TRUTH48:釣りに行ける時間帯を時合に変える未公開メソッド大公開!!(その1:理論編)ゴルゴ横山式「ド干潮潮止り爆釣ポイント開拓理論」

 

 

 

 

今回の記事は「The Truth of Seabass ザ・トゥルース・オブ・シーバス」コーナーの記事です。


突然だが、皆さん釣り雑誌はよく読まれるだろうか?

また、このホームページも含め、今やインターネットには星の数ほど釣りに関する情報が溢れ、必釣メソッドのようなものや、様々なノウハウが掲載されている。

私としては釣りというものは「ポイントと時合が8割、その他が2割」だと持っている。どんな素晴らしい道具やルアーを使っても、あまり釣れないポイントでいくら釣りをしても魚はあまり釣れないし、どんな実績の高いポイントで、高い道具を使って釣りをしても時合を外せばボウズを食らう。それが釣りというものだ。

釣り具メーカーさんには怒られそうだが、それは断言出来る。では、同じ釣り場条件なら、良い道具を使ったほうがよく釣れるのかというとそれも怪しい。道具というものは、それを単に使えば良いというものではなく「使いこなす」ことで、初めてその道具の本来の性能が引き出される事が多い。

ということで「同じ釣り場条件なら、良い道具を使っている人間がよく釣れる」のではなく「同じ釣り場条件なら、良い道具を使いこなせる人間のほうがよく釣れる」が真実であり、使いこなせる人間は、そうでない人間には見えない世界が見えることも、また真実であると断言できる。

・・・と、ちょっと前フリが長くなってしまったが、今回は「”ポイントと時合”が8割、”その他”が2割」の「その他」の方ではなく「ポイントと時合」についてのノウハウについて書かせていただこうと思う。

どんなポイントでも「時合」というものがある。この「時合」については、ザックリではあるが揺ぎ無い定石がある。ある程度釣りをしてきた人間であれば「上げ鼻、下げ鼻等の潮がよく動く時間帯」や「朝夕のマヅメ時」がよく釣れるという事は知っているだろう。

「上げ鼻、下げ鼻等の潮がよく動く時間帯」については「上げ3分、下げ3分」という格言にあるように、タイドグラフを見ればある程度「よく釣れる時間帯」は推測出来る。

最近のタイドグラフのスマホアプリなんかでは、地域ごとに、この「よく釣れる時間帯」の時間を教えてくれるものもある。便利な世の中になったものだ。

しかし「上げ鼻、下げ鼻等の潮がよく動く時間帯」は、ポイントや潮周り、気象条件によって結構異なる事が多く、単純にタイドグラフで「上げ3分、下げ3分」を見て釣り場に行っても、全く潮が動いていなかったということもしょっちゅうある。

実際、その日のピンポイントにおける潮汐流の動きを予測するのはかなり難しく、そのポイントに通い詰めた人間にかなわないのは、そういうピンポイントの情報だ。

また「上げ3分、下げ3分」みたいな話よりももっと大きな話で「大潮の日はよく釣れるが、若潮の日は釣れない」みたいな話もよく聞く。これも、突っ込みどころは沢山あるものの、まぁ、ある程度真実と言っていいだろう。

しかし「上げ鼻、下げ鼻等の潮がよく動く時間帯」や「大潮の日」がよく釣れるという事が真実だとしても、私のような家族持ちのサラリーマンは、魚の動きに合わせて生活をしている訳ではない。

深夜残業で夜中に帰宅した次の日の朝マヅメなんかに起きることは不可能だし、平日の大潮の日に有給休暇が取れるとは限らない、例え良いタイミングで休みが取れても、奥さんの機嫌が悪ければ、釣りに行くなどと恐ろしくて口には出来ない。

私たちは釣りだけで食って行っている訳はなく、釣りに行くには様々な障害を乗り越える必要があり、アマチュア釣り師たるもの、釣れる時間に釣りに行ける訳ではないのだ。

つまり「釣れるタイミング」を教えてくれても、悔しいだけで、何の役にも立たない事の方がむしろ多いのでは無かろうか。釣れるタイミングや爆釣情報を教えてくれるよりも、子供の世話をしてくれた方がよほど嬉しい。

そんな私も、家族持ちのサラリーマンという立場の釣り師なのだが、それに加えて長年、釣り雑誌や釣り新聞の連載コーナーで執筆してきたという恐ろしい経験がある。今考えてみると、よく続けられたものである。

ただでさえ「釣れるタイミング」で釣りに行けないのに、記事の締め切りまでに魚を釣らなければならないという義務があったため、この「釣れるタイミングで釣りに行けない」事や「爆釣情報が出ているのに釣りに行けない」みたいな事に、どうやったら対処できるかは、かなり真剣に考えてきた。

「爆釣情報が出ているのに釣りに行けない」事については、ライフスタイル的に、もうどうしようもないので「他人の情報はあてにせず、自分で考えるスタイル」を構築するしかなく、それが今の私の ” ヘソ曲がり開拓型スタイル ” のベースになっている。

そして「釣れるタイミングで釣りに行けない」については、これもどうしようも無い。しかし、それでも釣りライターたるもの。締め切り日までに魚は釣らねばならないので、どうしたかというと「釣りに行ける時間を時合に変えるノウハウ」をあの手この手で編み出したのである。

今回は、その一端を解説してみようと思う。題して「秘技!ド干潮爆釣ポイント開拓理論」だ。

それでは早速Go Go!!


