【爆釣ドリームツアー番外編】「富津岬」の ” あの穴場 ” で、またもや良型シーバスゲット!&ダイソー(DAISO)釣り具の ” アレ ” の試用報告!!

この記事は「ゴルゴ横山と行く爆釣ポイント開拓の旅 爆釣ドリームツアー」コーナーの ” 補足記事 ” です。

爆釣ドリームツアー


(※出典:Google Map)


⬛はじめに

今回は、富津岬で前にご紹介したポイントの侵入方法について、少々変わった部分があったので、それについて解説しようかと思ったのだが、それとは別に、最近いろいろ話題の100均ショップの「ダイソー(DAISO)」の商品についても少し触れてみようと思う。

最近は100均ショップやワークマンの様な、元々は釣り業界以外の企業が釣り業界に参入してきており、ある意味「破壊的イノベーション」ともいえる様相を呈してきている。

特に、ワークマンのアウトドアレジャー向けアパレル商品なんかを使い始めると、その機能性の高さと価格の安さにびっくりさせられ、もはや釣り具メーカーのウェア類は、機能的にもデザイン的にもコストパフォーマンスは劣っていると言っても過言では無いだろう。

また、これらの企業からは、ルアーや、PEライン、ショックリーダー、スナップみたいな消耗品だけでなく、フィッシュグリップや、リール、ロッド、ウェーダーのような釣り具までオリジナル開発のブランド商品を発売しており、個人的にはかなり注目しているのだが、物凄く安いが故に、どこまで実用に耐えるモノなのかは、実際に使ってみないと分からない。

ということで、最近少しずつテスト試用してみているのだが、今、私が一番注目しているのはリールだ。ルアーフィッシングで「タックル」と言えば「ロッド&リール」がメインツールだと思うが、私にとってリールは ” 消耗品 ” 。

ロッドも長年使用すると、いろいろ不具合が出てきたり、ボロボロになってきたりするのだが、折れない限りは、機能的に致命的な問題は起こりにくいし、私が愛用しているZENAQ社のロッドは、全てのロッドに半永久保障が付いているので、全体が粉々に砕け散りでもしない限りは、中古で購入したモノでも修理してもらえる。

しかし、リールはちょっと砂が入ってしまったり、一部分に錆が出てしまったりするだけで、全体の実用機能に致命的な問題が発生してしまい、釣り自体が出来なくなってしまう。たった1つの小さなパーツがダメになっただけで、全部が使えなくなってしまうし、初期不良以外の修理は全て自己負担の有料だ。しかも、その料金は結構な額になる。

リールもロッドも、ハイクラスのモノは数万円もする高額商品なので、どちらもある程度の年数は、修理無しで使い続けたいものだが、購入時の初期性能がどのくらいの期間維持できるかという視点で見ると、リールは圧倒的に初期性能の維持期間が短い。

下手すると、2、3回釣りに行っただけで、もうリールがシャリシャリ言い始めるみたいな事も、過去何度もあった。軽いウツになるレベルだ。

特に、ハイクラスのリールは精密機器でもあるので、非常にデリケートなパーツが多く、初期性能を維持するには、それなりの丁寧な扱いやメンテナンススキルが求められる。これは、私の様なガサツな人間にとっては致命的な話で、毎回ビクビクしながら使っていた。

自分でちゃんとメンテナンス出来るスキルや時間がある方はいいのだが、私には、そんなスキルも時間も無いし、メンテナンスに時間を使う位なら1秒でも多く釣りに行きたい。

そんなにすぐに性能が落ちるモノに何万もの金を払う余裕は無いのだが、最近の上位機種のリールは、2、3個買ったらボーナスの大半が飛ぶ。

まだ子供も小さく、住宅ローンのボーナス払いを抱える身としては、そんなリールはしょっちゅうは買えないし、リールメーカーのスポンサードが付いて居る訳でも無いので、上位機種をバンバン使い倒す事も出来ない。

そんな世知辛い事情を抱えつつ、最近のリールは、比較的下位の機種でも、ひと昔前の上位機種並みの性能があるので、もしかしたら100均ショップのリールでも、もしかしたら・・・と、少しくらい期待してもバチは当たらないだろう。

「リールは消耗品」などと言うと、リールメーカーの方には間違いなく怒られると思うが、長年、いろんなリールに手を出して、苦労を重ねて来た貧乏人としては、リールについては、もはやある程度割り切るしか無いと思っているし、道具で足りない部分は、腕と経験でカバーできる部分も昔より多くなってきていると自負している。

これが、フィネススタイルのバスフィッシングや、100キロオーバーの超大物を狙うような、ギリギリの勝負をする釣りだったら、私も超高性能のリールを使用して限界に挑むと思うが、シーバスフィッシングにおいては、極端に細いラインや小さなルアーを使ったりしない限りは、ぶっちゃけそこまでハイスペックのリールで無くても、十分高度な釣りが出来ると思っている。貧乏人には貧乏人なりの、高度な戦い方があるのである。

