この記事は「The Truth of Seabas ザ・トゥルース・オブ・シーバス」コーナーの「TRUTH24 ミスバイトとバラシの真実ーその1:バチ抜け対策ロッドは存在しない!」の続きだが、ちょっと期間があいてしまったので、既に前回の内容を覚えていない方も多いかと思う。まだお読みでない方は、今すぐ下のリンクボタンをクリック!
TRUTH24「ミスバイトとバラシの真実ーその1:バチ抜け対策ロッドは存在しない!」
さて、前回の記事の最後で、私は以下のようなことを書いた。
ここまでお読みになった方は、ミスバイトについてかなりご理解頂けていると思うが、実は上記の内容には、一部誤解を招く部分があったことに気づいた。どこが誤解を招く部分かというと「『バイトをはじく』のは「竿』ではなく『ルアーの抵抗力』と『ラインテンション』である」という部分である。
先日、私は下記のような別の記事を書いた。
TRUTH25「重いルアーほど吸い込まれにくい理由(その1)」
TRUTH26「重いルアーほど吸い込まれにくい理由(その2)」
この記事の中で、スズキがルアーにバイトする前の、リトリーブ中のルアーに掛かる力には「浮力、重力、揚力、ラインテンション、水の抵抗力」の5種類あると解説した。
つまり「『バイトをはじく』のは「竿』ではなく『ルアーの抵抗力』と『ラインテンション』である」という文章では「浮力、重力、揚力、水の抵抗力」をひっくるめて「ルアーの抵抗力」とひと言でまとめて書いている。
実は、今回の記事の前に、上記の2つの記事を先に書いたのは、この「ルアーにかかる力」の部分の理解が曖昧な気がしたので、再度ちゃんと考え直してみた上で、今回の記事を書きたいと思ったからでもある。
以上を前提に、ここから更にミスバイトについて深堀してみよう。ミスバイトには、まだまだ驚くべき真実が隠されている。そこから真のミスバイト対策が見えてくる。
■ミスバイトが起こる4つの理由
ミスバイトの理由は至って簡単。「ルアーに魚が食いついてきても針が魚にちゃんと刺さらないから」だ。深堀りすると言った割に、いきなりザックリとした話になってしまって、椅子から落っこちそうになった方が居るかもしれないがご安心を。話はここからだ。
では、スズキの口に、針が刺さらない原因はなんだろう?