⬛ゴルゴ横山式「ド干潮爆釣ポイント開拓理論」~ ”段差流” に注目!!~

早速だが、皆さん「ド干潮潮止まり」の時間帯で釣りをするだろうか?ド干潮からの上げ鼻を狙うならともかく、敢えて「ド干潮潮止まり」の時間を狙う方はほとんど居ないのではなかろうか。

私も昔はそうだった。何故「ド干潮潮止まり」の時間を狙いたくないのかというと、文字通り「潮が止まってしまうから」である。スズキに限らず、魚というものは「流れ」に付く習性がある。

私は以前、河川内のポイント開拓をするために「魚道」について、かなり色々な研究/設計関連の資料を読み漁った事があるのだが、魚道の設計で最も重要なポイントの1つに「流れ」の設計がある。

最近の河川内の堰には魚道が設置されている事が多いのだが、それらの堰をよく見ると、素人目にも魚道とハッキリ分かる水路の他に、何だかよく分からない魚道のような水路がすぐ近くに併設されている事がある。「呼び水水路」と言われている水路だ。

魚というものは「強い流れ」の方に集まる習性がある事が知られており、魚道の入り口以外の場所に、魚道よりも強い流れが発生していると、魚たちは、強い流れの方に集まってしまい、魚道の入り口にたどり着けなくなってしまう為、上流に向かって遡上する魚達を魚道の入り口の方に上手く呼び寄せるために、魚道の近くに「呼び水水路」という、もう一つの水路を作る事がある。

「呼び水水路」とは、その名の通り「魚を呼び込む為のオトリ」のような機能を果たす水路ともいえる。

また、魚道の手前の堰下で強い還流(グルグル円形に回る流れ)が発生してしまうと、魚たちはその強い流れに引き寄せられて、グルグル回る流れから抜け出せなくなるため「呼び水水路」を設置することで、還流にハマった魚たちを、魚道の入り口に誘導することがある。

まぁ、そんな「呼び水水路」みたいな水路を追加するくらいなら、初めから魚道以外の場所に強い流れが発生しないように、ちゃんと設計しておけばいいのではないかとも思うが、色々な事情で、魚の遡上経路とは異なる位置に魚道を設置せざるを得ない場合というものがあるらしく(あとは、ただの設計ミスの場合もある)、そういう場合に「呼び水水路」を魚道下流端に魚を誘導するために設置するらしい。

ちなみに、呼び水の流速は魚道流速の 2 倍以上が無いと、うまく機能しないらしい。「呼び水路」の流速が遅い場合には魚の誘導効果が低下するだけでなく、呼び水水路内に魚が間違って入ってしまう事があるため、水路の下流端に落差を設けて、魚が迷い込むのを防止する工夫が必要とのことだ。

・・・と、なんだか魚道の解説記事になってしまったが、要するに魚という生き物は「より強い流れの方に集まってしまう」という性質があるという事は、魚道設計の世界では常識的な話だという事を頭に置いておいて欲しい。

釣りの世界では「潮通しが良い場所はよく釣れる」と言われるが、これも上記の魚の「より強い流れの方に集まってしまう」という性質に起因したものなのだろう。私自身は、この性質はスズキにも当てはまると考えている。

ここで重要なのは、魚が好きなのは「強い流れ」であり、その流れの原因が何かは関係ないという事だ。つまり「強い流れ」は「潮汐流」である必要は無いということである。

では「潮汐流」以外に、流れを発生させるものは何だろう?

「風」?確かに「吹送流」というものがあり、風も確かに流れを引き起こす。しかし「吹送流」の流速は、一般に風速の2〜4%程度で、それほど早い流れを作り出す訳でも無いうえ、そもそもどんな強さの風が、どの方向から吹くかは、日々コロコロ変わるので、事前に釣れるポイントを推測する為の情報としては使いずらい。

では「潮汐」「風」の他に、流れを作るモノは無いだろうか?

そこで私が注目したのが「段差」である。当たり前だが、水というものは高いところから低い方へ流れる。この「高低差」によって生じる流れを、私自身は勝手に「段差流」と呼んでいる。

試しに「段差流」というワードでググってみたが、何も出てこなかったので、恐らくそういう言葉は無いのだろう。あまりにも当たり前の「流れ」なので、特別なネーミングは無いのかもしれない。

ちなみに「川」というものは、山から海に注ぎ出すという意味では、まさに巨大な「段差流」とも言える。川の上流の渓流なんかを見れば分かる通り、潮汐や風なんぞ無くても「段差」は、かなり強い流れを生み出すことが分かるだろう。これを、ポイント開拓に応用するのである。

つまり、潮が止まっても「段差」がある場所には「強い流れ」が生じるのである。そして「段差」は干潟、岩礁帯、サーフ・・・と、かなり色々な場所にある。

【まとめ】
①魚というものは「強い流れ」に、より多く付く

②水は高い場所から、低い場所に流れる。この流れが「段差流」。

私自身は、この「段差流」について語っている記事を過去1度も見たことがない。では、この「段差流」を、シーバスポイント開拓に具体的にどうやって活用するのだろうか。以下、その点について解説してみよう。

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