・・・ということで、今回は清水の舞台から飛び降りる気持ちで、どうせ試すなら一番安いリールでやってみようと思い「ダイソー(DAISO)」の700円リールを試してみる事にした(笑)


⬛今回試用してみた「ダイソー(DAISO)」の700円リールの感想

今回、私が試用してみたのは上の画像の「3000番」タイプ。正直いって、フィッシングライターやプロアングラーの方で、こんな激安リールを使っている人間など皆無だと思うのだが、私がコレを試してみようと思ったのには訳がある。

当ホームページの記事を前から読んでくれている方なら知っていると思うが、私が現在愛用しているリールは、DAIWAのイグジスト、セルテートで、サブがSIMANOのツインパワー(昔はステラも使っていた)。

これらのリールの性能については、シーバスを狙う上では十分な性能だと思っているのだが、1つだけ昔から困っている事があった。

それは何かというと、上記のリールはもちろん、日本製の上位モデルのリールは初期性能は物凄く良いのだが、私の様なハードな釣行が多く、なおかつ、ガサツな人間にとっては、初期性能よりも、多少荒っぽい使い方をしても一定以上の性能を維持してくれるリールの方が有難いのだ。

本来なら毎回釣りから帰って来た時に、しっかり塩や砂を落として、綺麗に洗って、定期的にメンテンナスしていれば、多少荒っぽい使い方をしても、これらのリールの性能は結構な期間維持出来るのだが、正直言って私には無理。

昼間は仕事やら家族サービスで時間をとられ、釣りに行けるのはほぼ夜間のみ。夕飯も食わずに、すぐに釣りに出掛ける日がほとんどだ。

そして、深夜にヘトヘトになって帰宅して、遅い夕飯を食って、シャワーを浴びたらもう夜中の2時、3時。次の日の朝には朝から会議が入っているなんてこともしょっちゅうなので、釣りから帰ったらリールを洗うとか、休日にゆっくりリールのメンテナンスをするなどという時間は、全くもって取れない。釣り道具よりも、自分の心身の健康維持の方が優先事項だ。

そんな生活をしていると、どんな高性能なリールでも、すぐにジャリジャリいい出して、ひどい時には、ある日突然ハンドルが回らなくなってしまったりする。

それでも、今までは上記のリールをローテーションしながら使いまわして、オーバーホールに出したりしていたのだが、上位機種のリールは、メンテナンスに出すだけでも万単位の金が飛ぶ。それなら、安いリールを買った方が早い。

私にとってリールは「消耗品」なのだ。そんな訳で、もしもDAISOの700円リールで最低限のクオリティが担保されているなら、不具合が出てきている高性能リールを無理して使うよりも、低性能の新品を使い捨て感覚でバンバン使った方が、余程ストレス無く釣りが出来るのでは無いかと思ったわけである。

・・・という感じで、DAISOの700円リールを試してみたのだが、現在時点の私の感想としては以下のとおり。
①リールのサイズは、ほぼ完璧なベストサイズ
②リールの巻き心地は全く問題なし・・・というか、想像以上にいい感じ(但し、ハンドルノブが小さいので慣れが必要)
③ドラグはかなりヤバイ
④逆転レバーが勝手に、逆転してしまう時がある
・・・という感じで「③」のドラグのクオリティが予想以上に低いのが悩みどころ。ドラグワッシャーを交換すれば何とかなるかもしれないので、コレついては今後の検証課題だ。

④の逆転レバーの動作不良については、どの程度の頻度で発生するのかがまだ分からないし、使い方を工夫すればどうにかなるものなのかは不明なので、これについてももう少し使って試してみようと思う。

なにせ、700円なので初めから期待していなかったぶん、ドラグ以外の機能が意外とマシだったので、もう少しドラグを何とかしてみたいと思っている。


⬛今回試用してみた「ダイソー(DAISO)」のメジャーステッカーの感想

当ホームページの常連さんなら、よくご存じだと思うが、私のシーバスフィッシングは、ほぼ9割がたウェーディングスタイルでの釣りだ。

ウェーディングでの釣りには、色々なノウハウがあるのだが、昔からの大きな悩み事としては、ランディングの難しさと、釣った魚の計測の難しさが挙げられる。

ランディングについては、フィッシュグリップが登場したことで、革命的にランディングし易くなったのだが、ウェーディング用のランディングネットも使えば、ほぼこの問題は解決できる。

ただ、いかんともし難いのが「釣った魚の計測」だ。ウェーディングで魚が釣れた時は、片手でロッドを持ち、もう片方の手では魚を持っているので、メジャーを持つ手が存在しない。人間には手は2本しか無いのだ。

仮に、ロッドを脇に抱えたり、背中に挿したりしたとしても、腰まで水に浸かっている状態では、釣った魚を地面において真っ直ぐ伸ばす事も出来ないので、私の様に、ほぼ9割がた単独釣行で釣りに行く人間に出来る事は、少しでも正確に手尺が出来るようになる事くらいだ。

