TRUTH26「重いルアーほど吸い込まれにくい理由(その2)」

 

 

 

 

この記事は「The Truth of Seabas ザ・トゥルース・オブ・シーバス」コーナーの、下記の記事の続編です。

TRUTH25「重いルアーほど吸い込まれにくい理由(その1)」


前回は「サスペンドタイプのルアーは、本当に吸い込まれ易いのか?」という疑問に答えるための前段階の作業として、リトリーブ中のルアーにはどんな力が加わっているのかについて考察を行い、果てしない無駄話を経て「浮力、重力、揚力、ラインテンション力、水の抵抗力、スズキの吸引力」の「6つの力」に注目すれば良いという所までたどり着いた。

今回は、より具体的に、タックルハウスの「KTLM」を念頭におきつつ「重いルアーほど吸い込まれにくい理由」について、より詳細な解説を書いてみようと思う。


■ルアーをリトリーブしている最中の力の分解(バイト前)

ルアーに掛かる力や、スズキの吸引力の影響は、実際は「ルアーの形状」と「水中姿勢」によって変わってくる。また「ルアーの形状」と「水中姿勢」は、ルアーにより千差万別なので、ここではとりあえず「TKLM:Tuned K-TENっぽいルアー」について考えてみようと思う。

まずは「TKLM:Tuned K-TEN、9㎝フローティング」の水中姿勢を見てみよう。

一般に、ルアーの水中遊泳姿勢は、ルアーとラインの角度やラインテンションにより、変わってくるが、ここでは上記の映像にあるように「やや頭を下にして泳いでいる状態」について考えてみようと思う。エフテックの「P-3」やH.A.L.の「いなせ」なんかは「お尻を斜め下(頭を斜め上)にして泳いでいる状態」が多くなるルアーだが、そのタイプについてはまた後で考察する。

個人的な現場実感では、この遊泳状態は、ミノータイプのルアーの結構一般的な状態で、下記の考察内容もある程度汎用性がある内容だと思う。ちなみに「やや頭を下にして泳いでいる状態」というのは、専門的に言うと、流れの向きに対して「負の仰角」がある状態という。

この状態で、上記の6つの力を「水平方向」と「垂直方向」に分解して図示したものが下の図。ちょっとややこしい図になってきたが、こうやって、力を分解して考えたほうがいろいろ考えやすくなるので、いましばらくご辛抱を。

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