【爆釣ドリームツアー番外編】必見!本物はどっち?12月と言えば・・・の「平久里川河口」。今年はどうよ?😅

この記事は「ゴルゴ横山と行く爆釣ポイント開拓の旅 爆釣ドリームツアー」コーナーの「番外編記事」です。

爆釣ドリームツアー


⬛はじめに

当サイトでは、毎月その時期にシーバスがよく釣れるポイントの釣果情報や、私が実際に現地で実釣取材した情報をご提供している。

今、シーバスは産卵場に向けて、産卵回遊で移動している真っ最中で、9-10月に釣れていた場所よりも、より深場や外洋が近いエリアに爆釣スポットが移動してきていると思う。

普段、都市部近郊の湾奥エリアを中心にシーバスを追っている方にとっては、シーズンオフの季節というイメージだと思うが、この時期のシーバスの動きにちゃんとついて行けると、秋のシーズン以上にオイシイ思いが出来る季節でもある。

ちなみに、私が過去一番多くのランカークラスのシーバスをゲットしているのは、真夏と真冬だ。中・小型のシーバスの数釣りを楽しむなら、春・秋がハイシーズンだが、でかいシーバスを狙って釣るなら、夏・冬が一番カタイ季節だと断言できる。

特に、真冬はアングラーの数も激減するので、オイシイポイントを独占できる確率も高まるので、まさに「行った者勝ち」の季節ともいえるのだが、産卵回遊で産卵場に移動しているスズキの群れの居場所を突き止めるには、それなりのノウハウが必要となる。

それについては、下記の過去の記事でも詳しく解説しているので、是非ご参考にして頂ければと思う。

★12-2月の真冬のスズキの群れの追いかけ方(産卵~バチ抜け期)
★11-12月の爆釣ポイント発見のコツ:スズキの産卵回遊と水温の関係~●度の水温帯を追い回せ!!~
★各地におけるスズキの産卵に関する情報のまとめ(産卵期、産卵場所、産卵水温)


ちなみに、2024年12月10日時点の東京湾の海水温分布と溶存酸素分は以下のとおり。ザッっと見た感じ、例年通りの状況の様だ。

この水温分布をみるだけだと、産卵前の乗っ込みシーバスの群れの本流を陸っぱりやウェーディングで狙うのだったら、神奈川県三浦海岸と千葉県金谷を結んだ線の辺りが北端で、湾奥~盤津干潟は既にほぼ終了で、富津岬は終盤なのではないかと思う。

まぁ、産卵回遊には個体差があるし、本格シーズンが終わっても残る個体も居るので、どんな場所でも可能性はゼロでは無いが苦戦を強いられる事になるだろう。

(画像出典:神奈川県水産技術センター 「海況図データベース 東京湾口海況図」


(画像出典:千葉県「東京湾貧酸素水塊分布予測システム」


ちなみに、盤津干潟~富津岬のエリアの酸素分布の拡大図はこんな感じだ(画像出典:千葉県「東京湾貧酸素水塊分布予測システム」


⬛「Google Map」 v.s. 「Google Earth Pro」~本物の最新画像はどっち?~

・・・で、具体的には今どこで、シーバスがよく釣れるのかと言うのが知りたい方が多いと思うが、当ホームページでは毎年、12月には南房総エリアでの釣果実績が高い。

まぁ、この結果は、単に私が12月に南房総エリアに行く頻度が高いというバイアスが掛かった結果なのだが、そのバイアスを抜きにしても、12月が南房総エリアのハイシーズンであることは、過去多くのメディアでも語られてきており、それほど大外ししている情報では無いと思う。

今回は、そんな南房総エリアの超実績ポイントの1つである「平久里川河口」の現況について、ちょっと気になる事があったので、お知らせしておこうと思う。

特に、ここに遠征しようと思っている方は必見だ。一般に12月によく釣れると言われている「平久里川河口」も、毎年12月が釣れるという訳ではなく、河口の砂洲の形状によってはダメダメな年も数年に1度はやってくるのだ。コレを知らないと、高い交通費を投資して、時間をかけて遠征してきた苦労が水の泡になるかもしれない。

で、この「平久里川河口」を攻める時に一番大事なのは、先程書いたように「河口の今の地形を把握すること」だ。一般に、河口というのは、少しの増水でも河口の水底地形がコロコロ変わるのだが、この「平久里川河口」は、毎年夏・秋の増水期に、かなり大胆に地形が変わる。

そこで、とりあえずGoogle Mapの最新衛星画像を確認してみると、この記事の執筆時点では、下の様な画像が出て来る。ちなみに、このGoogle Mapの画像は2024年のものらしい。

この画像をみると、平久里川の河口は左右から突き出た浅瀬で細い流れに絞り込まれ、その真ん前には流れを堰き止める様に横長の砂洲が形成されていて、平久里川の流れは左右に垂直に折れ曲がって、岸にべったり張り付くように、岸と平行に左右に流れ出している事が分かる。

(※画像出典:Google Map)


ところがGoogle Earth Proの最新画像を見てみると、下のような画像が表示される。この画像は2024年12月のものだ。ちなみに、Google Earth Proでは、撮影時期の「年」と「月」が表示される仕様になっている。

この画像では、平久里川の流れを堰き止めるような横長の砂洲は確認できず、平久里川の流れは沖に向かって、比較的真っ直ぐ流れ出しているように見える。

(※画像出典:Google Earth Pro)


どちらも現時点の最新画像なのだが、全く河口の形状が異なる。さてどっちが、本物の最新画像なのだろう???

ちなみに、この手の河口の砂洲の形状は、一般的に夏・秋の増水期に大きく変化する。日本では冬の時期は、降雨量が1年で最も少ない時期になり、河川水量も1年で最も減水する時期なので、夏・秋の増水期に大きく変化した河口地形は、冬に大きく変化するという事はあまり無い。

従って、上記のGoogle Earth Proの画像が2024年12月に撮影されたものなら、今でもほぼ同じ地形である可能性が高い。Google Mapの最新画像は、2024年の春先にでも撮影された画像なのだろうか?

そこで、一応、はじめに挙げたGoogle Mapの最新画像と同じ画像が、Google Earth Proの過去の画像に存在しないか見てみたところ、あったあった。

(※画像出典:Google Earth Pro)


うむむ、2年も前の画像なのか?、、、だとしたら、これは由々しき事態だ。

もし、現在の「平久里川河口」の砂洲の地形が、Google Mapの最新画像のような状況なら、今年の「平久里川河口」を干潮時に狙うなら、川を遮る様に形成されている砂洲の両端のカケ上がりが狙い目となるが、Google Earth Proの最新画像のような状況なら、左右の岸から伸びている馬の背状の浅瀬のどちらかの先端が一番オイシイ立ち位置となるので、左右どちらの岸の駐車スポットに車を停めるのかを判断しなければならない。

とはいえ、いくら画像を見比べていても答えは出ないので、正解を知るには実際に自分で行ってみるしかない。

・・・ということで、12月の上旬に実際行って確認してみる事にした。さて結果はいかに😅

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