ボッタクリ!?の真実 ~Member’s Contents 購読会費について~

LINEで送る
Facebook にシェア
Pocket

当サイトには、月々の購読会費が必要な「Member’s Contents」コーナーがあるのだが、実はこの購読料の設定については、正直かなり悩んだ。このサイトのポリシーの1つに「嘘はつかない」というのがる。ここでは、正直に今の私の気持ちをお伝えしようと思う。

当サイトのオープンに向け、購読料について事前に何人かの知人に意見を聞いたところ、大体300円/月というのが1つのラインとして浮かび上がってきた。つまり、300円を超えると急に登録者数が減るだろうという意見であった。

最近はWEB上に、有料サイトや有料サービスみたいなものが色々 増えてきており、それらの料金設定を見てみると、確かに300円というのは1つの区切りだ。私自身も、300円を超えると、少し躊躇したくなる気持ちがわいてくる。洋服屋で、敢えて2000円とせずに1980円としている場合が多くみられるのも、そういう消費者心理を突いているのだろう。

最近は、釣り雑誌も1000円を超えるものも出てきているが、皆さん雑誌の記事は隅々まで全て読んでいるのだろうか。確かに、100ページを超える記事が満載の雑誌などは、多くの情報が詰まっており、コスパが良いようにも思うが、実際は限られたページやコーナーだけを読むために、1000円を超えるお金を支払っているのではないだろうか?少なくとも私はそうだった。特に、釣りの経験が増すほど、読むページは減って行った。ならば、その時の自分の興味に合わせて、読みたい記事だけを自分で選んで買えた方が、よりリーズナブルなのではないだろうか?

また、有料サイトの多くは、読者の皆さんからの購読料や会費以外に「広告収入」というものがある。これは大きい。私のサイトについても、公開前に知り合いのメーカーさんから、広告を入れられないかという有難い問い合わせを頂いた。私としてもお金は嫌いでは無いので、かなり悩んだのだが、やはり安易に広告を受けてしまうと、自由な記事が書けなくなる可能性が出てくる。

当サイトの「九死に一生」コーナーでは、現在「痔」の話が連載中だが、こんな記事を載せているサイトに何処のメーカーが広告を出したいと思うだろうか。しかし、この連載は最後まで書き切るつもりだ。

九死に一生

まぁ、広告主の意向など無視して、好き勝手に書くという手もあるが、生真面目な私としては気が引ける。となると、自由に記事を書く為にも、広告を受けるには、熟慮が必要になる。広告を受けるにしても事前にちゃんと広告を受ける際の条件を明確にする必要がある。正直なところ、まだそこまで頭が回っていないというのが現状だ。

広告収入をメインにすれば、購読料無料化も夢では無いと思うが、上記の様に要らぬ気遣いが増加する。当然、全て無料にすれば、各ページの閲覧数やサイト来訪数は、劇的に増加するだろう。しかし、当サイトは有料のソフトやシステムも一部使っており、今のところそれらは全て私が自腹で払っている。さすがに、今後もずっとそれを払い続けるのは辛い。また、このサイトを作っている途中で知ったのだが、他にも有用な有料ソフトやシステムがあり、それらを導入できれば、このサイトの使い勝手やコンテンツをもっと素晴らしいものにアップグレード出来る。そんな運営上の事情も考えると、やはり何らかの形でサイト収入は欲しい。

そこで、購読料を設定しようとすると300円というラインが見えてくる。ならば、何故当サイトには「500円/月」という、300円ラインを大きく上回るコーナーがあるのだろう。

実は、私としても全部まとめて「300円/月」だけの方が管理ははるかに楽だし、その方が遥かに購読者が多くなるだろうと思っている。しかし、オープンに向けてある程度記事を書き溜めていたある日、ここでまた小心者の私の頭に一つの不安が浮かんだ。

「こんな記事、大っぴらに広まったらマズいのではないか?」

と。そんなに不安なら書かなければいいのではないかとも思ったが、そんな事ばかり考えて当たり障りの無い記事ばかり書いていたら、面白くも何とも無い記事ばかりになってしまう。ネットだから出来る事を目指して来たのに、それでは苦労して自分のホームページを作った意味が無くなってしまう。大人らしい配慮をし、当たり障りの無い記事を量産するなら、管理が面倒で、読者の皆さんから嫌われる購読料など設定せずに、広告を取った方がいい。このサイトの読者には、私の友人も多い。

ということで、私は時には広告主から嫌われる記事も自由に書くために、読者の皆さんからのサポートに賭けることにしたのである。但し、別に広告を入れる気が無いわけでは無いので、今後もし広告が当サイトに現れた時は、その企業は、当サイトに広告を出稿するリスクを受け入れた勇気のある企業だと思って頂いていい。

