時は、潮流の流れが大きく変化してきている可能性があるので、周囲の海面の様子やルアーのリトリーブ時のテンションの変化に注視して「流れの変化」を敏感に察知する事で、その日・その場での「爆釣ライン/スポット」を見つけ出せる可能性が飛躍的に高まる。

ちなみに「潮替わりの風」を伴う「流れの変化」の場合は「風向きと流れの向き」が一致している事が多く、その場での流れの様子を把握するヒントになるので、頭においておくといいだろう。

(※出典:http://www.tvg.ne.jp/george/weather/index.html?city=yokohama&target=2025-03)


⬛この日のタイドグラフ

この日は「大潮」で、釣りSTARTは下げ3分で、下げの流れが強まり始める時間帯だった。(※出典:気象庁HP


ランカーシーバスが釣れたのは、下げが急速に強まり始めた「下げ5~6分」の時間帯。下のスマホアプリの画像では、ちょうどこの時の時間帯を示す印が、四角で隠れてしまっているが、潮位「96cm」のタイミングだった。ちなみに「松輪港」と表示されているが、釣りをしていたのは松輪港では無いのでご注意を😅


どんな潮回りでも、潮位変化と潮流の強さの変化にはズレが生じるので要注意。この点については、下の図をご参考にどうぞ✋


今回チャレンジしたエリア

今回チャレンジしたポイントは、三浦半島の三浦市南下町エリアだ!!

(※画像出典:GoogleMap)


⬛今回使用したタックル

今回使用したタックルは、以下のとおり。ロッドは、いつも使っていたZENAQの「PLAISIR ANSWER」から、最近は、その進化版後継機種の「INQLUDE」に変えてます✋

★ロッド:ZENAQ「INQLUDE IS88-M9 MAGNUM BULLET」
★リール:DAIWA「EXIST 3012番」
★メインライン:PE1.2号
★ショックリーダー:フロロカーボン14LB


88cmランカーシーバスGETポイントの詳細解説

さて、お待ちかね。ここからは、今回ランカーシーバスをゲットしたポイントの詳細解説としよう。

ちなみに、今回のポイントでの私の過去の実績では、釣れたシーバスのアベレージサイズは70cmを越えていて、大半はランカークラス。嘘みたいなホントの話だ😱!!

このポイントは、私にとっては3-4月の超実績ポイントで、過去に何度か釣り雑誌や当ホームページでもご紹介しているのだが、一向に人が増える気配が無く、未だにここで釣り人はおろか、人と会った事は一度も無い。

何故なのだろう・・・そんない恐ろしい雰囲気のポイントだとは思わないのだが・・・😅

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