そろそろスズキ達の河川内への遡上も活発になり始めた。ところで皆さん、川にも3種類あるのって考えたことあるだろうか?
雑誌なんかでは、6月の初夏の時期くらいからリバーシーバス関連の記事が多くなり始める。しかし、最近はスズキの記事自体が減らされてるから、そういう記事も少ないか・・・と、まぁ、そんな事情は無視して、何故6月の初夏の時期くらいからリバーシーバスの記事が多くなるのだろう?
それは、取材をしてから記事になるまで1ヶ月はかかるからだ。私の場合、締め切りどころか、印刷に間に合うギリギリの時期に入稿することが多かったので、1ヶ月もかかっていない事が多かったが、普通は、6月の初夏の記事の取材は4~5月にやっている。つまり、今の時期は既にリバーシーバスのシーズンに入っていると考えていい。私の過去の実績でもそうだ。
ただ、川の種類によっては、もっと早くシーズンインする川もあれば、まだシーズンインしていない川もある。それは、川の種類にもよる。では、その「川の種類」とはどんな種類があるのだろうか。
ところで、先日私は「ゴルゴ横山のしくじり先生」コーナーで、川での失敗談とその原因探求記事を掲載した。
上記の記事をご覧いただくと少し想像つくかもしれないが、私は川にも3種類あると思っている。これについては、今まで雑誌でもちゃんと書いたことは無かったと思う。その3種類とは以下の通りだ。
2.山型河川
3.田畑型河川
★1番目の「都市型河川」とは、東京の隅田川なんかに代表される、街中を流れる河川だ。途中には運河が接続されていたり、生活排水や工業廃水が流れ込んでいる。スズキはかなり上流まで遡上する。
(※隅田川:画像出典 Google Map)
★2番目の「山型河川」とは、神奈川県湯河原の千歳川や、小田原の早川みたいな、背後の山からいきなり流れてくる河川。川沿いには、民家や旅館などは点在するものの、比較的河口まで水質が綺麗な川が多く、海のすぐ近くまでアユ釣りが出来るような川が多い。流域は、河口近くまで大きな石がゴロゴロしていて、起伏も険しい。河口からすぐに上が急流になっていて、スズキはほとんど遡上しない。
(※早川:画像出典 Google Map)
3番目の「田畑型河川」は「山型河川」と異なり、平野部(いわゆる扇状地)に多く、流域には田んぼや畑がずーっと続くような川。九十九里エリアの栗山川や茨城県の那賀川なんかもそれに近い。田畑の水量調整や海水進入を防ぐために、流域には堰が多い。スズキは堰が開いていれば、かなり上流まで遡上する。
(※栗山川:画像出典 Google Map)
細かく考えれば、もっと多くの種類に分類可能だが、あまり細かく分類しても分かり難くなる。これら3種類の川は、それぞれ「狙うべきポイント」や「雨の影響」「ベイト」・・・etc.の特性が異なる。まずは、これら3種類の川でスズキを狙う時の注意点や重視ポイントを頭に入れておくことが基本だ。皆さんがよく行く川はどれに該当するだろうか。
更に、詳しい解説は下記の「THE TRUTH OF SEABASS」コーナーに掲載してあります。
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