この記事は「爆釣立ち位置クイズ!5:河川下流部」の「正解&詳細解説」です。
下に、実際に私自身がここで釣りをした時の動画も掲載してある。今回は、何とか60クラスをゲットすることに成功した(笑)
■今回のセミナーの重要ポイント
今回のセミナーのポイントは釣りをした時間帯である。時期的には「バチ抜け」ハイシーズンなので、バチ抜けを狙いたいところだが、ここで釣りが出来るのは「下げ鼻」まで。
つまり、バチが抜け始める可能性が高い、下げ潮が動き出す時間には釣りをやめなければならないという、非常にもったいない状況ということだ。
しかし、家庭持ちのサラリーマンたるもの、いつもいつも理想の時間帯に釣りに行けるとは限らない。「時合に合わせて釣りに行く」のではなく「釣りに行ける時間帯を時合に変えるノウハウ」が非常に重要になる。
まぁ「時合に変える」というのは、ちょっと格好をつけ過ぎだが、どんな条件でも釣りに行ける時間帯に何とか1匹を引っ張り出せるノウハウというものが、私達のような釣り師にはとても重要になる。
そんなことを考えつつ、再度先日「立ち位置クイズ」で掲載したポイント写真を見返してみよう。
(※出典:Yahoo地図)
この写真を隅から隅までじっくり見なくとも、まず誰でも気になるのは「中洲」と「水門」だろう。上の地図画像は「Yahoo地図」のものだが、私が見た限りでは「Yahoo地図」は「Google Map」に比べ「低潮位」時の画像が多い。
上記の地図画像には、中洲の間の深みの筋や、水門からの水路の深みの筋が、かなりハッキリ写っているので、大潮の干潮時に近い、かなり潮位が低い時の画像と考えられる。ちなみに、この時期の東京湾の大河川河口部は大潮干潮時には潮位0㎝位まで下がる事が多く、マイナス潮位になる日もある。
ここで、再度当日のタイドグラフを見てみると、釣りが出来た時間帯の潮位は170㎝前後で、仮に大潮干潮時の潮位が0㎝だとすると、身長が170㎝くらいの人間でも、水面から頭が出ないので、とても沖までウェーディングなど出来るような潮位では無いことが推測できる。
ということで、最初に気になった「中洲」の沖側を攻めるのはまず不可能と考えた方がよく、基本的には「水門」周辺と、そこから伸びる深みの筋を狙うのがメインということになる。他に可能性がある場所としては、小さな流れ込み周辺や、陸続きの葦原の角辺りだろう。
ただ、この日は「ド満潮潮止まり」周辺での釣りが中心となる為、あまり明確な「潮目」が出来ていない可能性があるため「陸続きの葦原の角」が良いかどうかは、実際にポイントに行ってみて潮目の有無を確かめてからということになるだろう。
ということで、最悪潮が全く動かず「潮目」もなんにも確認出来ない状況だった場合は「水門」や「流れ込み」が最もカタイポイントとなる可能性が高い。もちろん、過去には潮止まり前後や潮止まりの時間帯にデカイ魚がドカン!と出たこともあるので、一概に他のスポットがダメとは言い切れないが、確率論としては、ある程度明確な地形変化/カケ上がりがある、「水門」や「流れ込み」周辺に付いている魚を狙うのがカタイ線だ。
では以下、当日私が実際にスズキを釣っている動画を掲載しつつ、このポイント及び周辺のポイントや立ち位置、ヒットスポットについての更に詳しい解説を書いてみよう。
それではGO!GO!!
■このポイントはズバリここだ!!
今回のセミナーポイントは、下の地図で示した辺り。