ここで、まだ「何故、当サイトの有料コーナーは全て300円/月ではなく、500円/月のコーナーがあるのか?」の答えをハッキリ書いていないが、その答えは「多くの方に読まれるのが怖い記事があるから」。500円にすれば、読者層はかなり限られるはずだ。それが現状のどのコーナーを指しているかは、皆さんも何となく分かるだろう(笑)しかし、そのコーナー1つ加えただけで300円がいきなり500円になるのもちょっと酷過ぎる。それではボッタクリサイトだ。500円というのが、いかに大きなハードルで、読者の皆さんの大切なおこずかいからの出費を強いているのかは、私も重々承知している。そこで、私の専門であるシーバスに関する最もディープな論説を掲載する「The Truth Of Seabass」コーナーを、そこに追加したのである。

私は以前、月刊誌で6ページのカラー連載コーナーを執筆していたことがあるが、雑誌のカラー連載コーナーというのは、その雑誌の「顔」でもあり、一定以上のクオリティが求められるものである。このサイトの 「 The Truth Of Seabass 」  コーナーで提供する記事は、中にはその時と似たテーマの内容が含まれるかもしれないが、全てこのサイト用に新たに書き起こしたものばかりで、当時の6ページ連載を遥かに超える文字数・情報量を1ヶ月間で提供するつもりだ。また、その内容・クオリティについては、過去の私の連載を読んでいた方なら、ある程度ご想像頂けるのではなかろうか。私の物書きとしての腕が鈍っていなければ、あの程度のクオリティはご提供できるはずだ。

以上の意図の基、誠に僭越ながら、有料コーナーは当面「月300円のマニアックメンバー限定」と「月500円のスーパーマニアックメンバー限定」の2コーナーとさせて頂いた。別に、有料コーナーでぼったくって、高級外車を乗り回そうなどとは思っていない。車は必要だが、今使っている国産ファミリーカーで釣りをするには十分だし、食うのにも今のところ困ってはいない。

当然、購読料というのは、義務ではないので、私の記事に興味なければ支払う必要は無い。しかし、このサイトを安定的に存続させ、より素晴らしいものにアップグレードしてゆくには、私個人の力だけでは厳しいものがある。全ては、私の記事執筆に対する努力次第だが、もし上記の主旨にご賛同頂けて、おこずかいが許せば、是非購読会員になって欲しい。

今の日本で、一介のフィッシングライターが自分で自分のサイトを作り、そこで自分の記事を売るというビジネスモデルに挑戦した人間はいらっしゃるだろうか。これはフィッシングライターとしての挑戦でもある。日本には素晴らしいフィッシングライターの方々がいっぱいいるが、いろいろな制約に縛られ、本来の力を発揮できていない面もあるのではないだろうか。「最近の記事は面白くない」という声もたまに聞こえてくるが、それはライターの責任でもあるが、ライターだけの責任でもない気がする。

はじめに「その時の自分の興味に合わせて、読みたい記事だけを自分で選んで買えた方が、よりリーズナブルなのではないだろうか?」と書いたが、もしこのサイトがある程度の読者数を獲得できたとしたら、ライターの皆さんも是非、このサイトをパクって真似してみて欲しい。

そうやって、様々な個性の記事を選んで購読出来るようになることで、このサイトの読者は減るかもしれないが、読者としては選択肢の幅が広がることになる。特に、マニアの方々にとっては、自分の興味のある記事にだけお金を払う事が出来るようになれば、より無駄の無いおこずかいの使い方が出来るようになるのではないだろうか。

そして、そういう個性的なサイトが増えることで、WEB以外のメディアもそれをヒントに、より面白いコンテンツや記事の開発が出来るかもしれない。私は今でも釣り雑誌の愛読者である。それはイチ読者としての私の願いでもある。

以上、長々書かせて頂いたが、ここまで読んで頂けた事に、心から感謝したい。

誠に僭越ながら、このサイトへの購読料は、このサイトをより素晴らしいものにアップグレードさせ、更には、ゴルゴ横山に記事を書かせる為のカンパの様なものだといっていいかもしれない。私も今までのライター経験やスキルを全て、ここに投入することをお約束する。

みんなでこの挑戦に参加し、最高の大人の遊び場を作りましょう!
ライターの方で、サイト作りのノウハウを知りたい方がもし居たら、是非このサイトを参考にしてみて欲しい。

それが、この業界をより面白く、刺激的なものに変えてゆく力になると信じている。
皆さんはその目撃者になるかもしれない。

 

LINEで送る
Facebook にシェア
Pocket