手尺も練習すると、プラスマイナス1cmくらいの誤差で計測出来るようになるのだが、ちゃんと地面に置いて、魚を真っすぐに伸ばしてメジャーで計測する場合と比べると、やはり精度は落ちるし、何よりも説得力に欠ける。

これは、私のようにホームページやSNSで情報発信するような人間にとっては、長年の悩み事でもあった。そんな中、これまたダイソー(DAISO)をブラブラ探索していたら、シールタイプのメジャーを発見したので、コレをロッドに貼り付けておけば、ロッドに沿って魚をぶら下げれば、ウェーディング中でも魚を計測出来るのでは無いかと思い、それを試してみる事にしたのだった。

・・・という事なのだが、上の写真をご覧頂ければ分かるとおり、腰まで水に浸かった状態で、リールが水没しない高さまで、ロッドを持ちあげて魚を計測する場合、魚は自分の目線の高さよりも上まで、片手で持ち上げなければ成らない。

私の場合、魚のサイズが気になるのは、80cm以上のサイズの魚だけなので、そのサイズの魚を、自分の目線の高さよりも上に、片手で持ち上げるのは、ほぼ不可能である事に、実際にやってみて気づいた😅

ちなみに、上の写真は、60cmクラスのシーバスだが、それでもかなり苦労したし、たとえ持ち上げられたとしても、暴れるシーバスを正確に計測するのは、まず不可能だ。これなら手尺の方が、よほど正確だ(-_-)

特に、今の時期は、産卵前の荒食いの季節なので、シーバスもMAXレベルに太っている。そんな時期のランカーシーバスをこの手法で計測するのは、余程背が高くて、プロレスラー並みの腕力がある方で無いと無理だろう。

・・・ということで、現在時点の私の感想としては以下のとおり。
①ウェーディング状態で魚を片手で高く持ち上げるのは普通の腕力の人間には無理
②円柱状のロッドにステッカーをピッタリ貼るのはまず無理(上からテープで巻くか、接着剤で接着するしかない)
③ロッドが濡れるとメジャーステッカーはすぐに剝がれて来る
④上記①~③を解決したとしても、暴れる魚を正確かつ迅速に計測するのは困難(キープ前提でシメてしまわない限り無理)

あと出来る事としては、ロッドに魚をぶら下げる為のフックをくっ付けて、ロッドにメジャーを刻印してしまうくらいだろうか・・・😅


⬛今回シーバスが釣れたピンスポットは、ズバリここだ!!

今回、取材に訪れたポイントは、上で示したとおり「富津岬」なのだが、ひと口に「富津岬」と言っても、めちゃくちゃ広いので、どこにルアーを投げたらいいのか分からないだろう。

どんなポイントでもそうなのだが、魚がよく釣れる場所というのは、極めて限られている。そのことは、実際に海に潜ってみるとよく分かる。

広い海の、ほとんど場所にはシーバスどころか、小魚1匹おらず、魚自体が全く居ない。釣り師にとっては、恐ろしい話だが、それが海の現実なのだ。

ということで、今回の富津岬もご多分に漏れず、よく釣れる場所というのは限られたスポットだ。ただ、それらのポイントに実際に訪れて、いろいろ探索してみると、何故そこがよく釣れるのかが分かる。

基本的には「地形変化」があって「潮通しが良い」場所だ。今回のポイントは、まさにそんな感じの場所の典型例。詳しくは、当ホームページで過去に掲載した下記の記事で解説しているので、ここに行ってみようと思った方は、ご参考にどうぞ。

★千葉県「富津岬」攻略の旅(良型ヒット動画有り!!)

一応、上記の記事で掲載した、ポイントの詳細解説図も下に再掲しておこう。この図は2017年11月時点のものなのだが、先日ここに訪れて、色々探索してみた結果、ほとんど地形は変わっていなかったので、現時点でも、ほぼこの図のとおりだと思って頂いて大丈夫なので、是非ご参考にどうぞ✋

この時の取材でシーバスが釣れた場所は、下の図で示した「①、②」の2か所なのだが、毎年、これら2か所の周辺でシーバスが釣れるので、この2か所は頭に入れておくと、きっといい思いが出来ると思う。

ちなみに、今回良型シーバスをゲットしたのは「②」。「①」は、大潮の低潮位時には、ほとんど干出してしまうので、比較的潮位が高い時間帯によく釣れるのだが「②」は、干潟の浅瀬が途切れる場所で、カケ上がりになっている場所なので、潮位が低くなっても魚が残っている事が多い。

ちなみに、この「②」の辺りには「杭」が立っているので、その杭を目印にして、杭の左右のラインを中心に狙うのが基本だが、ド干潮前後の潮流が遅い時間帯になってくると、魚の数が減ってくる上に、魚が結構広い範囲に散らばって散在し始めるので「杭」周りだけでなく、「杭」のラインの手前でカニ歩きしながらキャストして、左右の広い範囲を探ると、残っているシーバスをポツポツ拾い釣りできるので、苦戦した時は、それを試してみるといいだろう。

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